2013年12月7日土曜日

ジェネリック医薬品にして医療費を節約できた

 健康保険被保険者証に"ジェネリック医薬品を希望します"というシールが付いていたのでそれを貼り付けておいた。先週、少し喉が痛かったのでいつものかかりつけの耳鼻咽喉科の病院まで出かけてこれまたいつもの愛想のないお姉さんがいる薬局でこれを提示したら、きちんと見ていたらしく普段もらっていた薬が見事なほどジェネリック医薬品に替わっていた。

 これまでだと、漫然と医薬品を受け取っていたのだがこうまで薬代を節約できるとは思ってもいなかった。何割かは確かに安くなった。たとえば、

クラリス(抗菌薬)→クラリスロマイシン錠
タリオン(アレルギー性疾患治療薬)→後発医薬品(ジェネリック医薬品)は存在しません
ムコダイン(去痰剤)→カルボシステイン錠
トランサミンカプセル(口内の消炎・鎮痛剤)→トラネキサム酸カプセル
PL配合顆粒(総合感冒剤)→サラザック配合顆粒

 などなどだ。タリオンを除いてほぼ入れ替わった。タリオンについては特許が2017年まで存続するため、特許権を持つ宇部興産&田辺三菱に対して製造できないようだ。特許権は特許出願日から20年で消滅するが、この薬は知財高裁でまだ争われているためなかなか後発医薬品製造に乗り出せないようだ。

 本日、胃の不快感があるがこのタリオンのせいかもしれない。しかし、

物質特許  →用途特許       →製剤特許  →製法特許
(創薬研究)  (非臨床試験3~5年)  (5~10年)   (審査・承認)

 これほど長い時間をかけても新薬の独占販売が5~10年ほどしかないんじゃ自動車の金型製造のやりくりなんかめじゃない。こんな長い資金回収は途方もないリスクだ。宇部興産は化成品の会社かと思っていたら、1980年代から研究開発をスタートさせていたようだ。確かに薬も化学...だよなあ。

 富士フィルムなんて、フィルム会社かと思っていたらフィルム製造中止、いつのまにかカメラ作り始めて、それもリストラ、画像処理を研究しているかと思ったらあっという間に医薬品を作り医療機器を製造している。まるでGE並みの自己革新を続けている。写真にこだわり過ぎたコダックの凋落ぶりを考えると実に見事だ。

 それにしても、コダックフィルムの黄色は実に素晴らしかった。だから、私は昔、写真に凝っていたときはコダックのフィルムばかり購入していた。で、たまに安いサクラカラー(コニカカラー)を購入していた。緑が綺麗なフジカラーとか言われても当時は木や葉っぱの美しさなどピンとこなかったのを覚えている。先輩たちはバカ高いNikonの一眼レフカメラを購入していたけれど、私はミノルタ、そのミノルタ、サクラカラーのコニカ(小西六)も今やSONYのミラーレス一眼へと遂に結晶化された。なんとなくデザインに柔らかいミノルタらしさが感じられるのは私だけじゃないはずだ。

 さて、薬だがこんなにもお金を節約できるのなら今後はずっとジェネリックでいきたいところだ。効能は全く同じとは言い切れないようだが、子供用に特に違いがあるらしい。確かに、甘い喉用シロップなど味付けで製造方法が異なっているのもわかる気がする。

2013年12月2日月曜日

牛乳三角パックを沖縄で見かけたことがある

2年ぐらい前に沖縄で仕事をしていた時、偶然イオンのマックスバリュで三角パックの牛乳を見かけたので衝動買いしたことがある。今、考えるとあれは地元の牛乳ではなく北海道の牛乳だったかもしれない。

調べてみたら現在でも製造しているところが北海道にあるらしい。べつかい乳牛興社と北海道酪農公社のようだが、ここから全国に出荷しているのだろか。

群馬県神流町にある恐竜センターに行ってきた

 先月、群馬県神流町にある恐竜センターに車で行ってきたが、結構遠かった。本庄児玉ICまではスイスイなのだが、降りてからが1時間は最低かかる。他のICからも行けるようだが、東京からはこれがベストのように思えた。途中の道の駅"万葉の里"で休憩。なるほど恐竜が昔のしのし歩いていても不思議はないような奥深い渓谷に近づいてきた。


Roadside station-Manbanosato

 恐竜センターと化石発掘体験地は場所が少し離れていて、体験地は橋を左に、センターはまっすぐだ。看板が明確でないので迷った。お役所である町立のせいか宣伝が下手だ。とにかく、先に恐竜センターに行って予習をすることにした。大人600円、子ども300円だ。安い。入り口の自動販売機カッコワル!情けないぞ。


Dinosaur Kingdom Nakasato/神流町恐竜センター


Outside the Dinosaur Musuem

 恐竜センターは本館、別館という構成で恐竜の骨がレプリカ、本物等十分満足できる展示量だ。ライブシアターの喋る人形はちょっと不気味だった。それよりもこのあたりがちょうど白亜紀前期には多く発海岸線である”地溝帯”に入る地域だったのにびっくりした。つまり、白亜紀頃に戻るような物凄い日本沈没が起こるとここぐらいが海岸線になるわけだ。

 さて、恐竜センターでの見学を終了し、化石発掘体験ツアーに参加。午前は10時~12時、午後は1時~4時までだ。一人1時間500円だ。山肌に転がっている岩を掘り起こし、バケツに入った水で洗い、化石らしき黒い石を探すというとてもジミ~な作業だから、面倒くさい人や興味がない人は参加せずに発掘場所の上から様子を覗くだけでいいと思う。ゲームが面白くなってくる高学年の小学生には退屈かもしれないので子どもが低学年のうちに出かけるのが良いだろう。あと、この場所は奥深いところにあるので冬は寒い!春から初秋にかけてが良い。また、軍手は必需品だ。雨が降りそうな天気の時は長靴やレインコート持参がいいだろう。水が結構冷たいので、ゴム手袋もあるといいかもしれない。膝を折って掘るので足が悪い祖父母は見ているだけにしよう。全く興味のない母親は傍で見ているだけで十分だろう。意外とハマるのは親のほうのようだ。熱心に掘っている親を見かけた。


Excavating the fossil/化石発掘体験場所

 恐竜センターにはお土産コーナーもあるので、ここで恐竜グッズなどを購入すのもいいかもしれない。食べ物からグッズまでなかなか揃っていた。食堂で食事も可能だ。センターの外ではやる気のない地元の人たちが焼きそばなどを露店で販売していた。まあ、農家兼業なのでどうでもいいのかもしれないが...ただ、ヤル気ないんならヤメろよ。最初からやらないほうが景観上ヨロシ。

 帰りは、上信越自動車道を通って藤岡ICから帰るのが近いと聞いたが、軽井沢からの帰りの混雑がイヤなので来た時と同じ道で帰った。

2013年11月30日土曜日

鬼怒川温泉にいつもの友人たちと行ってミニ同窓会

 今月半ばに、いつもの友人たちプラスワンで鬼怒川温泉のホテルハーヴェスト鬼怒川に宿泊。さすが日本全国の景勝地に会員制マンションとホテルを経営しているだけあって行き届いた安定したサービスだった。それなりの地位の人たちの来訪も多く、法人会員が多いのも頷ける。


Harvest Club Hotel Kinugawa/Entrance

 ホテルの目の前に東武ワールドスクウェアがある。窓から眺められるが木があるのでよくは見えない。別に興味がなかったし、誰も行こうなんて言い出さなかったのでスルー。行きたきゃリアルな都市にダイレクトに行くよ。


TOBU World Square

 1階のレストランはバイキングになっていて和洋中華、デザート、ドリンクなどたくさん用意してあった。コックがいるコーナーでは肉を直接提供していた。時間通りに素直に従ってくれる日本人だからこその運営だろうが、何時から何時までの間で直前で人が少ないので早くレストランに入ってくれという指示がフロントから届いていた。レストランの下を窓から覗いていると猿が数匹悠然と歩いていくのを目撃した。日光周辺は猿による被害が多いと聞いていたがなるほど猿を普通に見られる。

 
Outside the window of the restaurant

 まあ、新潟に単身赴任している友人の東京出張スケジュールにうまく合わせて、風呂入ってのんびりしただけだったので中学校時代の超ミニ同窓会とも言える。帰りは鬼怒川温泉駅前のお土産屋でいろいろ土産を購入。

 
Hachiyaでバームクーヘンを買う

 HACHIYAのバームクーヘンが美味いらしいのでお土産に購入。値段も道の駅にあるご当地バームクーヘンとか高いものよりもリーズナブル。帰ってから食べたが値段相応だった。お店でアルバイトの女子高生がサンプルをくれて試食できるのでこれは良かった。

 隣りにある"高級ホテル あさや"の直営店"すみ屋"の温泉饅頭を購入しようと思ったのだが、午前中に品切れということで断念。ここは売り切れが当たり前のようだ。

 
Shop "Asaya"

 仕方がないので、向かいにある"おみやげ一楽"で温泉饅頭を購入。金谷ホテルベーカリーの商品を売っているらしいが、金谷ホテルの有名な定番商品"金谷チーズケーキ"はなかった。当たり前だ。日光金谷ホテルは学生の頃、行ったことがあってそのチーズケーキを食べたのだが、甘酸っぱい本格的な味に衝撃を受けたものだ。"なるほど本当のチーズケーキとはこんな味なのか!!"と思った。中善寺金谷ホテルには途中寄ったが宿泊はしなかった。その後、金谷ホテルは経営危機に陥ったが老舗なので確かどこかが支えたと記憶している。行った当時は老舗だとは感じたが老朽化していて古びた感じがしたのを覚えている。今考えれば、若者には合わないホテルで身分不相応だった。よく泊めてくれたものだ。


駅前には無料の足湯もあり若い中国系の集団がはしゃぎながら電車の到着時間までずっと足をつけていた。一人の女の子はモデルのようなすらりとした小顔の美人だった。中国北東部の出身に違いない、とまた独断的妄想を膨らませたのだった。

 
Footbath in front of the Kinugawa Station

リニア新幹線の駅が飯田市にできるらしいが、その飯田市まで行ってきた


 11月下旬、飯田市にある飯田病院まで見舞いのために行ってきた。この飯田病院は社会医療法人栗山会のことであって、飯田市立病院ではない。飯田病院は飯田駅徒歩2分の便利がいいところにあるが、飯田市立病院は伊那八幡に向かって153号線沿いにあるものの車でなければとても行けない場所にある。周りにイオン飯田アップルロード店アピタ飯田店バロー飯田店などのスーパーマーケットがあるものの、他にはワークマン飯田インター店AOKI飯田インター店洋服の青山飯田店などいわゆるロードサイド店があるだけだ。もちろん、リニア駅ができると言われている喬木村が近いので将来はこのあたりは一変する可能性はある。飯田市立病院には行っていないのでよくわからないが、一部の入院患者さんに聞いたところによると飯田駅前の飯田病院のほうが私立だけあって親切丁寧らしい。確かにやたらにデカイぐるぐる回る入り口などどことなくバブルっぽい建物ではある。認知症疾患医療センターも併設されており、このような老人の多い地区では南信濃一番の医療施設と言ってよいかもしれない。他の病院は知らないけれど...

 それはさておき、飯田市は意外と新宿からすぐだ。信南交通飯田市と東京新宿間名古屋間のバスを運行しているからだ。新宿までは大体4時間で4,000円ほどとリーズナブル。来年は高速代金半額サービスもなくなるし、需要は増えるのではないだろうか。企業も飯田市にはたくさん集まっている。ボルト製造のアルプス精工シチズン時計マニュファクチャリング、味噌のマルマン、太陽光発電システム用セル生産の三菱電機中津川製作所飯田工場、センサ・モータ・サーボの多摩川精機旭松食品飯田本店・天竜第一工場、自動車部品のオムロン飯田、NC・専用機用ツーリングのエヌティーツール飯田工場などなど。長野県は東京よりも寒い場所だが飯田市はそれほど雪が積もる所ではないし、そこそこ町なのでそれほど悪くないロケーションだと思う。


  飯田病院最上階のレストランから北部方面

 飯田高校や飯田女子高校(私立)、飯田女子短大もあるし高校までならいい所なんじゃないかなあ。大学が信州大学だとしたら同じ長野でもちょっと遠いか、東京か名古屋に出るのかな。


  同じく南アルプス方面


 この日は天気も良かった。病院最上階のレストランも日当たりが良くてぽかぽかしていて和んだ。国立病院とかの食堂より高いけれども景色代が入っていると思えば妥当だった。

帰りに阿智村方面の途中にある飯田山本の"お百姓の直売所 たかどやファーム"に寄ってお土産を購入。ここは地元の人や観光バスも買いにやって来るというとってもお買い得なお店だというので私も閉店前に滑り込んだ。お肉、野菜、果物、お米、きのこ、漬物、冷凍食品などを販売している。確かに和牛肉は赤みが多く新鮮そうだ。結局、必需品のお米とリンゴが安かったのでお持ち帰り。お米は10Kgで4,000円いかなかった。箱買いのリンゴは1箱2,000円だった。リンゴは品名サンふじだと思う。店の人は地元の林檎です、とか言っていたが、国光とふじのかけあわせなので、国光の酸味とふじの甘み、国光の硬さとふじの柔らかさが合わさってかけあわせが発展途上の感じはして統一感はないものの味に見合ったリーズナブルな値段だと思う。インターネット通販が割高になるのが惜しいが、こちら方面に旅行したらぜひ寄りたい穴場だ。


  たかどやファーム前の牛(夜なので粗い)

2013年10月26日土曜日

都民の日は無料の多摩動物公園に行ってきた



 















 10月1日は都民の日だ。葛西臨海公園の水族館などいくつかの施設が無料なのだが、その中でも多くの動物がいてゆったり歩くことができる多摩動物公園に行ってきた。この日は生憎と小雨日和で、来客数も少なくしっかり動物を見て回ることができる。

 今回は時間があったので、上からゆっくりと見てきた。まずはバスに乗る。これに乗って一番上から下へと下るのが疲れない鑑賞方法だ。オランウータンの手前でバスは停車するので、最初はオランウータン→シロテテナガザル→トラ→左手に回ってアジア園のユキヒョウ→レッサーパンダ→ターキン→シャモア→オオカミ→モウコノウマ→下ってニホンカモシカ→シフゾウ→再び右手に戻ってケナガフラルー→ウォンバット→バルマワラビー→さらに右にそれてオーストラリア園で最初の目玉コアラ館→アカカンガルー→エミュー→トナカイ→ワシ→イヌワシ→フクロウ→また本道に戻ってインドサイ→スイギュウ→ツル→カワウソ→下ってモグラ→トガリネズミ→右に戻ってヒグマ→ムササビ→イノシシを下に見ながらニホンザル→とんぼばしでもう一つの目玉アフリカ園に突入だ→シロオリックス→キリン→ペリカン→ダチョウ→グレビーシマウマ→ライオン→アフリカゾウ→フラミンゴ→チーター→サーバル→最後に昆虫園で様々な鮮やかな色の蝶を見る。昆虫館の出口付近で多摩動物公園にサヨナラを告げるのだが、ここにいる世界最大級のゴキブリが最後を飾るというのがなんとも印象的だ。






















koara(コアラさん驚かせてすいません、うっかりフラッシュしちゃいました)


asian elephant(やはりアフリカ象より小振りだ)


elephant dung(象の糞はやはりデカイ!)


tiger(虎は常に何かに隠れている)
 




 



 













golden takin(ゴールデンターキンは逞しい)


greater one-horned rhinoceros(インドサイは水中が好きだ)


本日はここまで。また暇を見つけて貼り付けておきます。

2013年10月25日金曜日

牛丼屋もコーヒーをメニューに加えてくれよ

















Matsuya-Kawasaki Nishiguchi Store

 
 今月、川崎駅前の牛丼屋=松屋で大盛り牛丼を注文した後、時間潰しだったのでコーヒーが飲みたくなったのだが、残念ながらメニューになかった。ところが、セルフの暖かいお茶を入り口付近で発見したのでそれでダラダラと時間を潰した。ラゾーナ川崎がある川崎駅西口の商店街はラゾーナのせいか、衰退が激しくこのあたりは商店が激減しているのだ。川崎市はこの商店街をなんとかしようという気持ちはないのかね?なんとも冷たい市庁だ。



 

 











Entrance of Matsuya-Kawasaki Nishiguchi Store

 
 だからといって、人が多いラゾーナの中の喫茶店まで行く気力はない。その辺で済ませたいのに、喫茶店がない!!!腹も減ったし、牛丼屋で全てを済ませたかったのだが牛丼屋のコンセプトはボリュームのあるものを安く早くだ。まるで人間をブロイラーのように腹に薄い脂だらけの牛肉を放り込ませるシステムだ。牛丼屋の人気が伸びないのはこんなシステムに嫌気が差しているのも一因ではないのだろうか。中華料理屋でも長居する酔客のためにビールを用意しているというのに、コーヒーの一つぐらいメニューに忍び込ませてもいいのではないだろうか。いい場所に陣取っているのだし...歳取るとワンタイムワンプレイスですべて済ませたいのだがなあ。ランチタイム以外はそんなに手間取らせないと思うよ。もちろん、美味しい緑茶の有料化でも構わない。だいたい、牛丼屋は飲み物を軽視しているよね。すき屋でダラダラ喋っている女子高生を何度か見たが、ダラダラとスプーン!!で飯をすくいながら食べていた。彼女らに必要なのは飲み物だ!!























AD of Matsuya-Kawasaki Nishiguchi Store

2013年10月23日水曜日

「日輪の賦」を読んで改めて大化の改新は凄い改革だったんだと思った

 日輪の賦を読んで改めて大化の改新は凄い改革であり、当時の唐の情勢に対応する防衛策でもあったんだと思った。今も昔も東アジア国家との融和策はこの国の安寧を考えると大事な政策であるんだと思いを将来に巡らせるきっかけにもなった。また、新生日本を強き国家にしようとする若き官僚たちの奮闘物語でもある。大宝律令がまさに日本国家独自の最初の法律といえよう。かように、新羅や唐の技術、文化、法律を積極的に輸入し学んできたからこそ今の日本があるのだし、その姿勢は現在も脈々と続いており、これを絶やすのは憂慮すべきことなのだろう。


「日輪の賦」


久しぶりの歴史小説だったが、とても感動的な本だった。ただ、名前は最後までルビをふるか、脇役まで掲載した図説が欲しかった。たとえば、持統天皇(讚良皇女)は"さらら"なのか"ささら"なのかルビが小さくて読めなかった。もうどっちでもいいや、ということで読んでいたのだがもやもやが最後まで晴れなかった。図説も簡略化しすぎだ。Wikipediaに少し足しただけだろ。図説こそちゃんとルビをふってくれよ。歴史小説初心者に対してケチだぞというか不親切だぞ。

2013年9月30日月曜日

ディズニーがMovieNEXという商品を出すらしいがこれって中古になったらどう対応するんだ?

 ディズニーがMovieNEXという商品を出すらしいがこれって中古になったらどう対応するんだ?

 第1弾は、ピクサーの最新作モンスターズ・ユニバーシティ MovieNEX [Blu-ray]を2013/11/20日にリリース。

 各種記事を要約すると、第1弾の中身は以下。

1. Blu-ray1枚
2. ボーナスDisc1枚
3. DVD1枚
4. クラウド対応のデジタルコピー権
5. 専用サイト「MovieNEXクラブ」へのアクセス権

おまけ

抽選で当たるカレンダー
オリジナルグッズ
ディズニーストアでの10%ディスカウントクーポン
製作総指揮のジョン・ラセター氏への特別インタビュー動画を閲覧可能

今後の予定

2013/11/20
「ミッキーのクリスマスキャロル」(1983年に公開された中編)
「トイ・ストーリー」シリーズ3作品、そして「モンスターズ・インク」

2013/12/18
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ4作品

2013年9月29日日曜日

図書館に通う-当世「公立無料貸本屋」事情を読んでその通りなどと思った

 "図書館に通う―― 当世「公立無料貸本屋」事情"を読んでその通りなどと思った。著者の宮田昇氏は日本ユニ・エージェンシー日本ユニ著作権センターを創設した一人らしいのだが、日本ユニ著作権センターの著作物については昔購入して読んだ覚えがあるだけにお世話になりました感が強い。


「図書館に通う-当世「公立無料貸本屋」事情」


 この本の中で一番強く印象的だったのは、公共貸与権=公貸権の適用を訴えている点だ。公共貸与権はECでは一部の国を除いて1992年に成立しているらしい。日本では映画の著作物は著作権者に対して補償金を支払わなければならないそうだが、出版物の著作者に対して図書館は支払わなくてもよいらしい。図書館が利用者に対して無料なのは、公共福祉であるからだろう。また、一般市民に公開されるのは、情報アクセスに対して基本的権利であろう。著者の宮田昇氏は報われなかった埋没した著作権者に対して公貸権を設定することの重要さを説いている。

確かに、映画だけに与えられて著作物に与えられないのは片手落ちだろう。せっかく、図書館でも配信が始まっているのだからこの際に改正するのはいいかもしれない。

2013年9月27日金曜日

尾瀬に行ってエコを考えてみようとしたが行くまでにすでにエコじゃなかった

 今夏、尾瀬にエコじゃない車で行ってきた。群馬県片品村の鳩待峠側から入り山の鼻を抜け、牛首、竜宮の"原の小屋"で一泊、翌朝、ヨッピ吊り橋に寄り東電小屋から牛首というコースで帰る。


Rest House "hatomachi-touge"

 ここからいきなりのうねうねした下り坂スタート地点だ!

 だが、実はここの駐車場はほぼ使えない。シーズンオフでは使えるようなことなどを書いてあるが、あまりにも面積が小さく常連の定期便バスや団体専用観光バスに占有されていて自家用車はほぼ駐車不可能だ。だから、麓の戸倉駐車場に車を置いてマイクロバスに乗ってここまで到着する必要がある。以下がその戸倉駐車場だ。


tokura-Parking



















tokura-Parking-ticket
 
 
 駐車料金で金を取られて、しかも、ここからのバス代でさらに金を取られる!大人900円、子供450円だ。尾瀬内のトイレは基本的に有料だが志という形になっているので金を払わない人もいる。しかし、車で鳩待峠に先に行ってからこりゃダメだと諦めてまた戸倉に戻ってこさせるのは時間の無駄なので最初から変な期待を抱かせるより、鳩待峠の駐車場はムリと書いておいたほうが現実に即している。

 ところで、尾瀬のほとんどの土地は今、渦中の東京電力の所有物であることをご存知であろうか? 私も昔、初めて行くまで知らなかったのであるが、東電小屋が実際にあるのを今回見てようやく実感した。この土地も電力絡みのいろいろ因縁がある所らしい。

Signboard of National Park "Oze" 
   
 看板右下に東京電力と書いてあるのがおわかりだろうか。この看板を正面に左側からずーっと下り道だ。いきなりの下りなので老人や足の悪い人は要注意だ。帰りにスカートで降りていくカップルを数組見かけたが、いくらちょっと立ち寄りといってもちょっとよろしくない。

えーと、時間もないので今日はここまで。写真は思い出しながら順次ゆっくりアップします。いやあ、毎日アップする人は本当に偉い!凄い!感心するよ。

「イヴの総て」を視聴してみたら今も昔も芸能界は変わらないなあ、と思った

"イヴの総て [Blu-ray]"を観た。前からBette Davis(ベティ・デイビス)の出演しているものを見たかったのだが、なカナか機会がなかったのだ。

左からGary Merrill, Bette Davis, George Sanders, Anne Baxter, Hugh Marlowe, Celeste Holm
File:AllAboutEvecastpromo.jpg
AllAboutEvecastpromo.jpg ‎(598 × 432 pixels, file size: 54 KB, MIME type: image/jpeg)
Promotional image from the film All About Eve (1950).
copyright The Academy of Motion Picture Arts and Sciences (AMPAS), from Zap2it.com Movies

引用:Wikipedia

ベティ・デイビスが大女優だということは知っていたが、この映画を観て度肝を抜かれた。演技が上手い! しかも、自分自身が実生活でも気が強い中年の大女優であり転機を迎えていることを透かせたリアルな話になっている。こんな役を率先してやるなんてセルフプロデュースもなかなかのものだ。顔立ちは個性的、見ていて安達祐実を思い出した。なんとなく似ているかな、と。

それと共演者でKarenを演じたCeleste Holm(セレステ・ホルム)、この女性が可愛かった。北欧系の整った知的な顔立ちだ。共演者のAnne Baxter(アン・バクスター)もなかなか可愛くも小憎らしい演技だった。実際のところ、こんなタイプが一番コワイ女なんだよなあ。彼女、どこかで見た顔だなと思っていたら、"十戒 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]"の王女様の役で出ていた。George Sandersがいい味を出している。批評家は今も昔もインサイダーだ。

最後の会話で、ベティ・デイビスがAnne Baxterに声をかける場面で、

But I wouldn't worry too much about you heart.
You can always put that award where you heart ought to be.

copyright:Twentieth Century Fox Film Corporation(News Corporation Ltd.)

という表現が出てくるが皮肉も交えてなんとも味わい深い忠告になっている。英語の婉曲的な表現は否定疑問文などが多いように、ここでも遠まわしな言い方となっている。字幕では、"だけど、正しい心は自分のところに置きなさい"と簡潔に表現している。字幕は1行だいたい15文字という制限があるので2行が限界。こなれているとはいえないが、putの表現が難しい。価値ある賞を頂いたら、この言葉を噛み締めて精進したいものだ。

Anyway, Bette Davis is Great!!!!!!

2013年9月22日日曜日

「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」を読んで暇つぶしになった

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)を読んでなかなか面白かった。要は、傍聴をしながら裁判を茶化した実況なのだが、録画できればニコ動のほうが面白いが、裁判は録画どころかリアルタイムで流せないので、テキスト化せざるをえない。そういう意味では、裁判ものは出版界にとってはネタとなるだろう。けれども、この本は今なら実質のところ電子化されるべきだし価格も内容から言って新作なら300円ぐらいが妥当なところだろう。今ならディスカウントして100円だ。これで、ブックオフの値段と同じになる。


「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」

2013年8月14日水曜日

「惑星ソラリス」を観てこりゃSFじゃないよと思った

 惑星ソラリス HDマスター [DVD]をまだ観ていなかったので改めて借りて観てみた。監督がA・タルコフスキーでロシアの映画であることは知っていたが、長時間と聞いていたので面倒くさいなあ、と思いながら何十年も経ってしまったので、このままでは観る機会を失ってしまうと思い立ったのだった。

 で、観てみて驚愕。なに、この冗長さは!?なんで延々と景色を?海を!?そんなに水が好きなんかい!?なんで東京の高速道路が?日本語そのまま写っているし、なんで延々とロシアの絵を写すの?フェイドしか技巧がないのかよ!?実験映画でももうちょっとアバンギャルドだろ。音楽は良かった。

 中身はSFと言うより哲学的といったほうがいい内容だった。S・レムの原作小説はもう少しSFだったような違っていたような、まあいいや今度もう1回借りて読み返してみよう。難解なようだが、テーマはシンプルだ。家族や愛情、生活と自然、科学と自然、アカデミズムと凡庸な価値観、ネイティブとクローンの価値、科学と神など考えさせられる両立が難しいテーマが色々含まれている。SFをフレームとして借りて作った哲学的映画と言えるかもしれない。

死んだ妻が蘇ることは嬉しくても、ちょっと何か違うなあ、というんじゃ嬉しさよりも不安と混乱がいっぱい。今の監督だったらホラー映画になっちゃうんだろうなあ。確かに当時のソ連という国の中で自分の思いのたけをぶちまけた映画を作ろうとすると、こんなややこしそうな映画になっちゃうんだろうなあ。

「図書館に訊け!」読了

 図書館に訊け! (ちくま新書)読了。図書館の利用方法ノウハウ本だった。ホテルのコンシェルジェと同じように利用しまくれ、ということだがホテルにコンシェルジェがいるのは一流ホテルだけだし、ビジネスホテルにコンシェルジェなんかいないし、同様に図書館の規模によって違いがあるし、図書館も最近は外部委託が増えていて、非正規労働者がかなり多い。要はパートの人たちが多い。また、文化会館やコミュニティ会館の一部で小規模の場合もある、地方に至っては今週の入荷図書など童話5冊だけ、という状況がほとんどだ。都会と地方はとんでもなく差があるし、著者の勤務している大学と違って蔵書や貸し出し易さに格差もある。だから、著者が言うようなノウハウを知ったところで、利用できない場所が日本にはたくさんある。都会はまだ恵まれているのだ。

  
 「図書館に訊け!」

スパリゾートハワイアンズに行く前に「フラガール」を観た

 スパリゾートハワイアンズ Spa Resort Hawaiiansとは?

 要するに福島県にある有名なアミューズメント施設でハワイアンダンスが最大の売り物、ということだった。車で常磐道を通って行ったのだが、途中間違えて茨城県の日立中央ICで降りて迷った。スパリゾートハワイアンズ自体はなんのことはない、いわき湯元ICから極めてすぐなのだが、いわき中央IC方面を日立中央ICと思い込み違いになってしまったようだ。アホだね、

 実は、ここに来る前に映画で予習をしてきたのだ。スパリゾートハワイアンズの成り立ちを追ったフラガールスタンダード・エディション [DVD]を視聴したのだ。これを事前に観ていて本当に良かった。実際のダンサーの切れのある腰に魅了された。まあ、実は運転に疲れてほとんど寝ていたのだけれど...

 ハワイアンガールズたちを育てた実在の人物、カレイナニ早川(映画の中では平山まどか、松雪泰子が演じている)さんがまだご健在で今も元気に指導されていることを知り驚愕!

 それにしても、松雪泰子は高慢な女の役は天下一品だね。映画、白鳥麗子でございます [DVD]などツンデレ女役ぴったり。ツンデレ結構、好きです。さすが幼少時にバレエを習っていただけに身体が柔らかい。

 そして、スパリゾートハワイアンズを立ち上げた常磐炭礦元社長、偉い!アンタは偉い!よくぞまあ、炭鉱から湧き出る水を利用してこんな施設を作ろうと思い立ったもんだ。上越新幹線大清水トンネルから湧き出る水を利用して作ったJR東日本のミネラルウオーター大清水などを開発した会社はいろいろ吸収合併されちゃってもはやとっくにない。それに比べるといまだ隆盛を誇るスパリゾートハワイアンズは地元住民の雇用を第一に考えた地域還元ローカルビジネスの鑑だね。音楽のジェイク・シマブクロの軽い曲調も妙に合っていて良かった。

 さて、実際のスパリゾートハワイアンズだが...実はハワイアンダンス以外はショボイ。私は、ここの施設とよく似た西の雄、Nagashima Resort ナガシマリゾートをよく知っているので、あちらと比べるとGreat!とは決して言えないのだ。旧名称 長島温泉にはジャンボ海水プールはあるし、アトラクション遊園地、アウトレットはあるし、歌謡ショウもある、しかもどれも規模がデカイ!海のすぐそばに立地しているので、拡張工事も簡単なのだ。昔は植物園もあったのだが今はないようだ。まあ、維持費の割りに人気なかったしな。

 それはさておき、スパリゾートハワイアンズだ。当日は、ボリショイサーカスの曲芸もやっていてイベントはいろいろあるようだ。プールの水はそれほど温かいわけではない。市営プール並みと言っておこう。私は老骨に応えるので入らなかったけどね。替わりに温泉に入った。和風の檜風呂に入ったらボリショイ関係のロシア人が気持ちよさそうに先に入っていた。ああ極楽、極楽、日本のリゾートはやはりこれだね。ディズニーにはこれがないから行かんよ。

2013年7月21日日曜日

「雨に唄えば」視聴してみて改めてミュージカルはいいなあと思ったりした

 雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション [DVD] 「雨に唄えば」視聴完了。

主役のジーン・ケリーもいいが、共演のドナルド・オコーナーも実に上手い。さすが、両親がボードビリアンだけある。相手女優のデビー・レイノルズも可愛い。あのスター・ウォーズのレイア姫を演じたキャシー・フィッシャーの母親だったとは知らなかった。ハリウッド、さすがコネ強力。ジーン・ヘイゲンの悪声演技も上手いし、よく見るとやっぱり可愛い。妖艶なダンサーを演じたシド・チャリシーも魅力的な上にダンスが上手だった。カメラもその美しい脚を舐めるように映している。さすがにバレエをちゃんと学んできただけはある。

「世界が認めたニッポンの居眠り」を読んで都会の電車事情などを考えてみた

 世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!<ブリギッテ・シテーガ/阪急コミュニケーションズ>読了。


「世界が認めたニッポンの居眠り」


 ま、外人さんが書いたほどほどの本。新書で十分じゃないか。

 スキーの帰りにあまりに疲れ果て眠くて新幹線の通路に横たわって眠った自分にとってウトウトはひとごとではない。また、近鉄電車内で若い女性に完全に頭を乗せて眠りこけていた自分を友人が"すいません、すいません"とずっと謝り続けていたあの頃、今ならセクハラものだ。けれども、なんだかあれは妙に気持ちがいんだよなあ。