2016年5月22日日曜日

少女マンガ「きょうは会社休みます 1~11」8まで読んでみた。

きょうは会社休みます。 コミック 1-10巻セット (マーガレットコミックス)/<藤村真理/集英社>のうち8巻まで読んでみた。今、きょうは会社休みます。 11 (マーガレットコミックス)まで出ていうるらしい。もちろん、ブックオフで安かったから買ってみたのだ。大変面白かった。映画化してもいいのじゃないかと思ったが、設定が若干昭和っぽいのだ。主人公がフツーのOLというところは確かにマジョリティとしては今も多いだろうがトレンディではないよなあ。

モテキ 1-4.5巻コミックセット (イブニングKC)<久保ミツロウ/講談社>と比較すると主人公たちのキャラクターが少し類型的だ。現実には、こういう人はいっぱいいるので好感はもてるのだが、映画にした場合モテキ DVD通常版のほうが話題性に勝るかなと思う。

この"きょうは会社休みます。"だが、きょうは会社休みます。 DVD-BOXがあるようにTVでドラマ化はされているようだ。人気が出るようなら映画化してもいいと思ったのか、映画ほどまではいかないがTVならいいだろうと思ったのだろうか、マンガはまだ続いているようだし企画者としていい狙いだと思う。集英社の基本ラインとしてマンガの映画化はマンガが終了してから、というのがあるからまだ続いているので映画化のOKが取れなかったのかもしれない。ま、少し地味かもしれないよね、実際問題、私には大変楽しい読み物だったけれど...早く続きを読んでみたい...

TVドラマの配役も少し調べてみたが、なかなか適切のような気がする。見る暇がないのでTVは見てないのだが...

きょうは会社休みます。11巻

2016年3月19日土曜日

マンガ「しばちゅうさん」を読んだ。歴史ギャグ漫画は面白い。

漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん(1) (イブニングコミックス)<末弘/講談社>吹き出すほど面白かった。いわゆる歴史ギャグマンガ。どうやら数巻出ているようだ。買わねば...


「しばちゅうさん」


いわゆる理系オタにウケるマンガが「決してマネしないでください」だとしたら、文系オタウケする三国志マンガの対極がこれだろうか。画風は「ピューと吹く!ジャガー」の"うすた京介"に似ている。

「ルポ 生殖ビジネス 世界で「出産」はどう商品化されているか」読了。全くおっしゃるとおり!!

ルポ 生殖ビジネス 世界で「出産」はどう商品化されているか (朝日選書)<日比野由利/朝日新聞出版>読了。まったく著者のおっしゃるとおり、学者らしく理論的でかつフィールドワーク的にもグレイマーケットなので事例は個別的であるがかなり事情をリアルに掬い上げていると思う。


「ルポ 生殖ビジネス 世界で「出産」はどう商品化されているか」


「出自を知る権利」に関して、世界で最も先進的なケースとして、オーストラリアのビクトリア州があげられる。ビクトリア州では、2010年以降、精子・卵子・胚の提供により生まれた子どもは、出生登録にその旨が記載される、これは、本人が出生登録を見ればわかるような形で強制的に知らされるもので、親の告知の有無に依存しない。また、ドナーの側も、18歳以上の子どもの同意のもと、子どもの個人情報を得ることができる、つまり、子どもとドナーとの間で、双方向の知る権利が保障されている、さらには、2014年から、匿名時代に行われた提供についていも、クリニックに残っている古い記録があれば、廃棄することなく、国の機関に提出することが求められた。
 「出自を知る権利」を認めているとされる国でも、子どもから請求があればドナー情報の開示に応じるとしているケースが多く、前提として、親g事実を知らせなければ、権利を行使できないケースも多い。ビクトリア州の制度がいかに先進的であるかがわかるだろう。<文中引用P193>

 ビクトリア州素晴らしい!権利というものはこのように公平でなくてはいけない。子どもは無力なだけに「知る権利」は法律で保護されるべきだ。どんな事情であろうと生まれた後は「知る権利」を得ることができる法律は、成人前後の自己のアイデンティティ確立に大きく寄与するだろう。

 実は知人にこの手の不幸があったので余計にそう思うのだ。著者が言うように、出産に対する考え方には文化的な背景もあるので、一筋縄にはいかないだろうが、啓蒙も含めて良き改革を進めていかねばならない。

2016年3月9日水曜日

少女マンガ「私日和」を読んだ。拾い物だけれど意外と良かった。

私日和 コミック 1-3巻セット (マーガレットコミックス)を読んだ。意外と面白かった。特に二巻目が良かった。私日和 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)も出ている。れれ、電子ブック400円ってブックオフより高いじゃん。100円にしろよ。


「私日和」


あ、三巻が出ているのか、知らなかった。買わなくっちゃ、だ。

「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を読んだ。面白かった。

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法<橘玲/幻冬舎>を読んだ。面白かった。結論はニッチな世界、業界、ジャンルでもいいから自分を活かせる場所を持て、そうすればそこで自身の幸福を見つけられるだろう、ということらしい。ここに至るまで、進化心理学の学説などがいろいろ引用してあり興味深かった。


「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」

少女マンガ「アオハライド」を遅ればせながら読んでみたら時代を感じた


久しぶりに少女マンガシリーズアオハライド 全13巻完結セット コミック(マーガレットコミックス)を読んでみた。NANA - ナナ- 1-21巻 セット (りぼんマスコットコミックス―クッキー)以来だと思う。「アオハライド」は2011年から2015年まで集英社の別マで連載されていたらしい。

「アオハライド」


2014年にはアニメと映画→アオハライド Blu-ray 豪華版(特典DVD付2枚組)にもなっているようだ。映画の主演女優はあの本田翼チャンが演じているらしい。翼チャンはカワイイよね。ただ、ジャニーズの若手たちと同じぐらいの年齢の子たちでキャスティングしたほうが良かったんじゃないかなと思う。翼チャンでさえ女子高生役が苦しく見える。


  本田翼/OFFICIAL SITE-STARDUST PROMOTIONより



映画アオハライド/YouTubeより

アオハライド/アニメ公式サイト

読んでみて思ったのは、誰かが死んでそれに影響されて主人公たちの人生が変わっていくというパターンは同じでも、キャラクターたちがどれもポジティブだし、女性主人公も男子キャラから影響されるもののはっきりとした前向きな意思を持ち始める、というところが新しい時代性を感じさせた。1986年から87年にかけて別マで紡木たく原作のホットロード 全4巻完結(マーガレットコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]があったけれど、ヤンキー青春物語と違って今回の「アオハライド」はミドルクラスの青春物語に変わっていたのが驚きだった。「ホットロード」は2014年に映画化されたけれど30年近く後になっての映画は違和感ありありだ。全盛期の暴走族はあんなに爽やかじゃないそ!!バイクも着ている服も綺麗過ぎだ!それにだ。原作者の紡木たくの年代を考えると、1970年代後半から1980年代初期暴走族全盛期の頃のヤンキー世界を描いていると感じる。まあ、それはともかくとして、ホットロード [DVD]にもなっている。監督は「アオハライド」と同じ三木孝浩だ。主演は能年玲奈。私はあまり好きじゃない。髪がショートカットなところはいいんだけれど...鼻が好きじゃない。

HOT ROAD OFFICIAL SITE


 ホットロード予告編/YouTubeより


他に、今、同じ作者である咲坂伊緒の「ストロボ・エッジ」のマンガを集めているところ。ただ、なんだか最近ブックオフの価格が倍になってしまっていまいち買う気になれないでいる。今も人気があるのかな、それとも値上げしたのかな。それはそうとして、マンガのキャラも大きく変わったようだ。まず、眼がデカくなった。最近のデカ眼メイクのせいなのだろうか、それとも少女マンガ界でドラスティックな変化があったのだろうか。さて、この映画の監督は廣木隆一、おいおい勇気あるなあ。ピンク映画の廣木隆一かい。まあ腕は確かだけれど。主人公は有村架純。うん、可愛いねえ。好みだけれど、この時はなんだか垢抜けないなあ、というか架純チャンは顔がなんだかポッチャリしているんだよね。個人的には石川恋のようにゲッソリ感があるほうがリアルでよろしい。ビリギャルの本の表紙も最初に出た石川恋のほうがヤサグレ感が出ていて良かったように思う。



 映画ストロボ・エッジ予告編/YouTubeより



 石川恋/プロダクションサイトより

石川恋のオフィシャル・ブログ/アメブロ


石川恋の写真/角川文庫


有村架純の写真/DVD


ね、どうにもポッチャリしているでしょ。

2016年1月29日金曜日

SMAP解散問題について-TV時代の終わりの始まり

始めに断わっておくが私はTVはほとんど見ない。たまに映画とドキュメンタリーを見るぐらいだ。1週間の視聴時間は3時間以内だろう。その私が、SMAPというグループ名は知っているのだから相当に知名度はあると考えてよい。

なんだか社内闘争に敗れただの、なんだかんだと囃し立てられているようだが、独立を考えた側が黒船のNetflixなどのSubscribeチャンネルを想定して動いていたのだとしたらなかなかの展望だと思うし、知名度のあるコンテンツとともに立ち位置を変えようという動きなら評価できる。フジテレビのNetflix派とInternetコンテンツプラットフォームと回線を展開するSoftbankあたりと組む展開を図っていたのだとしたらなかなか面白い構図だ。フジの番組内で謝罪させたというあたりも処罰的で意図と背景が興味深い。

一人残ると宣言したキムタクという男も歌と踊りが上手いだけに、SMAPというグループがなくなるのは彼にとって死活問題だったに違いない。それに比べると歌も踊りも下手なナカイクンは独立したほうが可能性が広がる。あとのメンバーは俳優になるしかないのだから、独立でいいだろう。平成の小早川秀秋というフレーズを見かけたがちょっと意味を取り違えている。寝返った側が栄えたのだから、例えになっていない。

ま、ナカイクンたちはどちらにしろ針のむしろなワケだから独立するのがいいだろう。事務所からの独立問題で干されたあの小林幸子という歌手も、一生懸命Internetとの接点を増やすことで紅白歌合戦に再登場できラスボスとまで言われるようになったのだから問題ないよ。本当に力のある者や能力のある者は必ずそれを認め利用しようとする人間が現れるはずだ。それは同じ業界にはいないだろうし、しがらみのためできないに違いない。