2015年12月23日水曜日

「決してマネしないでください 1,2」読了。大変面白かった。

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)決してマネしないでください。(2) (モーニング KC)の二巻が出ているが、ただいま一巻はどこに行っても在庫切れだ。重版かける途中なのかかけないのかそれは知らないが、神保町の三省堂書泉グランデ本のすずらん堂とどこに行っても売り切れだった。仕方がないので、最後の頼みで、コミック高岡に行ってようやく一巻は入手できた。このコミック高岡は学生の頃、立ち読みしていたらこっぴどく叱られたトラウマがあるのであまり行きたくなかったのだが、背に腹は変えられない。


「決してマネしないでください」


電子立ち読みならモーニングの公式サイトで少し読めるので、ぜひこの面白さを味わっていただきたいものだ。面白科学史の一端もわかるし、なかなかのお勉強マンガだ。小学生の子供にもオススメだ。

ぜひ!

決してマネしないでください。(3) (モーニングコミックス)が出たので早速購入。重複するコマもあったけれど、いやはや、相変わらず面白い。(追記9/Mar/2016)



2015年12月16日水曜日

最近、自動車の自動運転が話題だがみんなおかしな話だと思わないのかな

最近、自動車の自動運転が話題だがみんなおかしな話だと思わないのかな。自動車を自動運転化するより、道路を自動運転できるように整備するほうが合理的じゃないかな。特に、まだ道路整備さえ進んでいないアジア、アフリカ地域などは最初に道路を作る段階でインフラ側に制御機器を埋め込むほうが効率的だろう。電話のインフラを作るより、携帯電話のインフラを作るほうが時代とその国の実情ににあっていたように、道路もそうすることで物流が一気に進む可能性が高まるだろう。思うに。既存の自動車会社とその傘下の会社や裾野の広い業界を存続させるために、自動車そのものの付加価値を上げることに血道をあげているのではないだろうか。

そういう意味で言うと、Googleのアプローチは正論に近いと思うし、視野が広いし既存業界をブチ壊し新たな裾野を広くする産業開発だと思う。日本ではZMPの谷口社長が言うような"ロボットがもたらす豊かなライフスタイル"を提供するという考え方が視野が広くていいと思う。

つまり、自動車はナビゲート受信BOXでいいのだ。携帯キャリアが土管産業になるように自動車メーカはただの携帯製造会社と同じ環境に陥るのだ。もちろん、携帯キャリアが保護規制とコンテンツ開発のおかげでまだ生き延びているように、自動車産業が同様保護規制とサービス開発で生き延びはするだろう。だが、アメリカのプロバイダはほぼ全滅したし、日本のプロバイダも臨終間際だ。二次通信業者が難しい生き方を求められるように、自動車メーカの直参メーカは立場が危うくなるだろう。

最近、将来なくなる職業というのがはやりだが、そういう意味で言うと現在の三級整備士や二級整備士では2020年後がリスクが高まるだろう。電子知識が必要な一級整備士だけが残れるだろう。これは整備士の卵から聞いた本当の話なのでリアルにそう思う。

2015年11月24日火曜日

愛知県の日用品はすべてvalorグループで決まりだ!



今年、夏に愛知県でテナントと家の補修活動をしていたのだが、その時にお世話になったのが近くにできたvalor holdings(バローグループ)の子会社V drugだ。これはドラッグストアなのだが、サンドラッグコスモス薬品ゲンキーのように食料品及び食料加工品もたくさん扱っている。

牛乳からもやし、豆腐、パンなど安い、安い。さらに、嬉しいのは日ごろよく使用するハンドクリームやスキンクリームのPB(Vセレクト、Vサポート)があることだ。これがまた安い。その時に買ったものは今でも使っている。



薬用レフレッシングローション(コスメテックスローランド株式会社)

Moisturizing Hand Cream Shea butter/シアバター配合ハンドクリーム フローラルの香り
(株式会社コスモビューティー)

これは商品がみつからなかった。PBのせいかもしれない。シアバター配合とあるが、香りはほんの少ししか感じられない。あの薫り高いが価格もバカ高いL'OCCITANE(ロクシタン)のハンドクリームのようにはいかない。それにしてもロクシタンのWebサイトは見にくいね、なんで化粧品の通販サイトってこんなタイプが多いのかな。

スーパーマーケットのユニーが最近調子が悪いのは、SPA(税増小売)を強力推進しているこのvalorのせいかもしれない。パンもコロッケも超激安メニューだ。見切り商品も大胆に値下げする。店舗も綺麗だ。そうはいっても、ユニーのホームセンターであるユーホームは品揃えがたくさんでホームセンターのカーマとかと比べても悪くないので結構愛用している。頑張って欲しいものだ。

北海道のコンビニであるセイコーマートといい食品のSPAが元気いいようだ。







学生の検定試験がこんなにあるって知らなかったよ

漢検(漢字検定)はテレビのタレントが1級を保持しているとかで結構巷でも有名だし、何よりも学校で団体受験できるので身近な検定ではある。面白かったのでいろいろ調べてみたら各学科揃っているようだ。

・国語→漢字→公益財団法人日本漢字能力検定協会
・数学→算数→公益財団法人日本数学検定協会
・英語→英語→公益財団法人日本英語検定教会
・社会→歴史→歴史能力検定協会
・理科→理科→日本理科検定協会

上の三つは公益財団法人だが下の二つはまだのようだ。ちなみに社会科検定はほぼ壊滅状態だ。社会科だけだと範囲が広すぎるし、政治経済に関しては時節柄微妙な問題になりそうだ。ならば地理検定や地学検定、政治経済検定、倫理社会検定とかあってもいい気がするが、JTB主催の旅行地理検定協会などは結構ビジネス寄りでしらける。

いずれにしろ、この検定取得は受験の時にいくらか評価されるらしいので中学校では取得を薦められるとのことだ。漢字検定はすでに組織が大きいのでいろいろな場所でしょっちゅう行われているが、数検などは個人申し込みの機会が少なく、団体の申し込みをすると隣りの区の塾主催などに割り込みしないと受けられないようだ。塾は応募してきた子供の受験校などを調べて自分の所の合格者に上積みするらしいとも聞いたがどうなんだろう。特に模擬試験を一回受けただけでそうされたりするというのは中学や高校の塾などではよくあると聞いたがきっと本当なのだろう。ただ、これから共通一時テストが廃止されたりしてまた政府が教育改革とかで弄繰り回すから、暗記主体だった塾は方向転換をしなければならず方向性を定めにくいだろう。

漢検のスキャンダルは有名だが、公益財団法人は天下りの腐敗セクターになりやすいだけに金を払う受験者は監視を続けよう。それから、理検のWebサイトはもう少しまともな管理運営をしたほうがいいよ。歴検も同様。滅茶苦茶たくさんいる協会役員にお金を払う前に、Webサイトをまずなんとかしろよ。

歴史能力検定協会の団体構成員

公益財団法人社会教育協会
   協会役員一覧
日本出版販売株式会社
株式会社山川出版社
株式会社東京リーガルマインド

日本理科学検定協会(改め日本理科検定協会)の団体構成員

なんだか日本理科学検定協会の残党っぽくって侘びしいのでカット。

つい最近、日本理科検定協会の試験があったので行ってきたのだが、近くの会場が神奈川県しか用意されていなかった。本部は東京にあるのになぜ神奈川!?しかも、川崎地区と横浜駅前の二つも用意しておきながら東京がないのだ??まあ、それはともかくとして会場に行ったら受験者は一人!!!そう、一人なのだ!!どんだけ不人気なんだ。(追記15/Dec/2015)

さらに去年12月に、日本数学検定協会の検定があって採点結果を待っているのだが、それが届くのが大変遅い。漢字検定も同様なので決して数学検定だけではないことはわかっているが、いったい全体どこが間違っていたのか、つまらないミスをしていたのか、そういったことを判断したいのに次の検定の申し込みギリギリに届くと協会側は言うのだ。申し込む身にもなってくれと言いたい。時間の隙間を見ながらやっているのに、全国に発送しているので仕方がないという口ぶりだ。また、元々個人をあまり相手にしていないようだ。

こんなアナログなことはMOOCに代替できるのではないだろうか。筆記した採点をいちいち送るなんて昭和の時代か!!デイリーでオンライン教育をやり塾のように節目でテストを実施し級を授与しインセンティブを高めていくことができるはずだ。MOOCは新しい協会を自ら立ち上げることでプロジェクトを金詰りにさせることなく継続できるのではないか、とカーン・アカデミーからDonationの催促メールが来ていたのでそう思った。
(追記8/Jan/2016)



童話「あらしのよるに」読了。星四つ。

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)(講談社)読了。これはロールシャッハテストのような絵本だと思った。読む人にいろいろな印象を与えてくれる。禁断の恋愛にも読めるし、近親相姦っぽくも見える。逃避行の小説「失楽園」にも思える。結末後の二匹がどうなるのか気になる。そこは天国なのか?それでいいのか!?


「あらしのよるに」


また、肉欲より先に友情と愛情が湧いたためそれから先に進めなくなった哀れな雄の話にも見える。異性間の友情物語にも見えるし、個人と組織の葛藤の話にも読める。天国はどこにあるのか、という宗教的な話にもなりえるし...というわけで読了後いろいろ複雑な気持ちになった。子供向けということだがなかなか大人向けでもある。

2015年10月24日土曜日

「沖縄の不都合な真実」読了。星四つ

沖縄の不都合な真実 (新潮新書)<大久保潤&篠原章>読了。八割ぐらいは良い本だったが、データの裏づけがない話を主観的に述べている章もあったのでそこは割り引き。また、基地貸借料を得ているはずの地主がなぜ土地を手放すのか、そして新たな地主になっているのは誰なのか?中国人または中国系が新しい地主に替わっているのではないのか?士族が公務員化し権力の中枢になっているのなら、資本家における中国系シェアは?デモに参加している人たちにバイト料が出ているらしいが、本当だとしたら誰が出しているのか?最近の本土のインバウンド現象以前に、外務省の中国人旅行客に対する観光マルチビザによって大量の中国人が観光客としてやって来ているが、このことで経済上どういう資本の投資行為が行われているか、中国の偽装ファンドの動きはどうなっているのか、市長や新しい知事のスポンサーは誰か?それは不動産業者だけなのか?など、もう少し突っ込んで欲しい点もあったが、全体的には納得の提言だった。


「沖縄の不都合な真実」


沖縄は自立できるのか?いや、そもそも自立しようとしているのか?被害者意識を増長させて補助金を延々と続けさせる方法論は沖縄だけに関わらず、公害による被害を受けた地方や原爆の被害県にも見られる地方公務の特徴的手法だ。被害による救済は被害者への救済でよい。地方自治体にまとめて補助金を付けるから違うことに使われてしまう。いい加減、沖縄に突っ込んだ税金を回収する時期にきているだろう。

平成26年度の沖縄・北方関係予算について比較してみよう。

平成 26 年度沖縄振興予算は、概算要求(3,408 億円)を上回る 3,460 億円となった。こ れは平成 25 年度予算から 459 億円も増加したものであり、閣議決定に際して、安倍総理大 臣が現行の沖縄振興計画期間(平成 24~33 年度)において、沖縄振興予算を毎年 3,000 億円台を確保すると表明したこととともに非常に注目されている。 北方対策費のうち、平成 26 年度内閣府北方対策本部予算は、対前年度比 4,100 万円減 の 16 億 4,700 万円となった。 <北海道開発協会資料より>

沖縄の今後の予算は中国とのシーレーンのことを考えても、少なくとも今の1/10まで落とすべきだろう。現状は多すぎる。そのために、それまでに何をするのか、具体的なプランを現在の知事から聞いてみたいものだ。

2015年8月26日水曜日

洋画「ガタカ」を観たがなかなか良かった



洋画「ガタカ」をBSで観たがなかなか良かった。良い映画だというのは知っていたが、DVDがとっくに廃盤になっていて中古でも手に入れようかどうか思っていたので助かった。けれども、すでに【Amazon.co.jp先行販売】ガタカ [DVD](廉価版)が出ていたんだ。ガタカ [Blu-ray]も出ているのね。知らなかったよ。

内容はとても濃い。かいつまんで言うと未来は遺伝子の優劣によって適正者と非適正者に選別されているお話なんだけれども、メッセージがいろいろ込められてある。アメリカのWASPとその他の軋轢、学歴社会、マッチョ文化、兄弟間格差、障害者への偏見、エリートの苦悩、キリスト教の影響などなどだ。NASA社内?の描き方がちょっと?だが、20世紀の映画なので仕方がない。この時代のSF映画は妙にスタイリッシュなのが見ていて奇妙なのだがまあいいでしょう。登場人物の男たち(イーサン・ホーク、ジュード・ロウ)もイケメンだしヒロイン(ユマ・サーマン)もスカしているけれどプロポーション抜群で嫌いじゃない。

適正者と非適正者の区別で<Valid><Invalid>がよく出てくるのだが、Excelの適正値を思い出して苦笑した。<Invalid>だが、病弱な、という意味もあるのでダブルミーニングとなっている。

一番感動するのは主人公が宇宙に行きたくて、不正な手段を使ってでもやり遂げようとする努力ももちろんだが、弟と海で競争する時にもう引き返すつもりはない覚悟で泳ぎきったからこそ勝てたんだ、と言ったシーン秀逸だ。この突き抜けた情熱が行動と結果を支えた。現実社会では、不正な手段は学歴詐称となってしまうが...

あともう一つ、検査官が主人公の<不適正者>の結果を見逃すシーンだ。検査官の子供が<不適正者>であることが関係しているからかもしれないが、これは私にも経験があることなので特に個人的に納得だった。

<適正者>の弟が刑事になっていたが、これはなんとも皮肉な結果だ。<適正者>の彼が管理者として適当に妥協的なのに、現場の刑事は執拗で突き抜けている。これも構成として対比を成している。





2015年8月24日月曜日

低アルコールのチューハイカクテルを飲み比べた結果...

最近、低アルコールのチューハイカクテルがたくさん発売されているようだ。酒に弱い私向きなのでこれは実験の価値ありということで飲み比べた結果...


1位に輝いたのがサントリーのThe ONE。


 SUNTORY The ONE


レモン味とグレープフルーツ味は飲んだが、ミント味は残念ながら店頭でも見たことがない限定品らしい。これはどちらかというと、男向けのビター味なので女性には向かない。キリンチューハイビターズの対抗商品だと思う。

 KIRIN BITTERS


個人的にはこちらのBITTERSの味のほうが好きなのだが、アルコール度数が強すぎるのだ。8%は強すぎる。これを最低3%以下にして欲しい。

女性にはSUNTORYの"のんある気分"のほうが評判がいいようだが、これはノンアルコールなので個人的にはコストパフォーマンスとしてどうなんだろうと思ってしまう。ノンアルコールならジュースでいいじゃないかと思ってしまうのが男性的視点なのかもしれない。

 SUNTORY CASSIS and ORANGE
他にも宝酒造とかからなどいろいろ出ているので試験中。





「三ケ日みかんバウムクーヘン」を買ってみたが見た目どおり美味しかった。













遠鉄マルシェWebサイトより

先週、名古屋に私用のため車で行った。お土産に「赤福餅」を買おうと思ったのだが、これを売っているSAに立ち寄る機会があまりないのと、「赤福餅」はすぐに売切れてしまうために買いそびれる可能性がかなり高いので断念。まあいつものことなんだけれど...しかも、遅い時間に買おうとするとSAが閉店時間だったりしてなかなかいいタイミングが取れないのだ。それで、帰りの新東名のSAで静岡名物でも買おうかと思い、浜松SAに立ち寄り物色。今更、うなぎパイでもなかろうと思い見ていると一際キラキラしたミカン色のバウムクーヘンがあるではないか、それが「三ケ日みかんバウムクーヘン」だったのだが、値段は税込1,296円。SAのバウムクーヘンならこれぐらいの値段だろう。見た目美味しそうだったし、これしか買わなかったので良しとした。

家に帰ってから食べてみたがまあまあジューシーで確かにミカン味な点は普通のバウムクーヘンと違って良かった。重厚なバウムクーヘン味も定番でいいが、これもお土産としては乙なものだと思う。惜しむらくは、生地のしっとりさ加減が今ひとつなところだ。生産数にもよるのかもしれないが、SAの土産でなければ800円台だろうと思った。

静岡の新お土産としていいかもしれない。ただ、1,000円以上する上に職場のみんなに配るだけの数がないので量ははけないかもしれないが静岡の人気季節商品になれる可能性は秘めている。残念なのは、蜜柑は季節商品なので一年中販売できない。そのため、限定発売になるしかない点だ。季節モノという希少価値はあるが、通年性のベストセラーにはなりにくい。

さて、この商品だが静岡に本社があるヤタローグループが生産しているらしい。そこのグループ会社で"冶一郎"という会社の商品らしい。期間限定発売ということできわめて短期間しか発売していない。私としてはこの店の定番を食べてみたい気はした。

 冶一郎の蜜柑バウム

包装は新東名の浜松SAとは全く異なる。店のほうの味を知らないので比較できないが、製法が全く異なるわけでもないだろう。もしかしたら、店のほうが更にジューシーで濃厚かもしれない。東名SA用ということで区別しているのだろう。確かに、ブランド店で購入したり、贈答品にもなる商品とは区別したいかもしれないしパイロット商品として出したのかもしれない、真相はわからないが...





2015年8月20日木曜日

「アジアで花咲け!」シリーズを読んでみたら意外と面白かった

アジアで花咲け! なでしこたち たかぎなおこが海外の働き女子に出会う旅<たかぎなおこ&NHK取材班/メディアファクトリー>とたかぎなおこのアジアで花咲け! なでしこたち2<たかぎなおこ&NHK取材班/メディアファクトリー>を読んでみたがなかなか面白かったので、さらに女ひとり海外で働いてます! ひうらさとるのアジアで花咲け! なでしこたち (メディアファクトリーのコミックエッセイ)<ひうらさとる&NHK取材班/メディアファクトリー>も借りて読んでみた。薄い内容だが紹介文だと思えば十分。ここからNHKの動画に興味を持ってもらいNHKアーカイブに移動して有料で動画をごらんになってください、となればとてもいい展開なのだろう。


「アジアで花咲け!」


それにしても逞しいのは登場人物の女性たちだ。素晴らしい。いくつかサイトの紹介もあったのでアクセスしてみたが内容が変更されているものもあった。すでに商売替えしてしまったのだろうか、だとしたらそれはそれで素早い。

2015年7月21日火曜日

AsusのZenFone2を購入したが気に入ったSIMカードがないので未だに入れていない

【国内正規品】ASUSTek ZenFone2 ( SIMフリー / Android5.0 / 5.5型ワイド / デュアルmicroSIM / LTE ) (レッド, 4GB/32GB) ZE551ML-RD32S4をヨドバシ.comで購入したが気に入ったSIMカードがないので未だに入れていない。

そんなに都心に行かないし電話機能もいらないので携帯そのものが必要じゃないのだが、最近Nexus7の動きがもっさりしてきたのでPad代わりに買ってみたのだ。もちろん、Nexus7はアプリ研究のためにばかすかインストールしているので動きが遅くなるのは当たり前なんだけれど、本日シェイプアップに成功してかなり速くなった。リカバリーモードでキャッシュパーティションをトバせばいいらしいのでやってみたら少し速くなった。それだけではまだ足りないので、使わなくなったアプリを大量にアンインストールしてみたらみるみるサクサク状態に!!

そうはいっても、カメラが背面に付いていないのでやっぱり携帯のほうが便利、それに最新版だから速いし...で、SIMカードなんだけれどどれもこれも毎月お金を支払わなければならないものばかり。プリペイドはないのかと探してみたら、旅行者相手のようでだいたい最長一ヶ月といったところだ。その他は一年というものもあるが異様に高価格。なんだかなあ、使った分だけというのはないのかなあ、テレフォンカードのように多少回線使用料金が高くてもいいから年数制限がないやつ...

そんなわけで家の無線LANを使用してPad状態なわけだが十分楽しい。解像度が上がっているのでなんとなく老眼にも見やすいし画面もZenFone5よりデカイ。ASUSのアプリがてんこもりなのは仕方がないがインターフェースは悪くない。

いつのまにか家の電子製品はASUSだらけになっているのだ...最初はNotebookから始まったのだが、Padもモニタも携帯も...

今、パソコンを入れ替え中で臨時でMicrosoftキーボードを使用中なのだが久しぶりの英語キーボードとあって慣れない。今週中にすべて終えるつもり。やっとXPからWindows7にメインPCが交代だ。しかし、このPCももらいものの中古だし起動に問題があるんだよなあ。使うほど調子が良くなるっていったいなんなんだよ。

2015年7月15日水曜日

「ゴリオ爺さん」を読んでみたら凄く面白かった

ゴリオ爺さん (上) (岩波文庫)を読んでみたら凄く面白かった。ピケティが書いた21世紀の資本訳者である山形浩生が訳すにあたってピケティが引用しているので読んでみたら意外と面白いと書いてあったので先にこちらを読むことにしたのだ。どうせ、ピケティの本は図書館で予約しても相当待たされるはずなので...


「ゴリオ爺さん」


結構、古典文学も面白いじゃないかと思った次第だ。まだまだ死ぬまでに読んでいない本がうんざりするほどあるのでもっともっと読みたいのだが、目や頭の衰えとどちらが早いか競争だ。バルザック筋立てといいキャラクターの配置といい凄いなあ。

もうすぐ読み終わるのでひと騒動起こるらしいゴリオ爺さん (下) (岩波文庫)が楽しみだ...あ、鹿児島に文庫持っていったままで図書館にご迷惑をかけてすいませんでした。あと、予約していた人申し訳ありませんでした。迷惑をかけたのは私です。早く読みますから許してください。

そういうわけで、ゴリオ爺さん (下) (岩波文庫)はあっという間に読んでしまったが、いくつかよく分からない点があったので明記。

1.貴族は自分の妻が不貞を働いていても平気なのか?たとえば、U.K.のチャールズ皇太子がカミラ夫人と再婚したが肝心のカミラさんはそれでいいのか?あるいは夫は不貞を利用しているのか?

2.学生の主人公が有力者の手引きというだけであんなにも簡単に社交界に入れるものなのか?それほどコネは効くものなのか?

3.そもそもお金の動きがよくわからない。

などなどあったが全体的にはとても面白かった。しかも、訳者によるとこれは"人間喜劇"という壮大な物語の中の中核を成す小説で、この登場人物たちのその後などが別の小説でわかるようになっているらしい。この手法は現在のメディアでも使われていて私たちはその世界を思う存分楽しむために喜んで投資し購入する。

2015年4月30日木曜日

昨日は今月オープンしたばかりの"ららぽーと富士見"に行ってきたのだが若い!若い!若者とニューファミリーだらけだ!!

昨日は昭和の日という祝日だったので、旧友たちとお茶会のついでに"ららぽーと富士見"に行ってきたのだが、まあ消費者の若いこと、若いこと。埼玉県だけに女の子のファッションがいくぶん微妙にイナたいのはご愛嬌。けれどもファミリー層の多いこと。田舎の休日の過ごし方とそっくりで、DQNから少しハイソなファミリーまでなかなかバラエティに富んでいる。埼玉の女子高生のソックスが短いのが気になった、あれじゃよほど脚が長くないとたいていは短足に見えるのではないか。


  ららぽーと富士見/lalaport-fujimi

お店も2Fに日本ではここにしかショップがないという"OLD NAVY"や原宿にもある"ZARA"さらに、"AMERICAN EAGLE OUTFITTERS"、スポーツショップでは"Adidas""Puma"私も一着持っている"Columbia""Timberland""Helly Hansen"などなど。2Fには"ユニクロ"もあるのだが、こういった外国産のウエアショップが多いと入る時間がもったいないのか、イオンモール内ショップほど人が入っているようには見えない。

おっと、きらきらトゥインクルショットになっている
  オールドネイビー/OLD NAVY FUJIMI


1Fはヤオコーがあった。YAOKOという格好良いロゴになっていたが、なかなかお洒落なショップだった。ヤオコーのお店に入ったことがないので、元々がどんな感じなのかわからないのだが、これを見るとなかなかヤルなヤオコー、と思った。コペンハーゲンの100円ショップと言われている"FLYING TIGER"もあってウインドウショッピングをしている分にはなかなか楽しい。


  ヤオコー市場/YAOKO MARKETPLACE















フライングタイガー/FLYING TIGER




3Fの奥には"TOHO CINEMAS"があった。映画館にはやっぱりポッポコーンとコーラだね。他に"GAP"もあった。この"GAP"を見て特に思ったのだが、このモール内のショップすべてなんだか若者向けの安い商品が多いような気がする。原宿のGAPにはジャケットも置いてあるが、ここにはなかった。もちろん、原宿と違って大きいストアじゃないので仕方がないのかもしれないが、不満が残る。このモールのターゲット層に合わないのだろうが...

しかし、この"ららぽーと富士見"日本で2番目に大きいモールなんだそうだ。端から端まで歩くと大変長いので老人には疲れる。もちろん、老人はあんまり歩いていない。ただ、立体駐車場からブリッジを通ってすぐに本館に入れるのは良い。正面から自動車で入ると混み合っているので、ふじみ野側の入り口から入るとスッと入れるようだ。

正面には広いバス停があり、駅からピストン輸送をしているらしい。ふじみ野駅より綾瀬駅に近いので、綾瀬からは一日80便も出ているそうだ。一方、ふじみ野駅からはたった20便だ。ふじみ野駅があまりに発展したので、東武の急行が止まるようになったのだが、上福岡駅は対照的に地盤沈下して急行が止まらない普通駅になってしまったのだそうだ。


  ららぽーと富士見正面バス停

2015年4月24日金曜日

2月に公立全寮制男子中高一貫学校の鹿児島県立楠隼中学校・楠隼高等学校を見学してきたのだが、お金かかってた。

この2月に公立全寮制男子中高一貫学校の鹿児島県立楠隼中学校・楠隼高等学校を見学してきたのだが、寮はお金かかってた。カメラを持っていったのだが写すのを忘れるという大失態。よくやるんだよね。公立全寮制男子中高一貫学校の鹿児島県立楠隼中学校・楠隼高等学校のブログもあるらしい。場所だが、鹿児島県大隈半島の田舎にある。鹿児島市内ではない、肝属郡肝付町前田という場所でここにあった高山高校を廃校にしたという経緯がある。東串良町の先にあり鹿屋市が一番近い市ということになる。鹿屋高校という中堅の高校があるのだから、ここを中高一貫学校にすればいいじゃないかと思うのだがそうはならなかったのが不思議なところだ。

副校長が案内と説明をしてくれたのでわかりやすかった。彼によると、一番の長所は必要経費だそうだ。公立のため中学校で寮費、授業料入れて月最大67,000円、高校で月最大71,900円。ラ・サールと比較するとほぼ半分で済む。

校舎はまあなんということはない、いかにもリニューアルしましたという感じ。渡り廊下で寮に入ると贅沢にも木をふんだんに使った内装で全室個室。風呂はそう上場企業の社員寮ぐらいの大きさであろうか、ランドリーもあったが基本クリーニングに全部出すそうだ。個室もこじんまりとしているが、新築なので清潔そのものだ。まだ一棟だけだが新入生が増えるともう一棟建設予定だ。舎監は先生が務めることになるそうだ。保健室や学習室、メディアスペースなど必要十分だった。ただ、ひとつ気になったのは携帯電話の使用禁止措置だ。他のIT機器は使っていいのだろうが、この田舎では光もWiMAX2+もつながらないだろう。となると学校内のVPNかLANということになるのだが、見たところ回線が個室に来ている様子はない。WiFiで各室をつなぐのはセキュリティ上ありえないだろう。となると、IT的には嬉しい状況ではなさそうだ。今どきのIT機器はインターネットとすべて結びついているので実質IT機器はかなり制限されていると断言してよいだろう。年頃の少年にそれは我慢できるのだろうかと思った。ちょっと抑圧的というか犯罪を恐れるあまり画一的な対応になっていないか。IT関係はみすぼらしい環境のようだ。改善を望みたい。グラウンドは広い、ラグビーやサッカーの地方大会を開けるほどだ。若干、高台にあるので見晴らしも良い。

授業料が安く済むのはありがたいことだが、これは公立ゆえの話。先生が公立かどうかわからないが、公立私立にかかわらず熱心で指導上手なら安心できるのだがそうなるかどうか始まってみないとわからない。福岡他の私立学校が鹿児島県教育委員会に、こんな学校作ってもらったら困るみたいな申し入れをしたらしい。確かにあからさまな公立版ラ・サールに見えるかもしれない。なぜ僻地の学校を廃校にしてまで男子校なのだという意見もある。なぜ女子を排除するのか、周囲の学校を次々と廃校統合しておきながらこの学校に巨費を投じるのはなぜか?鹿児島県の税金を使ってなぜ都市の子弟を育成しなければいけないのか、等々。校舎のリニューアル、寮の建設等40億ぐらいかかっているらしい。一方、お隣の志布志市にある志布志高校の英語科は2012年に廃科、英語科は女子の数少ない有望な進学先だ。鹿児島県の女子の進学率は日本で一番低い。元々男尊女卑の文化だ。もちろん、男女別の学校というのは九州や東日本ではよく見かけるので鹿児島だけが特別というつもりはないが、志布志事件を覚えているだろうか、21世紀に入って捜査のために警察が踏み絵を強制して日本中を震撼させたあの事件だ。そういう気風が残っている土地柄だということは忘れなくてもいいだろう。

最近、ニュースで知ったのだが、志布志市の隣りにある曽於郡大崎町では"大崎事件"という今も再審が続く冤罪事件があったらしい。しかも、この事件を手がけたのが志布志署だったとのこと。時は大きく隔たれているが、やはりこのあたりは怖いエリアだ。<uploaded 26/Jul/2017>

それはさておき、近くの鹿屋市は自衛隊基地があることで有名だが自衛隊=もう軍と言っていいでしょうか、基地のおこぼれにかまけて市独自の文化を育成してこなかったつけがまわって今は衰退市町の一つとなっている。昔は基地のおかげで色街もあり賑わいがそれなりにあったと聞く、だが、基地を呼び込むと色街ができ一時的には賑わう、人口も増える。もちろん、風紀が乱れるといったマイナス面もある。だが基地が移転したり廃止されたりすればそれで終わりだ。これは世界中で見られる光景だ。沖縄だけではない。お偉いさんは色街のことは決して言わないが、色街があるから基地があるのではない。基地があるから色街ができるのだ。文化風俗を悪し様に言うつもりはないが、その前にやることがあるだろう。貧困から起こる風俗をとやかく言うのではなく、そうなる前にどういう手を打つかだろう。本来的には地方の強みである物産の開発や振興を地道にやっていかねばならない。鹿屋市には何回か通ったが中心街は空洞化が進み、旧市街のため道が狭くごちゃごちゃしていて都城市のようにすっきりしていない、土地の高低さも大きい、市外へたとえば鹿児島市に通勤している人も多い。夕方から夜にかけて鹿児島市内から鹿屋市周辺へ戻る車で道は混み合う。

近くには志布志国家備蓄石油基地や、JAXAの内之浦宇宙空間観測所があったりするので、これら自衛官や技術者たちの子弟のための学校かと穿った気持ちにもなる。鹿児島市にある同じような私立のラ・サール中学校・高等学校に送り出すには遠いしお金も倍かかるしといったこともあるだろう。

近隣の曽於郡大崎町の有明高校は今年の三月で廃校、最後の卒業生36人という生徒数のあまりの少なさに廃校やむなしと思う。指宿市の山川高校も廃校危機迫る。過疎化、少子化で統合は待ったなしの状況だ。しかし、統合だけでは今後統合された学校に通う不便さはどう解消するつもりなのだろうか。通学バスを走らせればその運営資金さえない。もはや、地方は統合より男女問わずすべて全寮制型へ統合すべきなのではないか。

そのまたお隣の曽於市では市内の高校をすべて廃校にして一校に統合、それぐらい過疎化、少子化が進んだ地域ということだ、だからこその中高一貫校とも言いたいのかもしれないが、それなら、渋谷幕張校のように進学校でありながら男女一緒にするか、少なくとも半分の20億を使って女子中高一貫学校を作るべきだったろう。

さて、話を元に戻そう。募集定員は60名の少数精鋭だ、先生も広く募集中なので意欲的な先生が集まるのではないだろうか。試験も鹿児島だけでなく東京、大阪、福岡で受けられるのでこれはありがたいところ、実際に東京からの受験生は3割を超したそうだ。ラ・サールの併願校なのかもしれないが、どこまで偏差値は伸びるのだろうか、今年初めての新入生を迎えたので格付けはこれからだろう。

教育委員会は宇宙と中国をやたら結びつけているが、これは地理的なもので後付けっぽい。いろいろ書いたが知事の圧力かそれに応えた教育委員会なのかわからないが、沖縄、九州の最低賃金の低さを背景にした子供たちへの教育投資が苦し紛れのエリート育成に終わるのではなく、教育の底上げをどのようにして行うかということをもっと身を切って考えてもらいたいものだ。そうはいっても、国から自治体への大規模な予算で成り立つ地方自治体経営は自ら税制を立てることがなかなか難しく一本立ちさえ大変なのはわかるが、やりきる姿勢さえ見えてこないようではやはり保守王国鹿児島だからなのかと思われてしまうだろう。

開校時の最初の卒業生の進路結果が出た。36人中約1/3が国公立大学に進んでおり、私立大学も1/3進学している。後の1/3はどうなったのだろうか。初年度の学生たちはよく頑張ったと言えるだろうし、それなりの学力の生徒が集まったようだ。今後の卒業生がどうなるか見ものだ。高校入学者の定員割れが続いているらしいが、わからないでもない。ある程度の学力の生徒は鹿児島市内の鶴丸高校などに行きたいだろうし、寮生活を今時6年も続けたいとゲーム好きの子どもたちが思うだろうか?それでなくても寮費が高い。全国的に見ても所得の低い鹿児島県民で賄える適正費用なのだろうか。医者が子弟をここにわざわざ入学させるとは到底思えない。

男女共学にして制服は男女とも格好よく可愛らしいブレザーにして、寮費は補助金をあえて出す。また、通学も可能とする。徹底的に受けを目指す、というのもありだろう。まあ、50億円と言われている初期投資を回収するのは到底無理だろうが...

もう仕方がないので廃校にして、航空工学でも学べる全寮制の共学県立単科大学にでもしちゃいなよ、とか思う。近くに、国立の鹿屋体育大学もあることだし...(追記/19,Jun/2018)

広島県立広島叡智学園という中高一貫校が、2019年4月に開校する。ここも公立で全寮制だが男女共学のようだ。倍率も高い。寮費も月額4万円ほどとそこそこだ。インターナショナルな学風を意識しているが、良質な先生を集められるか心配だ。どうみても、赤字経営だと思うが公費で賄うだけにどういう制度設計なのか気になるところだろう。保護者の負担軽減制度があるといっても、寮費が無料になるわけではないだろうから、一定の収入未満の家庭ではやはり無理だろう。しかも、県外入学を認めているのだから、どこまで卒業後、県に成果のリターンがあるか疑問だ。<追記/27/JAN/2019>



「アルジャーノンに花束を」読了。やはり1950年代後期アメリカSF文学の傑作だった。

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)<ダニエル・キイス/小尾美佐訳/早川書房>を初めて最後まで読んだ。書き出しが愚鈍な少年の文章から始まるのでどうにも読みづらく、愚鈍な少年はこんなにうまく書けないよ、とかいろいろ考えてしまいずっとそのままにしていたのだが、硬い本ばかり読んだ後は小説がいいので重い腰を上げてやっと読み切った。


「アルジャーノンに花束を」


素晴らしい本だった。栄養に役立たない甘ったるいケーキのような、大量に出版される凡百のSFジュブナイルとは違う。感心し反省し生きる栄養素を分けてもらったそんな気にさせてくれる、そして読ませてくれて本当にありがとうと感謝の気持ちさえ沸き起こる、読んで本当に良かったと思わせる本だ。こういうのが文学だと思う。

もっと早く読むべきだったが今読んでもほとんど古さを感じない。もちろん、アメリカのロボトミー手術を背景にしているところや、大脳生理学の現在の隆盛で主人公の状態も説明できる。それぐらい飛躍的にこの分野の発展が目覚しいし、主人公の天才的な解答も現在では画期的というわけでもないが、当時のことを考えるとこの時期これだけ書けているということは、十分SF的未来を予測していると言える。

作者は人間の持つ本来の温かさ、優しさは知識の増大に比して無くなっていくことを言っているのかもしれない、あるいはそういう社会になっていくアメリカへの批判と懸念も入っているかもしれない、われわれ自身への反省を込めているのかもしれない。

元からの知的障害者と愚鈍レベルの障害者に対する対応の仕方も昔と変わらない。われわれは前者には眼をそむけ見なかったことにし、後者には好奇と興味の眼を注ぐ。私も例に漏れず小学生時代、道をふらふら歩く愚鈍の少年をみんなでからかっては追っかけられたりしたものだ。昔は親たちも生きるのに必死で男の障害者はほっておかれたりしたからかもしれない。当時も罪悪感はあったが今から考えるとみんな酷いことをしたものだと思う。

みんな同じにんげんなのだ。ここは原始時代ではない、みんな社会を構成する一員なのだ。お互いに助け合うべきだし、そのための知識でなければいけないのだ。そう感じた。

2015年4月17日金曜日

「なぜ日本は<メディアミックスする国>なのか」読了。気づかせてくれる本だった。

なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか (角川E-PUB選書)<マーク・スタインバーグ>日本とアメリカのアニメーションの違いなどを論じており立派な比較文化学となっている。今までぼんやりと思っていたことを体系化していてタメになった。


「なぜ日本は<メディアミックスする国>なのか」


日本のメディアミックスはオリジナルの言葉であること、アメリカではトランスメディア・ストーリーテリングでありコンバージェンスであることや、日本のアニメはリミテッド・アニメーションであること、キャラクター(動かない)が中心であること、など。

自分の軌跡を反省した。もっと、キャラクターを根本に据えるべきだったのだ。世界を作るべきだったのだ。狭い世界でしかものを考えていなかった、などなど...

メディア・ミックスの語源をめぐる研究は確かにここに書いてあるとおりの年代で間違いないし、角川が歩んできた道筋も間違いない。ただ、かなり試行錯誤している時代もあったし多分に後付けな面もあったと思う。

大塚英志の解説もよくフォローされている。ただ、「新しいメディアミックスが発生するとすればもっと別な結節点からではないかと考えているが、...」と訳者の中川譲が言っていることには作者よりもこちらに同意だ。

他には、イタリアの政治評論家マウリツィオ・ラッツァラートの"マルクス主義の定義をひっくり返してみよう。資本主義は生産の様式ではなく、様式を生産し、世界を生産するものなのだ。表現による世界の実現とその主観性、認識の創造と実現は、経済的な生産に先行して存在する"や"消費とは、政治経済学や評論家が言うような商品やサービスを購入したり破壊したりすることではなく、まず世界に所属するための手段であるからだ"<Les revolutions du capitalisme(資本主義の革命)より引用>などなかなか示唆的な引用が印象に残った。マウリツィオ・ラッツァラートの分析は、東浩紀の動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)で展開した議論と近い部分があるそうだ。この二人の著作は読んでみる必要がありそうだ。

2015年4月16日木曜日

「メディアの仕組み」読了。E-bookで十分。

メディアの仕組み<池上彰・津田大介/夜間飛行>毎度、毎度思うのだがどうして対談モノをわざわざ単行本にするのだろうか。紙の無駄だよ。話し言葉は文章のように組み立てられて話すわけではないから、ひとつひとつが単文で構成されている。つまり、さらさら読めるのだから携帯などで流し読みが可能なメディアに向いている。二人が話している内容に少しは興味があるのだから、安価な値段で書き起こしてDigital化してもらったほうがよほど気が利いている。くだらない話をしているわけではないのだから、それぐらいの価値はあると思う。


「メディアの仕組み」


中身だが、津田氏が"新聞社は過去記事のデータベース化に力を入れるべきだ"と語っているがこれは確かにそう思う。昔、パソコン通信のNifty-ServeがG-Searchというデータベースを持っていて、これが結構役に立った記憶があるが今では富士通がなんだか管理しているようだ。知らなかったよ、というか開放してくれないかな。

まあまあの内容だった。

2015年4月1日水曜日

一昨日は飯田橋のイタリアンレストラン''Luce(ルーチェ)"で美味しくディナーをいただく

一昨日は飯田橋のイタリアンレストラン''Luce(ルーチェ)"で美味しくディナーをいただいたのだ。場所は、飯田橋と九段下を通る大きな道路を一本入った道路沿い。大神宮会館寄りの道だね。

またまた写真を用意するのを忘れちゃったけれど(次回までに撮っておきます)、大変美味しいお店だ。ここは知人とその秘書さんとよく行く所なのだが、こじんまりとしていて温もりがあり雰囲気もいいお店だと思う。

昨夜はワインを飲んだのだが、最初は白、次に赤、どれも軽くて飲みやすく、いつも悪酔いする私が次の日まで全く残らず爽やかな朝を迎えることができた。こんなことは滅多にないことで体調も良かったのだろうが、ソムリエの資格も持っているという秘書さんのチョイスもナイスだったに違いない。もちろん、そのチョイスに合うワインを出してくれる辺りはお店もなかなかの実力と言えるだろう。

仕事でプリンタの設定をしていたため、夜遅めになって行ったのだが、2席ほどしか空いてなく、しかも閉店間際にも団体客がどっと入ってきていた。団体客は2軒目らしくデザートとコーヒーぐらいしか頼んでいなかったが、快くオーナーマダムがサーブしていた。

メニューはアスパラの肉巻きとソース和え、筍のサラダ、それとなんとかスパゲティ、ミルクとチーズ漬けのブレッドにガーリックトースト、それにカツレツを頂いた。サラダは普通の印象だったが、他は美味しかった。私はここのカツレツが大好きだ。揚げが程よくサクサクしていて香辛料がうまく効いている。最後にミルフィーユとエスプレッソをデザートに頂いたがミルフィーユも大変美味しかった。値段は味相応なリーズナブルプライスだ。とにかく、肩肘はらずに入店できるところでお勧めだ。一昨日は、学生さんのグループも楽しく食事していたし、サラリーマンと何人かの女性たちも団体で来ていたので、顧客層は良い。デートにも最適だ。

デートなら飯田橋近辺で待ち合わせて、縁結びで有名な東京大神宮までブラブラ散歩。実は私ここが縁結びで有名な神宮だったとはつい最近教えられるまで全く知らなかった。このそばを通るといつも若い女性が多く、なぜ若い女性がたくさん?と思ってはいたのだが、そういうことだったのね。そこで二人の縁を願った後、下ればLuce(ルーチェ)だ。中でちゃんと食事をするも良し、軽く食事とデザート、エスプレッソを頂くも良し。帰りは、飯田橋サクラテラス辺りをブラブラしっぽり、という寸法でどうだろう。

2015年3月29日日曜日

鹿児島県曽於郡大崎町の道の駅「野方あらさの」に寄ってみたのだが、超手抜き"道の駅"だった


2月に鹿児島県に行ってきたので、鹿屋市方面から鹿児島空港に行くついでに、曽於郡大崎町に新しくできたという道の駅「野方あらさの」に寄ってみたのだが、ちょうどオープンだとかでそれはいいのだが、なんというか...超手抜き"道の駅"だった。


  野方あらさの看板

交通の便は、東九州自動車道野方ICと県道64号線と重なる所に位置して、場所はいい所だと思うが、一度ICを降りなければいけないのが面倒。


  野方あらさの道の駅と併設するコンビニのLAWSON


行ってみたらなんとLAWSONしか見当たらない。特産品はどこ?休憩できる所はどこ?


  こちらが野方あらさの道の駅

道の駅はこのわずかなスペース、"情報・休憩コーナー"だけだったのだ。


  野方あらさの"情報・休憩コーナー"の室内

室内はゆっくりできるどころか固い木の椅子とテーブルで片付けと清掃がしやすく長時間居座れないような作りになっている。窓が少なく小さいので薄暗い。開放感は全くない。


  野方あらさの"情報・休憩コーナー"の情報コーナー

情報コーナーと言っても、モニタが三種類置いてあるだけで、しかもむやみにインターネットサーフィンできないようにフィルターがかかっている。しばらく見ていたが誰も触る人はいなかった。

いやあ、いろいろ"道の駅"を見てきたが、ここまで手抜きの道の駅は初めてだ。いかにも、土地だけ町が用意したので"道の駅"を作りたい業者は手を挙げてもらってどうぞ運営して下さい、あ、ついでに道の駅施設も作ってね、でもって、施設使用料は毎月頂きますよ、という感じではないか。

がっかり感100%!!LAWSONが悪いと言っているわけではない。便利だとは思うが、わざわざ道の駅の看板をつける必要性はないと思う。羊頭狗肉とはこのことだ。

いや待てよ、確か高速道路のどこかのPAにもこういうタイプがあったと思う。PAだ、休憩しようと思ったらファミマでがっかり、というパターンだ。コンビニに置いてあるお土産はたくさん数がないし、妙にちんまりしているし、買う気になれない。いずれにしろ、PAの運営会社になろうとかいって手を挙げる所がなくてコンビニが入ったのだろうか?確かに、位置的に素通りしてしまうPAやSAはある、NEXCOとかの管理手数料が高くて払えないのかもしれない、だが!やはりその土地ならではのお店が出店して欲しいものだ。