2020年9月24日木曜日

「ダンナさまは幽霊」読了。面白かった。

 「ダンナさまは幽霊 天国からのメッセージ」<流光七奈/イーストプレス>と「ダンナさまは幽霊 天国から愛をこめて」<流光七奈/イーストプレス>読了。”宮咲ひろ美”さんの絵も可愛くてとても面白かった。


スピリチュアルコミックというのかな。この巻の前にあと二つ出ているらしいんだけれど、まだ未読。

読んだ後、ご先祖様は大切にしなければいけない、ということと、現世では心安らかに生きないといけないと思った(なかなかできないけれど...)。私は特に○○宗教とかにはいっているわけではないし、クリスマスにはキリスト教イベントで楽しみ、正月は神道イベントで楽しみ、普段は神社、お寺分け隔てなくお参りをするいわゆる典型的な日本人だが、ご先祖様だけは常に大切にしなければいけないとは思っている。

この著者も特に宗教について書いているわけではないけれど、神社の話が多いので神道系なのかなあ、と感じた、というよりそんなことをあまり感じさせないので日本っぽいかな、と思った。

いずれにしろ、お勧めのマンガ。

追記
amazonのアフィリエイトサービスのFlashはいつのまにか終了していたんだ。

2020年6月15日月曜日

「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」読了、後付け本

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」読了、後付け本。日経コンピュータの上から目線の編集がウザい。後からならいくらでも言えるよな。


「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」

1999年に3行が統合して2000年にみずほホールディングス(みずほフィナンシャルグループ)となったのだが、ちょうどインターネットの商業利用が物凄く活発になってきて、Windows2000が発売された頃だ。いくら、インターネットが盛んになってきたとはいっても、この時点で勘定系システムの未来をどこまで予測できただろうか。画期的なWindows95が世に出たのが1995年、これでインターネットへの世界が急速に広がったが、統合のわずか5年前だ。シンクライアントを1996年オラクルが言い出してから、WindowsNTサーバーやWindows2000にその機能が実装されつつあった時代だ。経営者がこの時点で、勘定系システムの統合を先延ばしするのも無理はない。システムの刷新はとんでもない費用がかかる。どんな先進的な経営者でもビビる金額だ。まして保守的なメガ金融業、著作者の日経コンピュータが偉そうなことを書こうと、その時のプロジェクトマネージャーがちゃんと決まっていない、ということぐらい当たり前の指摘だ。まして、統合したばかりで、人事が順送りである伝統の日本的統合だ。失敗は指摘されなくてもわかった結果だ。

さらに言えば、当時のSierの力点もシステム構築と運用でバックアップが主だった面から、ようやく最初の構想力が注目されようとした時代だ。勘定系システムの新構築で当時、そんなことができるSierが存在しただろうか。SIer自身、当時は統合を繰り返しており、NTTデータは1988年に発足したばかり、日本IBMでさえ1992年にようやくシステム構築の受注を始めたばかりだ。

私見だが、当時アメリカのほうが経済の低迷期から脱してインターネットバブルを産み出すほどだったので、十分な知見を得つつあった日本IBMに全面的に任せるべきだったと思う。当時、私も覚えがあるが、日本SIerたちは、金融業界からの脱落を極度に怯えていて、それはそれはここは絶対に引けない、と関係者は必死の形相だったのを良く覚えている。

NECの同僚が「ウチは住友だけ残ればいいんだよ...」とポツンと寂しそうに言っていたのを思い出す。その彼が、住友銀行はヤクザと同じだ、とボヤいた後に、住友銀行の支店長が本当にヤクザに殺された事件を思い返し、彼の言っていることは”激烈な値引きや強烈なサービス要求に儲かるわけないよ”、という本音に替えた愚痴なんだろうなあ、と改めて感じ入ったのを昨日のことのように覚えている。あと、富士通の必死さが物凄くてソリューションの人たちは大変だなあ、と他社ながら同情した。確かに、こんな大規模なウォーターフォール型案件を逃したら左遷は間違いないよな、ハードウェアとソフトウェアだけじゃない、メインフレーム、サーバ、端末、ATM、それが全国規模で、2次、3次下請けには受注会社の子会社や関連会社も多数いるし、日々のメンテナンス料、絶対に落ちないようにシステムの二重化も考えると半端ない失注になる、と思ったものだ。

結局、2002年の一度目の失敗は時代も時代だし統合すぐだったので仕方がないと思うのだ。だが、2011年の二度目の失敗は許されないと思う。当時、携帯電話の生産台数がPCを追い越したのだから、爆発的な需要が起きるという将来を十分見通せたはずだ。データ処理の上限確認も入念に確認できたはずだ。もちろん、未曾有の有事でリスクを見通せないのは誰もが陥る罠には違いない。東京電力も陥ったし、リスクの備えがいつもギリギリで余裕を持たせないのは日本の組織の悪癖のひとつだろう。みずほは、いつまでも社内調整に力を削がれていたからだろうが、大変残念な結果だった。

はっきり言って、みずほ銀行のユルさと先進性は嫌いじゃない。みずほインターネット支店も真っ先に作ったし大いに利用させてもらったが、そこからデジタル決済への踏み込みなど、どれも連携力と進展が弱いのだ。一発企画で終わっている。全面的な採用までどうしても辿り着かないのだ。三井住友銀行だと無駄を極限まで削ぎ、極端に固定費を落とし増益に変えていく凄みがある。三菱UFJ銀行だとじわじわ真綿を締めていくように統合を絞っていくいやらしさがある。三菱UFJ銀行の為替窓口にしょっちゅう顔を出していた頃、東京銀行出身の彼女らのワークスペースが見るからに狭くどんどん小さくなっていくのを気の毒に見ていたが、そのうち窓口もなくなりスペースさえなくなった。銀行名の東京三菱はいつのまにか三菱東京UFJと逆転して、東京もいつのまにか消えた。きっとUFJもそのうち消えて三菱だけになるんだろうなあ。

ここでBGM。




ただ、メガ銀行はFinTechも怠っているわけではない。投資はしているが個人的にはFinTechの口座を持とうとは思えない。投資資本が旧世代のシステム維持に使われるのは御免だ。いずれにしろ、住友、三菱どちらも銀行員として勤めたくはない。まあ、向いているわけないけれど。

2025年の崖は無事に乗り切って欲しいものだ。みずほ#とかいうFinTech銀行を作って、みずほホールディングスは今実施中のリストラを10倍早めるというのはどうだろう。コロナ禍の今、リアル店舗は今のZ世代が全員大人になった頃に全廃でもいいだろう。

2020年5月8日金曜日

TULTEXの長袖Tシャツを買ったがなかなかいい

TULTEXの長袖Tシャツを買ったがなかなかいい。正確には、「裏PPジップハイネックTシャツ」という。ナンバーは*LX60367*で、3色ほどあるうちの2色を購入したが着心地はすこぶるイイ。この時期、バイクの下に着る服に悩むのだが、Tシャツはまだ早いし、厚手の長袖も暑い。ポリエステルの長袖がいいのだが、だいぶ前にguのものを購入したきりだ。guのは悪くはないのだが少々暑い。

それに比べるとこれは右ポケット付きで快適さと便利さが両立している。TULTEXはホントアンダーウエアが抜群に良い。値段も1,980円なので他を比べると高いのだが...

おっと、調べてみたらTULTEXのブランドWebサイトがいつのまにかできているではないか!!ブランドロゴも刷新しているようだ。TSC Apparelのもとで再出発か。ECも本腰を入れたようで頼もしい。

さて、冬が暖冬のまま終わり春がいつのまにか去って今は梅雨。もうすぐ初夏だ。冬にTULTEXの上着やウオームパンツを購入したが、フェルトタイプの防寒服で凄まじく暖かいが凄まじく蒸れる。メルトン素材は高くつくのだろうが、最悪の買い物だった。安易な冬服投入は止めて欲しいものだ。TULTEXはインナーウエアが抜群に良い。ちょっとしたウインドブレーカーも良い。もちろん、レインウエアもファッション性が高く良い。知人に聞いたら、「なにやらアメリカのブランドらしいよ」と言ってたので、普通の人にもそこそこブランドは浸透しているようだ。

安全靴やワークブーツも発売していて、安全靴は業界一安い。デザイン色も悪くないしなかなか売れているようだ。この間、カインズに行ったら置いてあった。営業頑張っているようだ。イオンにもコールマンと一緒に置いてあったがここではイオンの顧客と合わないのか、すぐに返品されたようだ。確かに、安いのはいいがコールマンと比べると少し硬かった。足に履くものは硬いと痛いんだよね。だから、購入する気にはなれなかったが安全靴は買った。

SUNAMOに行ったときに、バッグのお店に寄ったら、なんとFIRST DOWNのブランドでビジネスバッグなどが置いてあった。なんと、バッグ業界にいつのまにか進出していたらしい。値段もデザインもそこそこ良くていいと思った。FIRST DOWNのシンプルさがとてもうまくいっていると思った。ただ、前に上着を見ていたらFIRST DOWNのブランドタグが背中の内側のところしかなくて外からはもはやguと見分けが付かないほどになっていて、これは在庫品をタグ外して再販する在庫品処分専門会社に売るための戦略か、とさえ思った。

2020年3月27日金曜日

いつもの歯科医院に行ったら”知覚過敏”と言われた

} 歯磨きのときに妙に歯が沁みるのでいつもの歯科医院にその謎を解きに行ったら”知覚過敏”と言われた。

ライオンのシステマのページをご覧ください。

歯というものは、表面はエナメル質で覆われているが、歯茎と歯が接触している部分は非常に薄くなっており、ここが刺激されるとそれが象牙細管に触れ痛みとして神経に伝達されるそうだ。

原因としては、

1. 硬い歯ブラシを使っている
2. 歯ブラシで歯磨きのときに強く擦ってしまう
3. 葉を普段から無意識に噛み締めてしまう


などが原因で痛みが出てくるので、対策としては、

1. 柔らかい歯ブラシを使う
2. 歯ブラシは弱い力で、歯の外側より内側を丁寧に磨く
3. ”知覚過敏”対応の歯磨き粉を使用する
4. 奥歯はどうしても接触しがちなので極力意識して離しておく


と担当の歯科医院の院長からアドバイスされた。長年通い続けている医院だ。

私は普段から無意識に噛み締め行為をしてしまうのでそうしないように注意はしているのだが、やはり噛み締めているようだ。私なりの予防は歯科衛生士にお聞きした上で以下のように普段から実施している。

1. 歯ブラシは少し開いてきたらすぐに新品に交換。3ヶ月ぐらいか
2. 柔らかい歯ブラシを使用。子供用歯ブラシを使用することもある。
3. 歯磨きは日に三回。就寝前にはフロス、歯間ブラシで歯の掃除をする。
4. 普段から噛み締めないように気をつける。ストレスが大敵。
  (何かに集中しているとどうしても噛み締めてしまう)
5. 半年に1回は歯科医院に出向いて歯垢を除去してもらう。
6. 歯ブラシは3本指を使って磨く


ということで、早速サンドラッグに行って”NONIO”という一番安い知覚過敏対応と書いてある歯磨き粉を購入、体験。ナチュラルハーブミントの香りで爽やかだがなんとなく歯科医院で味わう後味がある。これは、イオンバリア成分が入っているせいなのだろうか。"イオン"と聞くとシャープのプラズマクラスターイオン発生機とか思い出して、ホントに効くのかよ?という気持ちになるが、確かに普段使用している花王の100円ガードハローより刺激が感じられない。しばらく続けてみようと思う。

また、以前に会社の先輩から"電動歯ブラシ"を使用していると聞いたのでオムロンの電動歯ブラシ”Mediclean(メディクリーン)”をいつか購入してみようとは思っているのだが、歯科衛生士から効果は歯ブラシと変わらない、と言われたので二の足を踏んでいる最中。ただ、手動だとどうしてもその日の気分により強く磨いたりすることがあるので、それを強制的に弱振動にすることが機械で可能になると思うのだ。手動は意識的に弱めに磨かなければならないので、私はガシッと5本指で手掴みせず3本指のみを使って磨くようにしている、するとどうしても強く磨くことはできないからだ。

これからも歯は大切にしたいものだ。

事後報告
歯はあれから沁みない。効果抜群だ。なにか成分が違うのだろうか?

ちなみに、NONIOの成分は以下だ。

湿潤剤:ソルビット液、PG
清掃剤:無水ケイ酸A
薬用成分:硝酸カリウム*4、ポリリン酸Na、フッ化ナトリウム(フッ素として1450ppm)、ラウロイルサルコシンNa(LSS)*2
粘土調整剤:無水ケイ酸、ポリアクリル酸Na
発泡剤:ラウリル硫酸Na、POE硬化ヒマシ油、ヤシ湯脂肪酸アミドプロピルベタイン液
安定剤:硫酸Na、酸化Ti
粘結剤:キサンタンガム
香味剤:香料(ナチュラルハーブミントタイプ)*3、サッカリンNa
清涼剤:メントール
清浄剤:炭酸水素Na*1
pH調整剤:水酸化ナトリウム液
保存剤:パラベン
矯味剤:ローズマリーエキス

一方、以前使用していた花王の”ガードハロー”は以下だ。

清浄剤:炭酸Ca
基剤:水
湿潤剤:ソルビット液、濃グリセリン
粘結剤:CMC、Na
発泡剤:ラウリル硫酸塩
香味剤:香料(ペパーミントタイプ)、サッカリンNa
薬用成分:モノフルオロリン酸ナトリウム*

どこに違いがあるのか、沁みる原因は何なのか?探ってみたいが、あまりに色々なものが入っているので怖いぐらいだ、というより色々入れることで刺激を消しているような気もする。
(updated:8/5/2020)




2020年3月18日水曜日

「自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体」読了。

自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体 (講談社現代新書) 」の正体読了。なかなか興味深い内容だった。




地味ながらジャーナリストとしていい仕事をしていると思う。確か、著者の<石井暁>氏が一度ラジオのJ-waveのJAM THE WORLD メイン担当はグローバー。そのUP CLOSEコーナーに出演して話されたので、興味を持ったのが契機だ。その時のインタビュアーは火曜日担当<青木理>氏だったと思う。

「2020年からの新しい学力」読了。立ち読みで十分。

2020年からの新しい学力 (SB新書)」読了。立ち読みで十分。




特に見るべきところは、第三章の”ミネルバ大学”について述べているところ。ここにも書いてあるが、サンフランシスコにある全寮制4年制大学。キャンパスも後者もなし。各都市を巡って、プロジェクトごとに学んでゆく。Project Based Learningというのだそうだ。授業はすべてオンライン。ディスカッション中心。合格率2%。年間授業料は$13,950.寮費は$10,000。

あと読むべきところは、第五章の”子どもが必ず身につけるべき三つのこと”かな。著者は、「想像力」「デザイン力」「自分軸」と言っている。これも、最近よく言われることなのでことさら新しいことを言っているわけではない。

ホリエモンの新刊を読んだほうがよっぽど刺激的かもしれない。

2019年9月11日水曜日

”川井郁子”のシネマ・ファンタジーコンサートに行ってきた。楽しかった。


”川井郁子”のシネマ・ファンタジーコンサートに行ってきた。楽しかった。

2019/9/8紀尾井ホールにて13:30会場14:00開演。2時間ぐらいだったろうか。内容は映画音楽のさわりをバイオリン他で聞かせてくれるものだった。

川井さんはとても上手だった。クラックの名曲ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」、「ボル・ウナ・カベーサ」、情熱豊かな十八番「リベルタンゴ」など。だが、映画音楽はやはり交響楽団で聴きたい、音の厚み、多彩さなどもっと打楽器の音が欲しいところだ。

男もまあまあいた。完全なクラシックファンというよりライトクラシックファンといったほうがいいだろうか。集客もこういうジャンルのほうが集めやすいのだろう。隣りに座っていた初老の男性がオペラグラスでじっと覗き込んでいたのが羨ましかった。今度は必ず忘れないように持っていこう、って彼は何をじっと凝視していたのだろうか。川井さんの絞り上げたグリーンのドレスのウエスト?それともお色直し後に着ていたゆったりとした白いラメ入りのドレス?はたまた、後ろで協奏していた彼女の後輩たち?

協奏していた女性陣だが、顔で採用しているんじゃなかろうか、というほど可愛い女性たちだった。

第一バイオリンの”大倉礼加”<アーツスプレッド所属>小柄で可愛かったなあ。


ドイツ証券/コンサート/百万人のクラシックライブより

第二バイオリンの”マヤ・フレーザー”背が高くてスタイル良かったなあ。


kanadeaより


第三バイオリンの”伊藤綾子”さんは川井さんのちょうど後ろでよく見えなかった、すいません。

そしてハープの”津野田圭”。とっても可愛かった。ハープ奏者の手つきにはいつも見とれる。持ち運び大変だよなあ。飛行機代とか倍以上かかるだろう。


KING RECORDS ×フミナーズより

男性はあまりよく見なかった。ただ、ピアノの”林正樹”さんは全ジャンルでとても上手だった。ジャズは特に良かった。

さてさて、自分なりのクラシック可愛い/美女/スタイリッシュシリーズということで、去年からコンサートに繰り出し始めて2年目、来年も楽しみだ。次は1月だ。