とりあえず、自分自身へのまとめ、も兼ねて、薬局からまたも小冊子をもらったので引用する。
花粉によるアレルギー性結膜炎のはなし
アレルギー読本Q&A
監修:北海道大学病院眼科 客員臨床教授 大野重昭 先生
はじめに
アレルギー性結膜炎のの患者さんはいまやぜんっくで2000万人と推定されており、その大半は、花粉(アレルゲン)が原因のアレルギー性結膜炎(季節性アレルギー性結膜炎)であるといわれています。とりわけ春先に飛ぶスギ花粉によるアレルギー性結膜炎(は毎年非常に多くの人が発症します。早期に完全に治すことは難しく、日常生活に大きな支障をきたします。しかし、花粉を回避しながら薬剤を上手に用いて治療をおこなえば、症状をコントロールすることができます。本冊子では、花粉によるアレルギー性結膜炎の原因や治療、予防などについてQ&A形式でお答えします。
Q1. 季節性アレルギー性結膜炎とはどんな病気?
花粉(アレルゲン)が主な原因で起こる目のアレルギーのことをいいます。
* 花粉(アレルゲン)による目のアレルギー
花粉が目の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れ、毎年、樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返して起こります。原因となる花粉の種類によって発症する季節が決まっているので、季節性アレルギー性結膜炎といわれます。花粉によってスギ花花粉性結膜炎、イネ科・キク科花粉性結膜炎などに分類されています。
Q2. どんな症状がでるの?
目のかゆみや、充血、目のはれなどがでます。
アレルギー性結膜炎の症状で、多くの患者さんを悩ませるのが目のかゆみです。目がかゆいことにより、目をこすってしまうとさらに症状が悪化し、結膜や角膜を傷つけ、目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みがでたりします。その他、涙や目やにが多くでることもあります。見た目には、充血や目のはれ、まぶたの裏にぶつぶつができることもあります。
Q3. どうして起こるの?
アレルギー反応によって起こります。その主役は花粉(アレルゲン)と抗体です。
* 免疫とアレルギー
ヒトは外から異物(たとえば細菌やウイルス)が浸入したり、異常な細胞(ガンの原因になることもある)が発生したりする時に体の中に抗体を作り、異物や異常細胞を排除する免疫という機能をもっています。免疫は本来、生体にとってプラスの働きをするはずなのに、時と場合によってはマイナスの働きをして病気を起こし、ヒトを苦しめます。これがアレルギーです。
* ヒスタミンなどのメディエーターとアレルギー症状
まず
1. 花粉からアレルゲンがでてきて、
2. 結膜に浸入します。そこで
3. 肥満細胞という細胞からヒスタミンなどのメディエーター(アレルギー症状を引き起こす物質)が放出されます。ヒスタミンは
4. 結膜表面に存在する神経を刺激してかゆみを引き起こし、さらに、血管に作用して充血やはれを引き起こしたりします。
アレルギー体質の人は普通の人に比べ、ヒスタミン大して敏感だといわれています。
Q4. 原因となる植物と花粉の飛散時期は?
花粉は風によって飛散し、季節性アレルギー性結膜炎の原因となります。代表的植物はスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどです。
* 花粉の飛散
季節性アレルギー性結膜炎の原因となる植物は約60種類といわれますが、風によって花粉が運ばれるという共通点があります。日本は南北に細長く、土地によって花粉症の原因物質は異なり、花粉の飛散時期もさまざまです。また同じ植物でも北と南の地方では飛散時期が異なります。
* 代表的な原因植物
原因植物は大きく樹木と草花にわけられます。原因として最も多いのがスギによるアレルギー性結膜炎です。スギ花粉は日本列島の南方で2月上旬から飛散しはじめ、気温の上昇にともなって次第に北上して4月の中旬mで続きます。
* 花粉の飛散時期
樹木
スギ :2月~4月中旬
ヒノキ :3月中旬~5月
ハンノキ :3月~5月
シラカンバ:3月中旬~7月
ブナ :3月下旬~6月中旬
マツ :4月中旬~6月中旬
イチョウ :4月中旬~5月
草花
カモガヤ :5月~8月
オオワガエリ:5月~9月
ブタクサ :8月中旬~10月
ヨモギ :9月~10月中旬
カナムグラ :9月~11月
Q5. 自分のアレルゲンを知ることはできるの?
皮膚テストなどいくつかの検査を受けることにより、アレルゲンを知ることができます。
目のかゆみ、充血、目のはれなど症状がでたら眼科医の診察を受けましょう。アレルギー性結膜炎と診断されると、原因となるアレルゲンを性格に把握するため、いくつかの検査を受けることがあります。
* スクラッチテスト
アレルゲンのエキスを腕の皮膚の上に一滴たらして針で引っかき、アレルギーの反応である膨疹(ぼうしん:皮膚が盛り上がるはれ)や発赤(ほっせき:皮膚が赤くはれる)を見て、アレルゲンを確定するってストです。
* 皮内テスト
アレルゲンと疑われる花粉などのエキスを直接皮内に注射して現れる膨疹や発赤を測って、アレルゲンを確定します。
この他、血液検査により調べる方法もあります。
Q6. 治療はどのようにおこなわれるの?
まず目のかゆみなどの症状を抑えます。
季節性アレルギー性結膜炎の症状がでたら、悪化しないように対症療法をきちんとおこないます。対症療法に用いる薬剤としては、抗アレルギー点眼薬のヒスタミンH1受容体拮抗薬、メディエーター遊離抑制薬、ステロイド点眼薬などがあります。これらを医師の指示に従って点眼します。
* 抗アレルギー点眼薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬、メディエーター遊離抑制薬)
ヒスタミンH1受容体拮抗薬はかゆみを引き起こすヒスタミンの作用を直接阻止するので、主にかゆみのある時に処方されます。メディエーター遊離抑制薬はヒスタミンなどを増やさないようにする作用があります。ヒスタミンH1受容体拮抗薬とメディエーター遊離抑制薬の両方の作用をもつ薬もあります。
* ステロイド点眼薬
症状が強い時期には、ステロイド点眼薬を併用することがあります。薬の効果という点だけを考えると、ステロイド点眼薬は非常に強力な症状の改善効果を示しますが、副作用もありますので医師の指示に従ってください。
症状がでるその前に!
花粉が飛散する2週間ほど前からはじめる治療を初期療法といいます。初期療法をおこなうことにより、症状がでる期間を短くし、症状を軽くすることができるといわれています。
Q7. 生活上の注意点は?
花粉と接しないようにしましょう。
花粉の飛散時期には花粉から遠ざかることが第一です。現実には花粉の完全シャットアウトは不可能なので、以下の「季節性アレルギー性結膜炎克服のための生活心得8か条」に留意して、医師の指示に従いましょう。
季節性アレルギー性結膜炎 克服のための生活心得8か条
1. 花粉量が多い時は、外出をなるべく避けましょう
2. マスク、メガネを着用しましょう
3. コンタクトレンズを使用している方は、花粉飛散時期には可能な限りコンタクトレンズの使用を控えましょう
4. 外出時は帽子、スカーフ、コートを着用して、家に入る前に脱ぎましょう
5. 花粉を家の中に入れないようにしましょう
6. ファストフードや加工食品のとりすぎに注意し、バランスのとれた食生活を心がけましょう
7. たばこやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控えめにしましょう
8. 皮膚を鍛え、ストレスをなくすよう心がけしましょう
点眼薬により症状がおさまったからといって、季節性アレルギー性結膜炎が治ったわけではありません。医師の指示に従ってきちんと治療を受けることが大切です。季節性アレルギー性結膜炎の患者さんが、この冊子に書かれていることを参考に、1日も早くつらい症状から解放されるよう願っています。
参天製薬株式会社・提供
私は、たぶんスギじゃないと思う。スギ林行ってもなんともないし、草花だと時期が違うし、黄砂かPM2.5だと思う。ただ、黄砂自体はアレルゲンじゃないらしい。その中に含まれる"二酸化ケイ素"がその物質らしい。
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友人は、随分前にダイキンの高価な空気清浄機を購入して、おかげで家では快適な生活だ、と自慢していた。彼によると、高価でないと効果がない(シャレか!)そうだ。しかも、定評あるダイキン一択だ、とのこと。彼の家電愛ぶりは相変わらずなのだが、最近では加齢のため物欲ゼロだが、この点は今も変わりがないだろう。私は花粉症ではないので、今もって購入意欲をそそられないのだ。
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あと、私は、別に花粉対策ではないのだが、仕事用、ドライブ用としてJ!NSで購入したのだが、遠近両用でしかも花粉対策用の眼鏡を一つ所有している。これはなかなか良い買い物だった。J!INSはウエラブルな眼鏡を開発しておりこれからもそういうものが出たら真っ先に購入したいと思っている。
薬は、アレジオン点眼液を処方された。これは、花粉症の飲み薬「アレジオン錠」を溶かしたものらしい。だから、医者が花粉症の薬だと言っていたのか。
弟も春先に必ず咳が出るので、兄弟そろってテストを受けたいものだ。
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