「サイバー攻撃」<中島明日香/講談社>やっと読了。だいぶ前に購入済みだったのだが、真面目に書かれており、まるで講習その一という感じでとっつきが悪かった。2018年+4月が第1刷だから1年以上かかったわけだ。どんだけツンドクだ。だが、わずか半年の間に5刷までいっているわけだからよく売れたのだろう。もちろん、ビジネスパースンにとっても読みやすい本になっている。
ただ、著者が生真面目なのかブルーバックスだからなのかわからないが、オーソドックスな導入本であることは確かだ。ハッキングについて、ということで豊富な逸話があるのを期待しないほうがいい。参考文献はためになった。
次は、他社から豊富な事例を挙げて面白く書いたものを期待したい。
最近、読み返す機会があったので再読してみたけれど、実に基本的なことが丁寧に書かれてあって、これは「情報セキュリティマネジメント試験」を受験する人にとって必読の書じゃないのだろうか、と思った。ちなみに、IPAのWebサイトは内部の人が書いたであろう酷く醜いサイトだったのだが、最近ようやく改善されたようだ。
そして、著者にはこのような続編を期待したいと思った。もう少し、具体例があると記憶に残りやすいのだが、たぶん著者の勤務上あまり具体例は書きにくいのだろう。
(updated 28 Nov 2020)
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