2017年9月10日日曜日

「機械脳の時代 データサイエンスは戦略・組織。仕事をどう変えるのか?」読了。入門書。タイトルに難ありだが悪くない。

機械脳の時代―――データサイエンスは戦略・組織・仕事をどう変えるのか?<加藤エルテス聡志/ダイヤモンド社>。データサイエンスの入門書でありビジネスの進め方の概略プラットフォームを説明し、注意点も解説。著者の今までの経験を基にした内心忸怩した気持ちや切歯扼腕した日々もあったろうが、それらは噛んで含めるように窘める指南書。さすが、元マッキンゼー。良い子が書いたデキるビジネスパースンを目指す人のためのノウハウ書。



タイトルは、変に著者がこだわった「機械脳」とかにせずに、素直に「データサイエンス実践入門書」とか、「データサイエンスプロセッシングノウハウ」などでよかったと思う。

この時代を、筆者は産業革命期になぞらえ「機械脳の時代」と呼んでいます。
P4引用
ならば、"ロボット革命期"とか"人間革命期"でもいいではないか。あ、人間革命〈第1巻〉 (聖教ワイド文庫)じゃ創価学会になっちゃうか。どうしても、「AI革命期」とかしたくなかったんだろうなあ。


タイトルのことはさておき、中身は本当に懇切丁寧に解説してあり良き指導書となっている。ただ、具体的には、コンサルタントである著者に直接ご相談ください、という宣伝書でもあり、概略にとどまっている。とはいえ、アメリカを始めとした世界中のトレンドも紹介してあり、役に立つ書籍やサイトまで紹介してあるいい本だ。

それにしても、NECソリューションイノベータっていう名詞が続くヘンな名称をつけたのは誰だよ。つけるなら、NECイノベーティブソリューションだろ。あるいは、イノベータオブソリューションだろう。長いんだから、NECクラウドでいいじゃないか。いや、NECセキュリティでもいいよ。

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