2016年8月21日日曜日

「数学女子」を再度読み返してみたけれどやっぱり面白かった。

数学女子 1 (バンブー・コミックス)<安田まさえ>は随分前に一度読んだのだが、暇だったので再度読み返してみたけれどやっぱり面白かった。へー、理系のギャグってこういう引用するんだ、とか、車のナンバープレートの数遊びのことをMAKE10っていうんだ、とか、数式や公式は実生活にこんなに役立って(?)いるんだ、とか。素数遊びってのもオツなもんだね、と思うようになった。ナンバープレートの語呂合わせは取得した人の遊び心が伺えて普段でもよく見ていて、たまに面白い数字を見つけることがある。



数学女子5

たとえば、これはだいぶ前に深夜車で走っている時に前にいた黒塗りのイカツイ車は、

0893→オレ、ヤクザ

近所のイカツイ家に駐車してある女性用と思しき赤い車、他2台。もう一つがどうにも語呂合わせがうまくいかなくていつもそこを通る度にう~ん、と頭を捻っているのだが...

1107→イイ女
1105→イイ男
3754→皆殺し

など、これは!!!というものがあったら教えて欲しいものだ。

それはさておき、

理系学生の獲得に政府、実業界ともども苦労しているという話をよく聞くが、簡単に増やす方法が一つあると思う。それは、文系に属している経済学部を改組して理系工学部に組み込んでしまえばいいと思う。そして、文系の哲学科の中に論理学科とか心理学科を組み込んでハイブリッドな履修体系にすればいいと思うのだ。法学部法律学科にしても、あれは言葉の論理学にしか思えないので、論理学の履修を必須にすればいい。統計学は商学部や経営学部でも履修必須にすべきだろう、あ、昔から履修科目か。

そして、文系全体にサイエンスリテラシーを高める意味でコンピュータサイエンスという履修課程を入れるという論議はU.S.Aの現状からよく言われていることだが、私はそれだけでなくヒストリーサイエンスは文系全学部必須にして欲しいと思うのだ。サイエンスが歴史にどれだけ変化を与えたのか、それは織田信長の鉄砲使用の一例を見るまでもなく、水の奪い合いが領土争いになったことや、世界的飢饉など土木的、農業的、金融的観点などから歴史を見ることは大変大切だと思う。戦争は、ただただイデオロギーの闘争だけではないはずだ。

さらに踏み込めば最早、文系、理系などという分類そのものが時代遅れなのでこういった枠は取っ払うべきであろう。

私がこんなことを思うのも、学生時代にコンピュータが勃興してきて、コンピュータの履修課程は単なる抽選によるオープン単位でその選に漏れたのが今でも悔しい思い出として残っていることだ。おかげで大金を払って後年パーソナルコンピュータを購入する羽目になり(これはコンピュータで今で言うところの萌えや同人を楽しみたい!!!という若者によくありがちな欲望のためだったのだが...)、しかもそのソフトウエアの論理構造を理解するのに目を白黒させねばならなかったことだ。

また、高校時に哲学書を呼んでいて、ラッセル、ウイトゲンシュタインを知って論理学に興味を持ち進路はこれにしようと思ったのだが、論理学科は当時、理学部数学科の一分野でしかなく大変がっかりしたものだ。

もちろん、急速に構造改革を進めれば、大学当局や教授会などは自分のポストがなくなるのではないかという恐れで反対するケースもあるだろうが、それは文部科学省がお得意の補助金で改組を推進すればいいのではないだろうか。ただ、文化やスポーツはその国のGNPだけではなく成熟度や民主度を計る物差しでもあると思うので、元大阪府知事のような乱暴な切り捨ては拙速で浅はかな施策であろう。それに国民の不満の吐き出し口でもあるので、むやみな規制も世相の歪みを生むだけだと思う。

知らなかったけれど、このシリーズは5巻まで出ているので最後まで一気に読んでみたい。それぐらい面白い本だ。おかげでこんな本まで買ってしまった。

大人のための やりなおし中学数学 一日一題、書き込み式 (光文社新書)




中学生からの数学「超」入門: 起源をたどれば思考がわかる (ちくま新書)





どちらも有用で面白い新書だ。特に後者は、中学一年生のこどもが最初にぶつかるマイナスの計算方法などをわかりやすく教えるにはどうしたらいいか、など懇切丁寧に書かれてある。私も当時さっぱりだった記憶があるが、なるほどこういう考え方で少しは理解が進むな、と思えた。それでも、まだ完全にはわかりにくかったけれども...

最近、よく数学の問題を見ているのだが、私から見ても問題の文章が実に説明不足だと思うことがよくある。何をどうしろ、という問題には実は例外がたくさんあって、それが書いていない場合は迷ってしまうのだ。それに悩んでいる間に時間だけただ進むという悪循環。言葉に鋭敏なこどもには少々不利かもしれない、などと思う。

最近では"数理女子"というサイトもあり啓蒙に熱心な人たちもいるようだ。






2016年7月20日水曜日

ゼロシム(0SIM)を使用してみてその後の経過について、他SMARTalkについても

前回からの続きシリーズ

最初は本当に何も使用していなかったのだが、ここのところ環境が一変して割と外出が多く使用頻度率が上がった。これ、一年というトータルでならすとそれなりの使用率になるのではないかと思った。

そして、やはりというか外でYouTubeなんぞを見るととんでもなく通信使用量をバカ食いするということもわかった。SNSは結構画像が張り付いている割には食わない。もちろん、張り付いている動画は手動で再生するような設定にしているせいもあるのかもしれないが...地図やWebサイトについても同様だ。

もしかしたら、行く先々がほとんどLTE地域になってしまった恩恵もあるのかもしれない。最近、驚いたのは南信州に行った時だ。このド田舎地域はついこの間まで4Gでしか使えなかったのだが、なんと今回LTEが使えたのだ!長野が通信インフラの積極的な導入県であることは前から知っていたのだが、さすがTV受信でさえまともに入らなくてCATVでしか見られないかわりにLTEがOKになるとは!感慨深い日々だった...

ということで、まとめるとソネットいや会社名変更したから、以下のようになるようだ。

ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社

ソネットエンタテインメント株式会社

ソネット株式会社


ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(今ここ)。

企画の勝利!!!まんまと乗せられた!!!ゼロシムは一年でならすとそれなりの使用量に達する。夏季の電力のようにBandwidth(バンドワイズ)の逼迫を制御できるようにしていれば問題ないだろう。消費者からすると元々安いのだから、安心してある程度使用するし、一時的にたくさん使用しても心が咎めるほどではない。そう思っているうちに、外でも気兼ねなく使うようになり...もしかしたらだんだん普通に使用するようになるかもしれない。私も、最初は外出中にスマホなど持ち歩かなかったのだが、これなら安心、安全のために携行してもいいかと思うようになった。スマホ側も今ではWiFiだろうがLTEだろうが自動接続なのでいちいち切り替えなどする必要もないし...とても便利だ。もちろん、WiFiエリアに入ったら自動でWiFiniが使えます。切り替えますか、などと聞いてくるしアシスタント機能も抜群だ。これは、むしろAndroidの性能Upのせいかもしれないが...


ZenFone2Laser


ASUS ZenFone Shop

使用しているのはたぶんこのLaserではなくて一世代前のZenfone2だと思う。次から次と出るのでもうどうでもいいことだが...

0 SIMお申し込み

ゼロシムは宣伝を大っぴらにしていないのでどこで申し込めばいいのかさえよくわからないのが難点。しかも、申し込みも絞っているようだ。

3ヶ月使用しないと使用不能になるのだが、予想通り早い段階で使用不能となった。どちらにしろ、スマホも壊れて替えたら、SIMカードもマイクロになったので再申請しなければならない。<uploaded 26/Jan/2019>

SMARTalkお申し込み

また、FUSIONのSMARTalkも宣伝かけていないせいか、申し込み先がよくわからない状態だ。

これでIP電話番号をとったのだが、その電話番号でLineの登録をしようと思ったらできなかった。異なるアプリ同士では使用できないことを初めて知った。もちろん、IDや名前がわかっていればそれで探せばいいことなのだが、検索をよく知らない人だと電話番号で調べられないので不便に思えるようだ。

こうして市井の普通の勤労者の方々たちとコミュニケーションをとっていると、みんな結構キャリアの宣伝に洗脳されているんだなあ、と思う。そもそも、携帯はdocomoauSoftBankのショップで買うものと思い込んでいるようだ。安いスマホってどこで買うの?と相談されたりすると、組み合わせないといけないので基本的説明からしないといけなくて話が長くなる。

この数年間でいろいろ考える時間があったが、小泉政権時代のマーケティングであったB層をターゲットにしろ、というのを大変実感するようになった。それほど、情報理解の狭さに呆れるというより震撼した。最近、モノの本の宣伝で「世界は右左というより上下の戦いになった」というようなコピーを見たが、その通りと思うようになった。TOYOTAアルフォードのいかつさがMadMaxじゃるまいし、と悪態をつき最初理解できなかったが、今ではなるほどB層向けのマーケティングであり、デザインコンセプトなのだと考えると腑に落ちる。TOYOTAお膝元の愛知では若者がフツーにLEXUSに乗っているからなあ、もちろんTOYOTA系の会社に勤めていればいやでも買わされるのだろうが...

実は、SMARTalkなんだが、結構頭を悩ますアプリだ。起動していても、連絡があったメールが届くのが翌日だったりして全然リアルタイム性ゼロ。ただ、録音機能はあるのでそれはいいのだが常に連絡を取りたい人にとっては厄介だろう。まあ、普通みんなすぐに電話は取りたいよね。ということで、これ他のものにしたほうがいいような気がしてきて、現在検討中。オススメアプリとはちょっと言えないが、安いのは事実。(11 June 2017)





2016年6月9日木曜日

「IoTとは何か 技術革新から社会革新へ」を読んでみて納得

IoTとは何か 技術革新から社会革新へ (角川新書)<坂村健>を読んでみて納得。さすがにトロン開発者。さすがに日本の問題点をわかってらっしゃる。結局、行政をなんとかしないとトータルな改革にならない、とのことだ。

IoTの日本における基本的な問題点を考えるにはいい本だった。

「面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様」が面白そうだったので買ってみた

面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様 (講談社+α文庫)/内田麻理香が面白そうだったので、歯医者の帰りに寄ったアトレ恵比寿の本館5Fにある有隣堂で買ってみた。立ち読みしたら結構面白そうだったので衝動買いした。あっという間に読めたので暇潰しにもってこいの本だった。

「ぼく、オタリーマン 1~6」と「理系の人々1~3」一気に読んだ

スナモのフタバ図書でこの「ぼく、オタリーマン。」の中古本を売っていたので大人買いしてみました。前からちょくちょく立ち読みはしていたのだが、初めて最初から読んだ。続き物じゃないので、昔の雑誌"週間アスキー"によく連載してあったマンガと同じ雰囲気で読んでいた。

結論から言うと、「理系の人々のほうが若干面白いかな、と。作者の"よしたに"は最近?本業?のサラリーマンを辞めたらしいが、ITネタのほうが自分にとっては面白かった。場の雰囲気を読めないとか、女性に異常に気を使うわりには不躾な質問をしてしまう、とか人間同士はテキトーな付き合い方でいいんだよ的な気持ちになれないところは自分の過去のまわりの人間たちを思い浮かべるとわかる、わかると思った。

けれど、これは紙で読むモノじゃないな、と思った。ま、読んじゃったんだけれど...

 

2016年5月28日土曜日

やっとSIMフリーのZenFone2/Asusに待望のSIMカード0 SIM(ゼロシム)/So-netとIP電話アプリのSMARTalk/FUSIONを入れてみた。

ずっとSIMフリーのZenFone2/AsusにSIMカードを入れず、自宅のWi-fiだけでアクセスしていたのだが、自分に合ったSIMカードがリリースされないままになっていた、というのは前回書いた通り。そうしたら、なんとSo-netから画期的なモバイル通信サービス0 SIM(ゼロシム)が発表されたので早速入れてみた、というと早耳に思われるが、実際は"みおふぉん"にしようか"FREETEL(フリーテル)"にしようか、ずっと迷っていたのだが偶然ゼロシムのことを知ってこれに決めたのだ。携帯をほとんど外に持ち歩かない私のためのプランとしか思えないタイミングで出てきたのは嬉しい。三ヶ月に一回程度は使用しないといけないようなので、ま、一度だけ外出時に持っていけばいいかななどと思っている。

電話オプションは入らなかった。それだと料金ゼロにならないから。代わりにFUSIONのSMARTalkというのを入れてみた。まあ、楽天の子会社になっちゃったようだけれど...とにかく無料のIP電話だ。一応、電話はつながった。ただ、これのせいでバッテリーが今までより消耗するようなので、どうやったらバッテリーを節約できるのか調査中。

ただ、MNP予約番号を取ったり(0120番号は時間がかかってホント面倒くさいよね)、SIMフリーのZenFone2の裏蓋を外して(これがなんとも固くてなかなか取り外せないんだ)SIMカードを入れたりするのはそれなりに面倒臭く大変だった。こういうのは本格的に老人になっちゃうとちょっとできるかなあ、とか思った。大手キャリアに行くほうが何倍も簡単だ。月々の通信料は高くなっちゃうけれど...

いずれにしろ、So-netありがとう~~~~~SMARTalkありがとう~~~~~~あなたたちは貧乏老人の味方だあ~~~~~無料万歳!

2016年5月22日日曜日

先々週は山梨県にある"いさわ温泉"に行ってきた。



先々週、山梨県にある石和(いさわ)温泉に友人たちといつもの温泉旅行に行ってきたのだ。この温泉街なのだが、いわゆる鄙びた山奥にある温泉街と違ってまるで普通の地方都市の中にホテルが点在するという全然温泉街らしくないところ。

山梨県いさわ温泉 華やぎの章 慶山

で、宿泊したのは"華やぎの章 慶山"というホテル。街のど真ん中にあって風情も何もない所だがその分サービスは満点だった。料金は1万円弱で料理はゴージャス、サービス上質ということない。ただ、平日行ったせいなのか客はほぼシニア。私たちよりお年寄りが多かった。中国人ツアー客とは食事とお風呂の時間帯がすべて異なっていた。観光を終えてから彼ら彼女らは来るので入館時間も遅いのにあわせて、風呂の時間も遅く設定されていた。大変な人数で混乱を生じるだろうから良い配慮だと思う。それでなくても日本人高齢者もそれなりに多いしもたもたするだろうから。

山梨県側から見た富士山



このホテルに入る前に鳴沢氷穴に寄ったのだがひんやりしていて寒かった。中国系の外国人数人も立ち寄っていた。この後、紅葉台展望レストハウスに寄るのだがこの日は富士山が絶景で大変美しかった。こんな富士山を見られるのはとてもラッキーだった。どこかの私立女子中学生たちがハイキングなのかたくさん来ていた。ご苦労様です。私たちは老人なので車で行きましたが...

富士山を静岡県側からか山梨県側からかで美しさの度合いを測ったりするが、どちらにしろ晴れた日に見られれば幸運であろう。

帰りにお土産を買おうということで、信玄餅で有名な"桔梗屋"に寄ることにした。もちろん、お土産代を節約するために私たちが向かった所は桔梗屋の工場だ。ここではアウトレットお菓子を半額で販売しているのだ。私には"甲斐の月"というお菓子が仙台"萩の月"の真似っぽく見えたが美味しそうだったので、これのバラ売り半額をまとめて買った。1個50円ぐらいだった。ま、予想通り旨かったので安心した。

三峰神社

さらに帰りには"三峰神社"にも寄った。結構、観光客が多くびっくりした。東京近くの秩父にこんな有名な神社があったとは!

ダム下から/どっちのダムだったか忘れた

さらにさらに、時間があったので帰りに"滝沢ダム"に寄った。ここはエレベータがあってダム下まで降りることができるのだ。熊注意という看板があったのでダム下に最近熊が出現したらしい。怖いよ!!

!もちろん、"浦山ダム"にも寄った。正直、どっちも似たようなものなのだが雄大なスケールはさすがダムという感じだ。こちらも、エレベータがあり下に降りることができる。好奇心いっぱいのわれわれは当然、降りたのだが...見学時間が17時までなので時間に余裕がなかったのが悔やまれるがなかなか行けないところだし、家族全員一致でここに行こうと決まることは稀ではないだろうか、まして紅葉見物でもないしダムそのものが好きなんてねえ...インフラおたくかい。

ところで、道中、山梨警察に引き止められた。どうやら、一時停止が短すぎるということのようだ。友人の車が黒のSUZUKIアルトターボだったので、向こうは若いニイチャンが乗っているとでも思ったのだろうが、中を覗いて見れば老人三人がいて猛烈に抗議してくるのでさぞや面食らったことであろう。持ち主である友人がゴールド免許だったので助かったのかもしれないが、いやはや今となれば笑い話で済んで良かった。