花のズボラ飯を読んだけれど面白かった。花のズボラ飯(2)も面白かった。画は水沢悦子。原作は、久住昌之。孤独のグルメ (扶桑社文庫)で人気沸騰中。TV東京でドラマ化されて、これも人気が高い。画は谷口ジロー。新装版 不機嫌亭漱石 『坊っちゃん』の時代 第五部は面白かった記憶がある。
「花のズボラ飯 1」
さて、中身だが画はごちゃごちゃしている。細部まで描きこんであるのでこれはこれでいいと思うのだが、嫌いな人はいるだろう。主人公のキャラクターは実際いるでしょ、と思わせるリアルっぷりで悪くない。妻がリアルでこれだったらイヤだけれど...一人暮らしの女性で狭い部屋に住んでいると、手が届く半径1m以内にすべてのものが置いてあるという状況は実際ある。経験者は語れるはず。いや、実際経験したことがある。足の踏み場がないという部屋は男友達にはよくあるし、玄関の鍵をかけない男というのも結構いる。盗まれるようなものなどない、と本人は言っていたが、なるほど本当に何もなかった。今、思えばあいつはいったい教科書とか買っていたのだろうか?ギターしかなかったのをよく覚えている。
ズボラ飯だが、いくつかは実際に作ってみた。まあ、普通に食える。もちろん、サッポロ一番の塩ラーメンなど同じようなレシピで昔から作っていたので、言われるほど旨いか、というとむしろ食べ飽きているぐらいだ。主人公の花ちゃんは、よく独り言を言う。寂しいと確かに独り言は多くなるが、この独り言が結構楽しい。男並みの愉快さなのでこの本は男が読んでも大変面白い。昔、大東京ビンボー生活マニュアル(1) (ワイドKCモーニング)(前川つかさ)という漫画があったがそれにも通じる食漫画だ。
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