漢検(漢字検定)はテレビのタレントが1級を保持しているとかで結構巷でも有名だし、何よりも学校で団体受験できるので身近な検定ではある。面白かったのでいろいろ調べてみたら各学科揃っているようだ。
・国語→漢字→公益財団法人日本漢字能力検定協会
・数学→算数→公益財団法人日本数学検定協会
・英語→英語→公益財団法人日本英語検定教会
・社会→歴史→歴史能力検定協会
・理科→理科→日本理科検定協会
上の三つは公益財団法人だが下の二つはまだのようだ。ちなみに社会科検定はほぼ壊滅状態だ。社会科だけだと範囲が広すぎるし、政治経済に関しては時節柄微妙な問題になりそうだ。ならば地理検定や地学検定、政治経済検定、倫理社会検定とかあってもいい気がするが、JTB主催の旅行地理検定協会などは結構ビジネス寄りでしらける。
いずれにしろ、この検定取得は受験の時にいくらか評価されるらしいので中学校では取得を薦められるとのことだ。漢字検定はすでに組織が大きいのでいろいろな場所でしょっちゅう行われているが、数検などは個人申し込みの機会が少なく、団体の申し込みをすると隣りの区の塾主催などに割り込みしないと受けられないようだ。塾は応募してきた子供の受験校などを調べて自分の所の合格者に上積みするらしいとも聞いたがどうなんだろう。特に模擬試験を一回受けただけでそうされたりするというのは中学や高校の塾などではよくあると聞いたがきっと本当なのだろう。ただ、これから共通一時テストが廃止されたりしてまた政府が教育改革とかで弄繰り回すから、暗記主体だった塾は方向転換をしなければならず方向性を定めにくいだろう。
漢検のスキャンダルは有名だが、公益財団法人は天下りの腐敗セクターになりやすいだけに金を払う受験者は監視を続けよう。それから、理検のWebサイトはもう少しまともな管理運営をしたほうがいいよ。歴検も同様。滅茶苦茶たくさんいる協会役員にお金を払う前に、Webサイトをまずなんとかしろよ。
歴史能力検定協会の団体構成員
・公益財団法人社会教育協会
協会役員一覧
・日本出版販売株式会社
・株式会社山川出版社
・株式会社東京リーガルマインド
日本理科学検定協会(改め日本理科検定協会)の団体構成員
なんだか日本理科学検定協会の残党っぽくって侘びしいのでカット。
つい最近、日本理科検定協会の試験があったので行ってきたのだが、近くの会場が神奈川県しか用意されていなかった。本部は東京にあるのになぜ神奈川!?しかも、川崎地区と横浜駅前の二つも用意しておきながら東京がないのだ??まあ、それはともかくとして会場に行ったら受験者は一人!!!そう、一人なのだ!!どんだけ不人気なんだ。(追記15/Dec/2015)
さらに去年12月に、日本数学検定協会の検定があって採点結果を待っているのだが、それが届くのが大変遅い。漢字検定も同様なので決して数学検定だけではないことはわかっているが、いったい全体どこが間違っていたのか、つまらないミスをしていたのか、そういったことを判断したいのに次の検定の申し込みギリギリに届くと協会側は言うのだ。申し込む身にもなってくれと言いたい。時間の隙間を見ながらやっているのに、全国に発送しているので仕方がないという口ぶりだ。また、元々個人をあまり相手にしていないようだ。
こんなアナログなことはMOOCに代替できるのではないだろうか。筆記した採点をいちいち送るなんて昭和の時代か!!デイリーでオンライン教育をやり塾のように節目でテストを実施し級を授与しインセンティブを高めていくことができるはずだ。MOOCは新しい協会を自ら立ち上げることでプロジェクトを金詰りにさせることなく継続できるのではないか、とカーン・アカデミーからDonationの催促メールが来ていたのでそう思った。(追記8/Jan/2016)
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