2013年6月12日水曜日

歯痛は顎関節症 上下の歯を接触させる癖症候群=TCHという癖だった

今年の4月にいつものようにこれはストレス歯痛だなあと思いながらもかかりつけの恵比寿の歯医者に出かける。診断結果は病名"TCH(Tooth Contacting Habit 上下歯列接触癖)""顎関節症 上下の歯を接触させる癖症候群"だった。

"たとえばパソコンに向かって長時間デスクワークをするとき、無意識に上下の歯を当てていませんか。日中、上下の歯の接触時間が長いと、顎関節症の憎悪、歯の痛み、舌の痛み、頭痛肩こり、夜間の歯ぎしり等、様々な症状の引き金になりやすくなります。

TCH(Tooth Contacting Habit 上下歯列接触癖)とは?

本来、上下の歯が接触するのは「そしゃく」「会話」「嚥下」のときに限定され、それも瞬間的なものです。通常、上下の歯が接触している時間は一日で10-20分間程度とされています。しかし、この動作を機能時だけでなく、癖として無意識的にしている方がいます。この癖が原因で、顎関節症など様々な歯のトラブルが起きてしまいます。

TCHが関連するお口のトラブル

顎関節症(開口障害、開口時の関節痛、顎関節の音)
咬合時の違和感、歯の痛み、知覚過敏
歯の歯折、磨耗
歯の詰め物、被せものががはずれやすい、時折、壊れやすい
取り外し式義歯の慢性的な痛み
舌の違和感、痛み、歯周病の進行
就寝時の歯ぎしり、くいしばり

TCHの見つけ方

「くせ」ですので、ご自身では無自覚のことが多いです。

1) 姿勢を正しくして目を閉じます。口唇を閉じた状態で「どこかの歯が咬んでいるか、触っている」口唇を閉じた状態で上下の奥歯を離します。この状態で違和感を感じる。

2) お口の中の「頬の粘膜」や「舌の側面」に歯の圧度がある。

1)の自覚があったり2)の症状が見られたらTCHの可能性が高いです。

TCH(上下歯列接触癖)の是正方法

第一段階

上下の歯が接触していること、接触癖がトラブルの元になることを認識する。

自身で歯が接触していないと思っていても、奥歯を離している状態に違和感がある場合は接触癖があります。こめかみに指を当ててみると、上下の歯が触れた瞬間に筋肉が収縮する動きを完治できるはずです。歯を接触させたままでいると筋肉が疲労し、関節に余分な負担をかけていることを実感しましょう。

第二段階

接触癖を是正するための行動を実施する(張り紙法)

「リラックス」「歯をはなす」「力抜く」「脱力」などと書いた紙、ふせんを家中のあらゆる所に張ります。職場では特にコンピューター周りに張ってください。身体の緊張を解くためのきっかけを作るためなので、張り紙ではなく例えば「絵」や「シール」「リボン」でもOKです。メモに気づいたら、「歯を離して、ため息をつくように息をゆっくりと吐き出しながら、顔面から上半身の力を抜く」これを気づいたときに行ってください。

第三段階

是正行動の定着化

そのうちにメモを見なくとも歯が接触していることでそしゃく筋の疲労感を自覚でき、歯の接触に気づくようになります。この気づきが得られるようになれば、メモを見なくても気づいた時点でまた脱力できるようになります。メモと気づきの双方で脱力することを繰り返していると、徐々に気づくまでの時間が短くなり、最終的には数秒間接触していると無意識に歯を離せるようになってきます。

(参考文献:TCHについて 木野孔司 東京都歯科医師会雑誌第60巻7号)"

以上歯科医院のちらしから引用。

担当の医者はリボンを手に結んでいるといいですよ、と話していたがまあ近々実施してみようかと思ってはいる。ただ、寝る時に横向きだと絶対歯がくっつくんだよなあ、だからといって口をぽかんと開けておくのもバカみたいだし、細菌が入って喉にもよくないような気がする。

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