2015年11月24日火曜日

学生の検定試験がこんなにあるって知らなかったよ

漢検(漢字検定)はテレビのタレントが1級を保持しているとかで結構巷でも有名だし、何よりも学校で団体受験できるので身近な検定ではある。面白かったのでいろいろ調べてみたら各学科揃っているようだ。

・国語→漢字→公益財団法人日本漢字能力検定協会
・数学→算数→公益財団法人日本数学検定協会
・英語→英語→公益財団法人日本英語検定教会
・社会→歴史→歴史能力検定協会
・理科→理科→日本理科検定協会

上の三つは公益財団法人だが下の二つはまだのようだ。ちなみに社会科検定はほぼ壊滅状態だ。社会科だけだと範囲が広すぎるし、政治経済に関しては時節柄微妙な問題になりそうだ。ならば地理検定や地学検定、政治経済検定、倫理社会検定とかあってもいい気がするが、JTB主催の旅行地理検定協会などは結構ビジネス寄りでしらける。

いずれにしろ、この検定取得は受験の時にいくらか評価されるらしいので中学校では取得を薦められるとのことだ。漢字検定はすでに組織が大きいのでいろいろな場所でしょっちゅう行われているが、数検などは個人申し込みの機会が少なく、団体の申し込みをすると隣りの区の塾主催などに割り込みしないと受けられないようだ。塾は応募してきた子供の受験校などを調べて自分の所の合格者に上積みするらしいとも聞いたがどうなんだろう。特に模擬試験を一回受けただけでそうされたりするというのは中学や高校の塾などではよくあると聞いたがきっと本当なのだろう。ただ、これから共通一時テストが廃止されたりしてまた政府が教育改革とかで弄繰り回すから、暗記主体だった塾は方向転換をしなければならず方向性を定めにくいだろう。

漢検のスキャンダルは有名だが、公益財団法人は天下りの腐敗セクターになりやすいだけに金を払う受験者は監視を続けよう。それから、理検のWebサイトはもう少しまともな管理運営をしたほうがいいよ。歴検も同様。滅茶苦茶たくさんいる協会役員にお金を払う前に、Webサイトをまずなんとかしろよ。

歴史能力検定協会の団体構成員

公益財団法人社会教育協会
   協会役員一覧
日本出版販売株式会社
株式会社山川出版社
株式会社東京リーガルマインド

日本理科学検定協会(改め日本理科検定協会)の団体構成員

なんだか日本理科学検定協会の残党っぽくって侘びしいのでカット。

つい最近、日本理科検定協会の試験があったので行ってきたのだが、近くの会場が神奈川県しか用意されていなかった。本部は東京にあるのになぜ神奈川!?しかも、川崎地区と横浜駅前の二つも用意しておきながら東京がないのだ??まあ、それはともかくとして会場に行ったら受験者は一人!!!そう、一人なのだ!!どんだけ不人気なんだ。(追記15/Dec/2015)

さらに去年12月に、日本数学検定協会の検定があって採点結果を待っているのだが、それが届くのが大変遅い。漢字検定も同様なので決して数学検定だけではないことはわかっているが、いったい全体どこが間違っていたのか、つまらないミスをしていたのか、そういったことを判断したいのに次の検定の申し込みギリギリに届くと協会側は言うのだ。申し込む身にもなってくれと言いたい。時間の隙間を見ながらやっているのに、全国に発送しているので仕方がないという口ぶりだ。また、元々個人をあまり相手にしていないようだ。

こんなアナログなことはMOOCに代替できるのではないだろうか。筆記した採点をいちいち送るなんて昭和の時代か!!デイリーでオンライン教育をやり塾のように節目でテストを実施し級を授与しインセンティブを高めていくことができるはずだ。MOOCは新しい協会を自ら立ち上げることでプロジェクトを金詰りにさせることなく継続できるのではないか、とカーン・アカデミーからDonationの催促メールが来ていたのでそう思った。
(追記8/Jan/2016)



童話「あらしのよるに」読了。星四つ。

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)(講談社)読了。これはロールシャッハテストのような絵本だと思った。読む人にいろいろな印象を与えてくれる。禁断の恋愛にも読めるし、近親相姦っぽくも見える。逃避行の小説「失楽園」にも思える。結末後の二匹がどうなるのか気になる。そこは天国なのか?それでいいのか!?


「あらしのよるに」


また、肉欲より先に友情と愛情が湧いたためそれから先に進めなくなった哀れな雄の話にも見える。異性間の友情物語にも見えるし、個人と組織の葛藤の話にも読める。天国はどこにあるのか、という宗教的な話にもなりえるし...というわけで読了後いろいろ複雑な気持ちになった。子供向けということだがなかなか大人向けでもある。

2015年10月24日土曜日

「沖縄の不都合な真実」読了。星四つ

沖縄の不都合な真実 (新潮新書)<大久保潤&篠原章>読了。八割ぐらいは良い本だったが、データの裏づけがない話を主観的に述べている章もあったのでそこは割り引き。また、基地貸借料を得ているはずの地主がなぜ土地を手放すのか、そして新たな地主になっているのは誰なのか?中国人または中国系が新しい地主に替わっているのではないのか?士族が公務員化し権力の中枢になっているのなら、資本家における中国系シェアは?デモに参加している人たちにバイト料が出ているらしいが、本当だとしたら誰が出しているのか?最近の本土のインバウンド現象以前に、外務省の中国人旅行客に対する観光マルチビザによって大量の中国人が観光客としてやって来ているが、このことで経済上どういう資本の投資行為が行われているか、中国の偽装ファンドの動きはどうなっているのか、市長や新しい知事のスポンサーは誰か?それは不動産業者だけなのか?など、もう少し突っ込んで欲しい点もあったが、全体的には納得の提言だった。


「沖縄の不都合な真実」


沖縄は自立できるのか?いや、そもそも自立しようとしているのか?被害者意識を増長させて補助金を延々と続けさせる方法論は沖縄だけに関わらず、公害による被害を受けた地方や原爆の被害県にも見られる地方公務の特徴的手法だ。被害による救済は被害者への救済でよい。地方自治体にまとめて補助金を付けるから違うことに使われてしまう。いい加減、沖縄に突っ込んだ税金を回収する時期にきているだろう。

平成26年度の沖縄・北方関係予算について比較してみよう。

平成 26 年度沖縄振興予算は、概算要求(3,408 億円)を上回る 3,460 億円となった。こ れは平成 25 年度予算から 459 億円も増加したものであり、閣議決定に際して、安倍総理大 臣が現行の沖縄振興計画期間(平成 24~33 年度)において、沖縄振興予算を毎年 3,000 億円台を確保すると表明したこととともに非常に注目されている。 北方対策費のうち、平成 26 年度内閣府北方対策本部予算は、対前年度比 4,100 万円減 の 16 億 4,700 万円となった。 <北海道開発協会資料より>

沖縄の今後の予算は中国とのシーレーンのことを考えても、少なくとも今の1/10まで落とすべきだろう。現状は多すぎる。そのために、それまでに何をするのか、具体的なプランを現在の知事から聞いてみたいものだ。

2015年8月26日水曜日

洋画「ガタカ」を観たがなかなか良かった



洋画「ガタカ」をBSで観たがなかなか良かった。良い映画だというのは知っていたが、DVDがとっくに廃盤になっていて中古でも手に入れようかどうか思っていたので助かった。けれども、すでに【Amazon.co.jp先行販売】ガタカ [DVD](廉価版)が出ていたんだ。ガタカ [Blu-ray]も出ているのね。知らなかったよ。

内容はとても濃い。かいつまんで言うと未来は遺伝子の優劣によって適正者と非適正者に選別されているお話なんだけれども、メッセージがいろいろ込められてある。アメリカのWASPとその他の軋轢、学歴社会、マッチョ文化、兄弟間格差、障害者への偏見、エリートの苦悩、キリスト教の影響などなどだ。NASA社内?の描き方がちょっと?だが、20世紀の映画なので仕方がない。この時代のSF映画は妙にスタイリッシュなのが見ていて奇妙なのだがまあいいでしょう。登場人物の男たち(イーサン・ホーク、ジュード・ロウ)もイケメンだしヒロイン(ユマ・サーマン)もスカしているけれどプロポーション抜群で嫌いじゃない。

適正者と非適正者の区別で<Valid><Invalid>がよく出てくるのだが、Excelの適正値を思い出して苦笑した。<Invalid>だが、病弱な、という意味もあるのでダブルミーニングとなっている。

一番感動するのは主人公が宇宙に行きたくて、不正な手段を使ってでもやり遂げようとする努力ももちろんだが、弟と海で競争する時にもう引き返すつもりはない覚悟で泳ぎきったからこそ勝てたんだ、と言ったシーン秀逸だ。この突き抜けた情熱が行動と結果を支えた。現実社会では、不正な手段は学歴詐称となってしまうが...

あともう一つ、検査官が主人公の<不適正者>の結果を見逃すシーンだ。検査官の子供が<不適正者>であることが関係しているからかもしれないが、これは私にも経験があることなので特に個人的に納得だった。

<適正者>の弟が刑事になっていたが、これはなんとも皮肉な結果だ。<適正者>の彼が管理者として適当に妥協的なのに、現場の刑事は執拗で突き抜けている。これも構成として対比を成している。





2015年8月24日月曜日

低アルコールのチューハイカクテルを飲み比べた結果...

最近、低アルコールのチューハイカクテルがたくさん発売されているようだ。酒に弱い私向きなのでこれは実験の価値ありということで飲み比べた結果...


1位に輝いたのがサントリーのThe ONE。


 SUNTORY The ONE


レモン味とグレープフルーツ味は飲んだが、ミント味は残念ながら店頭でも見たことがない限定品らしい。これはどちらかというと、男向けのビター味なので女性には向かない。キリンチューハイビターズの対抗商品だと思う。

 KIRIN BITTERS


個人的にはこちらのBITTERSの味のほうが好きなのだが、アルコール度数が強すぎるのだ。8%は強すぎる。これを最低3%以下にして欲しい。

女性にはSUNTORYの"のんある気分"のほうが評判がいいようだが、これはノンアルコールなので個人的にはコストパフォーマンスとしてどうなんだろうと思ってしまう。ノンアルコールならジュースでいいじゃないかと思ってしまうのが男性的視点なのかもしれない。

 SUNTORY CASSIS and ORANGE
他にも宝酒造とかからなどいろいろ出ているので試験中。





「三ケ日みかんバウムクーヘン」を買ってみたが見た目どおり美味しかった。













遠鉄マルシェWebサイトより

先週、名古屋に私用のため車で行った。お土産に「赤福餅」を買おうと思ったのだが、これを売っているSAに立ち寄る機会があまりないのと、「赤福餅」はすぐに売切れてしまうために買いそびれる可能性がかなり高いので断念。まあいつものことなんだけれど...しかも、遅い時間に買おうとするとSAが閉店時間だったりしてなかなかいいタイミングが取れないのだ。それで、帰りの新東名のSAで静岡名物でも買おうかと思い、浜松SAに立ち寄り物色。今更、うなぎパイでもなかろうと思い見ていると一際キラキラしたミカン色のバウムクーヘンがあるではないか、それが「三ケ日みかんバウムクーヘン」だったのだが、値段は税込1,296円。SAのバウムクーヘンならこれぐらいの値段だろう。見た目美味しそうだったし、これしか買わなかったので良しとした。

家に帰ってから食べてみたがまあまあジューシーで確かにミカン味な点は普通のバウムクーヘンと違って良かった。重厚なバウムクーヘン味も定番でいいが、これもお土産としては乙なものだと思う。惜しむらくは、生地のしっとりさ加減が今ひとつなところだ。生産数にもよるのかもしれないが、SAの土産でなければ800円台だろうと思った。

静岡の新お土産としていいかもしれない。ただ、1,000円以上する上に職場のみんなに配るだけの数がないので量ははけないかもしれないが静岡の人気季節商品になれる可能性は秘めている。残念なのは、蜜柑は季節商品なので一年中販売できない。そのため、限定発売になるしかない点だ。季節モノという希少価値はあるが、通年性のベストセラーにはなりにくい。

さて、この商品だが静岡に本社があるヤタローグループが生産しているらしい。そこのグループ会社で"冶一郎"という会社の商品らしい。期間限定発売ということできわめて短期間しか発売していない。私としてはこの店の定番を食べてみたい気はした。

 冶一郎の蜜柑バウム

包装は新東名の浜松SAとは全く異なる。店のほうの味を知らないので比較できないが、製法が全く異なるわけでもないだろう。もしかしたら、店のほうが更にジューシーで濃厚かもしれない。東名SA用ということで区別しているのだろう。確かに、ブランド店で購入したり、贈答品にもなる商品とは区別したいかもしれないしパイロット商品として出したのかもしれない、真相はわからないが...





2015年8月20日木曜日

「アジアで花咲け!」シリーズを読んでみたら意外と面白かった

アジアで花咲け! なでしこたち たかぎなおこが海外の働き女子に出会う旅<たかぎなおこ&NHK取材班/メディアファクトリー>とたかぎなおこのアジアで花咲け! なでしこたち2<たかぎなおこ&NHK取材班/メディアファクトリー>を読んでみたがなかなか面白かったので、さらに女ひとり海外で働いてます! ひうらさとるのアジアで花咲け! なでしこたち (メディアファクトリーのコミックエッセイ)<ひうらさとる&NHK取材班/メディアファクトリー>も借りて読んでみた。薄い内容だが紹介文だと思えば十分。ここからNHKの動画に興味を持ってもらいNHKアーカイブに移動して有料で動画をごらんになってください、となればとてもいい展開なのだろう。


「アジアで花咲け!」


それにしても逞しいのは登場人物の女性たちだ。素晴らしい。いくつかサイトの紹介もあったのでアクセスしてみたが内容が変更されているものもあった。すでに商売替えしてしまったのだろうか、だとしたらそれはそれで素早い。