ゴリオ爺さん (上) (岩波文庫)を読んでみたら凄く面白かった。ピケティが書いた21世紀の資本の訳者である山形浩生が訳すにあたってピケティが引用しているので読んでみたら意外と面白いと書いてあったので先にこちらを読むことにしたのだ。どうせ、ピケティの本は図書館で予約しても相当待たされるはずなので...
「ゴリオ爺さん」
結構、古典文学も面白いじゃないかと思った次第だ。まだまだ死ぬまでに読んでいない本がうんざりするほどあるのでもっともっと読みたいのだが、目や頭の衰えとどちらが早いか競争だ。バルザック筋立てといいキャラクターの配置といい凄いなあ。
もうすぐ読み終わるのでひと騒動起こるらしいゴリオ爺さん (下) (岩波文庫)が楽しみだ...あ、鹿児島に文庫持っていったままで図書館にご迷惑をかけてすいませんでした。あと、予約していた人申し訳ありませんでした。迷惑をかけたのは私です。早く読みますから許してください。
そういうわけで、ゴリオ爺さん (下) (岩波文庫)はあっという間に読んでしまったが、いくつかよく分からない点があったので明記。
1.貴族は自分の妻が不貞を働いていても平気なのか?たとえば、U.K.のチャールズ皇太子がカミラ夫人と再婚したが肝心のカミラさんはそれでいいのか?あるいは夫は不貞を利用しているのか?
2.学生の主人公が有力者の手引きというだけであんなにも簡単に社交界に入れるものなのか?それほどコネは効くものなのか?
3.そもそもお金の動きがよくわからない。
などなどあったが全体的にはとても面白かった。しかも、訳者によるとこれは"人間喜劇"という壮大な物語の中の中核を成す小説で、この登場人物たちのその後などが別の小説でわかるようになっているらしい。この手法は現在のメディアでも使われていて私たちはその世界を思う存分楽しむために喜んで投資し購入する。
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