「老人支配国家 日本の危機」<エマニュエル・トッド/文春新書>
文春新書サイトより
やはり、外国人の視点は面白いね。人口学者っていう学問があるとは初めて知った。アイザック・アシモフの「ファウンデーション」シリーズの中にハリ・セルダンという心理歴史学者が出てくるのだが、それに近いなあと思った。この本はいろんな人に影響を与えているというのを最近知った。私が読んだのは中学生の時で、ハヤカワ文庫ではなく創元推理文庫のほうで「銀河帝国の興亡」シリーズという題名だった。テスラのイーロン・マスク、台湾の大臣オードリー・タンなど。特に、ノーベル経済学賞のポール・クルーグマンもその一人ということを知った時には大変驚いたと同時に嬉しかった。経済学を同じように学ぼうという気になったのは私と同じだったんだ、という嬉しい気持ちからだ。
常日頃の備忘録。どこかに行ったり、食べたり、本を読んだり、友と語らったり、映画を観たりしてインスパイヤーされたことなどを綴っていく個人的感想集です。タイトルは、これまで突っ走ってきたけれどまだ残りの人生があるだけめっけもんということからつけました。
2022年6月12日日曜日
「老人支配国家 日本の危機」読了。面白かった。
2021年6月2日水曜日
ファミマこれ以降来店してないなあ
思い起こせば昨年、ファミリーマートが40歳以上の社員を対象に800人の退職者を募集したところ、予想を上回る1111人の応募が殺到し、「そのうち86人は業務継続に影響がある」として、制度を利用した退職を認めず、引き留めたと報じられました。 「86人は業務継続に影響がある」、業務継続に影響がない人は辞めていい、というのはリストラリストの存在の肯定です。もっともそういうものが存在することくらい誰だって分かっているけど、「86人は業務継続に影響がある」という文言が企業側から出るとは……あまりに露骨です。これを「経営」と呼べるのでしょうか?
今、海外大学の医学部が人気というのは本当だった!
今、海外大学の医学部が人気というのは本当だった!
何かで”海外の医学部、特にチェコスロバキアの大学の医学部が開業医の間で人気”とかいうのを読んだ気がするのだけれど、本当なの?とかその時は思っていたが、まさか身近の高校でそんな卒業先のデータをお目にかかるとは...
たまたま、卒業生の進学先データを見ていたら、
カレル大学フラデックラーロヴェー校医学部医学科
マサリク大学医学部医学科
と書いてあるではないか。Webサイトで早速確認、日本語対応!!噂じゃなく本当にいるんだ、こういう所に行かせる人が、まあ、昔から子どもをなんとしても継がせたい医者はいたし、そのために裏口入学などいろいろな事件があったのは覚えているが、とうとう東欧の国立大学かあ、などと感慨に耽っている間もなく授業料や生活費などを調べていたら、”川崎医科大学”の6年間大体5,000万円に対して圧倒的に安い!!比較すると杏林大学に行かせるぐらいだろうか。卒業後、EUの医師免許と共通ということだし、それぐらいできるのなら日本で医師試験を受けても通るのではないか。しかも、英語とチェコ語も習得できるし、悪くない話だ。
他に、以下の大学も募集中。
カレル大学医学部第一医学部
とある。みんな国立大学だ。意外と海外の募集人員は少ない。20名ぐらいだろうか。受験前年に対策講座や準備講座まで用意してあるという周到さだ。
他の国はどうか、と調べてみるとあるあるハンガリー。
国立センメルワイス大学医学部
国立ベーチ大学医学部
国立セゲド大学医学部
国立ゼブレツェン大学医学部
頭はともかくどうしても医学部に行かせたいという人は東欧に行かせろという図式のようだ。いろいろ他の国でもあるようなのだが先進国は全般に高いようだ。生活費との関連次第で結局1年いくらかかるの、ということを考えないといけないだろう。大学は日本だけという近視眼的な見方を止めてコストを広く大きく捉えたほうがいいようだ。
2021年4月8日木曜日
「アフターコロナの生存戦略」読了。面白かった。
「アフターコロナの生存戦略」(成毛眞/KADOKAWA)読了。面白かった。
KADOKAWAサイトより
まあ、サロンで面白い話を聞いた、という感じの本。成毛さんの考え方や普段のものの捉え方がわかって面白くはあった。ただ、年齢相応の賢い考え方で懸命な方からのご託宣を頂いた、感あり。
「AI2.0時代の生き残りをかけたゲリラ戦が始まった」
「AI2.0時代の生き残りをかけたゲリラ戦が始まった」(大澤昇平/宝島社)まあその通りなんだけれど、東京大学に雇われていながら”中国人は雇用しない”と発言しちゃったのはマズかったね。たぶん、自分の会社だからいいと思ったのかもしれないけれど、出資は推測だが東京大学もしていたんじゃないかな。あまりに憤慨することがあったのかもしれないが残念な結果だ。
宝島社サイトより
本自体は至極真っ当なもので、教育に対する提言などもっともだと思う。全体的に若さ漲る濃い主張でアグレッシブだが、これから素晴らしい実績を挙げていって欲しいものだ。
「マンガでわかる チーズはどこへ消えた?」読了。もっともだ。
「マンガでわかる チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン/扶桑社)