χの悲劇 (講談社ノベルス)<森博嗣>読了。
推理小説いうよりもはや近未来サスペンス小説。作者の小説はキャラクターが立っていて面白い。実に、アルアル感がリアルなのだ。ただ、近未来にしてはそれぞれの細かい時代設定の考証が甘いのでSF小説とは言い難い。むしろ、Gシリーズの外伝のようだ。身体の不完全性に身悶えたり、脳のUploadを暗示していたり、潜んでいるテーマとしては先端的で面白いものを扱っているがハードSFではない。小説としての文学性は低い、思考にストーリーがついているだけ、なのだがそこが実に理工的で興味深くはある。これ、とっつきやすいジュブナイルにしたら売れるのになあ...作者はやはり固いんだよなあ。
一気に読んでしまったのは事実だ。昔、人気のあったキャラクターが再び登場するのは懐かしいし、その後のアナザーストーリーっぽくて昔の読者を再び呼び戻すのではなかろうか。
最初、Xの悲劇のオマージュ作品か、とも思ったのだが、どこらあたりがオマージュなのかわからない。ただ、私が中学生の頃、最初にハマって読んだのは「Xの悲劇」<エラリー・クイーン>だったので、そういう意味では個人的に嬉しいオマージュだ。
常日頃の備忘録。どこかに行ったり、食べたり、本を読んだり、友と語らったり、映画を観たりしてインスパイヤーされたことなどを綴っていく個人的感想集です。タイトルは、これまで突っ走ってきたけれどまだ残りの人生があるだけめっけもんということからつけました。
2018年6月19日火曜日
2018年2月1日木曜日
EDMライブのULTRAに小室哲哉が出て欲しい
「Get Wild2014」-QUIT30東京国際フォーラムー TM NETWORK/Youtubeより
それぐらい最新のミュージックシーンについていってる彼だった。何度も何度もアレンジを変えて発表しているところが素晴らしい。ウツのボーカルはどうしても歳で声が痩せてくるから辛いものもあるが、楽器は裏切らない。ただ、このMVは彼の顔が苦渋に満ちておりライブを心から楽しんでいるというより、深い悩みを抱いたままのようで見ていて心苦しいのが残念だ。KEIKOの面倒を見るのは非常に大変だと思うがもっと楽しんでくれ!
これも良い。
TM NETWORK / Get Wild(TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-)/Youtubeより
これも。
TM NETWORK / Get Wild(TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-)/Youtubeより
というわけで、Get Wildの総集編みたいなものがリリースされているらしい。
TM NETWORK / 【特報】33曲すべてGET WILDの30周年記念アルバムを発売!
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