2017年11月19日日曜日

先週、東池袋に用事があったので、ついでに散策したら萌えショップ"K-BOOKS"と遭遇

先週、東池袋に用事があったので、ついでに散策したら萌えショップ"K-BOOKS"と遭遇。調べてみたら、もはやチェーン店になっていて全国にあるとか。いつのまにか、"とらのあな"だけじゃなかったんですねぇ。


K-BOOKSコスプレ館

寄ったのは、池袋コスプレ館。コスプレは当然ながら刀剣の模造刀やらあり、で"刀剣乱舞"というゲームのせいか、などと独り呟く。

「グレース・ケリーの素顔を探して」BSで観た。やはり、超絶美人だった...

この間、lBSの"プレミアムカフェ"という番組で「グレース・ケリーの素顔を探して」を放映していたので観た。初回放送じゃ2009年ということなので人気による再放映ということなのだろう。


グレース・ケリー 公妃の生涯/GAGA


昔の女優さんは女というハンデを背負って、しかもまだ女優の地位がそれほど高くない時代に都会に出て一旗上げようというのだから、根性が座っている。


Grace Patricia Kelly/.IMDBより引用

彼女はモナコ王妃という役を死ぬまで演じ続けた、とも見えたので少し可哀想な気もした。だが、その圧倒的な美人っぷりに痙攣するところだった。こういう凛としたタイプは大好き。昔のアメリカ女優は皆そんな感じの方が多くていつも違う映画を観るたびに惚れる。

裏窓

「ある日どこかで」をBSで見た。ジェーン・シーモアの美人度にヤラれた。

Somewhere in Time [Blu-ray] [Import]<ある日どこかで(邦題)>をBSで観たのだが、カルト映画だそうで、そう言われてみればなかなか面白い映画だった。


ある日どこかで

主演はイケメンのクリストファー・リーヴなのだが、最後の終わり方を見て少し不吉な気分になった。なぜなら、彼はこの出演後数年して事故で首から下の半身不随になるのだから...

トム・クルーズをデカくしたような、アメリカ人にとってのイケメンタイプで美男美女の配役でなかなかのもの。ストーリーは時間旅行SFといっていいが妙にノスタルジックでかつロマンティック、そしてラストは...


IMDBより引用

だが、実は共演者の女優、ジェーン・シーモアの美人っぷりにヤラれたのだ。眼の色が左右違うオッドアイのせいで魅惑されたのかもしれないが、外見は清楚系でありながらなかなかの情熱を持つという役柄には参りました感。昔の女優のスタイルや服装にはなぜか惹かれる。

「高度経済成長に挑んだ男たち」読了。マンガと変わらなかった

高度経済成長に挑んだ男たち ~この国を変えた「発想」と「知恵」<小林吉弥/ビジネス社>。以前、講談社モーニングに連載されていた疾風の勇人(7) (モーニングコミックス)<大和田秀樹/講談社>とほぼ内容が同じで、この本を読む必要はなかったのだが、マンガの連載がこれから面白くなりそうだぞ、という時に終了してしまい消化不良。その続きが読みたかったので仕方なく本でも読んでみるか、という消極的姿勢で読み始めたのだ。


高度経済成長に挑んだ男たち

内容はほぼ同じで、マンガは全員イケメン風に描かれているのでマンガのほうが楽しめたのだが、本は本で少しは詳述されている箇所がいくつかあるので、それはそれで楽しめた。週刊現代の連載モノをまとめて読んでいる感はあったが...


疾風の隼人

これから、田中派(平成研究会)、大平や宮沢ら官僚出身の宏池会の活躍が続き、清和派(清和政策研究会)は福田赳夫以後、森喜朗が出てくるまで非主流派だったので、現政権から見ると悔しい場面が続く。まさしく、忖度してその直前で連載を終了しておくことにしたのかもしれない。おそらく、政権が別の派閥になったら間違いなく再開されるだろう。近代に近づけば近づくほど、教科書の記述が忖度だらけになるようにマンガも描きにくいに違いない。

宮沢喜一が池田政権を振り返って述べたものがここに引用されているが、まさしくケインズ理論を意識的、政策的に誘導したのが功績であろう。戦地から戻った男たちのあり余る労働力を都市労働者へと変え、東京五輪の後ぐらいまで完全雇用を成し遂げ、この後、経済の高付加価値が始まり、賃金が高くなり高度成長になっていった、という彼のコメントが正しいとするなら、今の状況はまさにその再現を図らんとしている現政権のようにも見える。

2017年10月14日土曜日

電気自動車が出てきて儲かるのはどこだ!?

この間、雑誌を読んでいたら鉄道会社が電気自動車時代を迎えて活発化しているという記事が出てきた。その時は、モーダルシフトに備えてかな、と思ったのだが後でよく考えてみたら、人口減少すれば鉄道の役割が減るわけで、何を利益にするかが問題だ。JR九州のように不動産事業を活発化する手もあるだろう。

だが、よく考えてみよう。電気自動車におけるプラットフォームとは道路である。道路こそインフラであり資産だ。だからこそ、道路上の情報である三次元地図が最も大切となってくるから、ヒアなどの地図会社が最重要であることはわかる。

道路は国道、県道など分かれているが、持ち主は官だ。これは大きな利権となるのではないだろうか。高速道路の一番左を最初から電動化したりモーダル化することも可能だ。道路のあちこちにチップを埋め込むことも可能だ。それらを承認する利権を持ちうる。

つまり、道路をオープン化し利権としてさらに民営化するのに最も近い位置にいるのは、NEXCOネットワークだ。東日本、中日本、西日本は利権を一気に手に入れることができる。このまま、高速道路のメンテナンスや有料道路の民営化などをアウトソーシングしているより、よほどデカイ山だ。

それをわかっているのだろうか?まあ、わかっていても自分たち自身何をできるものでもないか...

「ヒルビリー・エレジー」読了。必読。底辺アメリカの理由がよくわかった。

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち<J.D.ヴァンス/光文社>


ヒルビリー・エレジー

U.S.A.ではWASPが上流階級で、デトロイト周辺が転落した中流となんとなく認識はしていたが、フォードなど自動車産業勃興のちょっと前に、鉄鋼会社アームコが田舎から出てきた若者を大量に吸収してきた歴史を初めて知った。それが、ケンタッキー州などの山奥からの転出に繋がっていたとは知らなかった。しかし、よく考えてみれば日本でも新日本製鉄の勃興後、TOYOTAが爆発的に伸びてゆくという産業歴史は全く同じだ。新日本製鉄の前進である八幡製鉄も田舎の若者を大量に雇用してきた。

アイリッシュがイタリー系とともにU.S.A.で地位が低いのは知っていたが、どのあたりに住んでいたかまでは知らなかった。しかも、アイルランド系といっても、プロテスタントのスコッツ=アイルランドとカトリックのアイルランドと異なることも初めて知った。

ドラマなどを見ていても、底辺白人がなぜ生まれるのか、そしてどこから生まれるのかを見たことがないが、この内側からのドキュメントと言っても良い本を読むことで一気に解決した。この本がずっとベストセラーを続けているらしいが、確かに今の分断されたアメリカを知る貴重な本だと思う。

2017年10月8日日曜日

「会社を変える分析の力」読了。体験的な良い本だった。

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)<河本薫>。一言で言うと、データサイエンティストという名の分析屋になるな、会社のコンサルティングとして会社の利益になるように導け、と説いている。著者が随分苦慮した経験や自分自身、悩み抜いた方法論をイヤと言うほど何回も訴えている。

まさにビッグデータがもてはやされている今、指導書に値する本だった。社内で揉まれた経験が生きている。

2017年9月17日日曜日

懐かしの高田馬場


学生時代、荻窪、四谷三丁目、高田馬場に住んでいたので特にこの高田馬場は長く馴染みが深い場所なので、風景がこれ以上風化しないうちにピンアップしておきたい。


  山手卓球場




  ホテル ニュー高田

この"山手卓球場"だが今でもある。さかえ通り方面で銀行の裏手、ラブホテル"ニュー高田"の斜め前という微妙なロケーションだ。おっと失礼、このホテルはもうビジネスホテルに変身していたんだ。

以前、、マンガ"ピンポン コミック 全5巻完結セット (Big spirits comics special) [マーケットプレイス コミックセット]"を読んだ時、山手卓球場がモデルじゃないかと思ったぐらいだ。ここには、おばばが受付を長くやっておりなかなかの風格だ、確か、一度だけ入ったような記憶があるが、プレイ料金が安くないので貧乏な私たちが頻繁に通うには無理があった。それに、今の日本の卓球界隆盛と違って、昔は卓球部に入っていました、とか言うと暗いヤツと思われる雰囲気さえあった。隔世の感がある。アニメやマンガが好きです、と言うのと同じぐらい禁句だったのだ、まして、付き合う女性に対して言えない。当時は、趣味はスキーやテニス、サーフィンです、とか言った方が無難だったのだ。






実は、住んでいたのはこちらとは逆の方向だ。

   
  戸塚第二小学校


  戸塚第二小学校

こちらとは、そう、早稲田通りを戸塚第二小学校方面に沿って歩くこっちの方角だ。


すると、すぐに石谷医院が見えてくる。うっかり通り過ぎてしまうほど地味だがロケーションはいい。ここは昔から変わらないが、私は入ったことはない。しかし、あれから何十年経っているのだが院長は同じ人なのだろうか。


  石谷医院

ちなみに内科です。


  多摩旅館

そう、高田馬場メトロ駅早稲田側入口の手前にある小道を右に折れると、この多摩旅館があるのだ。ここも、全く変わっていない。しかし、注目して欲しいのはこのすぐ隣りにあるミニクラブ<Creative Salon "if">だ。ここは、ずっと美人姉妹が経営しており、ここで酔い潰れた客を隣りの多摩旅館にズルズルと運んでいるのを何度も目撃したものだ。おそらく、私の知り合いの出版社社員もここに相当お世話になっているはずだ。この写真は1年前ぐらいだが、その前にも彼女を見かけたので今もご健在で酒を振舞われているのであろう。いいコラボレーションだと思う。


  白樺荘

そして、左に折れると、当時は連れ込みホテルがあり、その横のアパートに住んでいた。これが"白樺荘"だ。ここはまだ存在していたので大変驚いた。一体全体、筑後何年経っているのだろうか。50年は過ぎているのは間違いない。


  白樺荘-突き当たり奥から斜景

ここは思い出が多すぎて書ききれないほどだが、変わった人が住んでいた。まず、玄関は共通。入ってすぐ右側にピンク電話が置いてあり、その電話の隣の部屋に住んでいた女性によく電話を取り次いでもらった。そのすぐ上に部屋を借りたので、この方には随分煩い思いをさせたはずなのだが一回もクレームを受けたことがなかった。大変申しわけない気持ちでいっぱいだ。この場を借りてありがとうございました、と申し上げておきたい。

ここの大家さんは、早稲田松竹手前にある"喫茶らんぶる"のオーナーだった。おばさんとおじさんが経営していた。おばさんが主に賃貸管理をしており、おじさんはもっぱら喫茶店でコーヒーを入れ、クラシックレコードをかけるのが仕事だったようだ。一度、おじさんからコーヒーをタダで頂いたことがあったが、そのマズイこと、ぬるいし、おじさんはきっと音楽を聴くために喫茶店を開いていたのだと思う。おばさんはなかなかやり手で、私は彼女から、白樺荘のゴミを週2回掃除して管理してくれると家賃から1万円引いてやる、という誘いに乗って大学時代このバイトをずっとやり通した。結構、有難かった。1年前に通りかかったら、おばさんは今では特養ホームに入っているらしいと聞いた。まだ生きているのかと驚愕したものだ。台湾の人らしいが、あの頃、この土地は絶対売らない、とか言い張っていたのをよく覚えている。子どもは見たことがなかったが相続はどうなっているのだろうか。

ちょっと疲れたので次回書き進めることにする。


ああ書き疲れた、次回は今度。



「原因と結果の経済学」読了。わかりやすい入門書

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法<中室牧子・津川友介/ダイヤモンド社>データサイエンスと関連があったので読んでみたのだが、わかりやすく、しかもご丁寧にまとめのコーナーもあり、初心者には最適な本だと思う。



・メタボ健診を受けていれば長生きできるのか
・テレビを見せると子どもの学力は下がるのか
・偏差値の高い大学へ行けば収入は上がるのか
・最低賃金と雇用のあいだに因果関係はあるか
・勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか
・受動喫煙は心臓病のリスクを高めるのか
・認可保育所を増やせば母親は就業するのか

こういった今、話題の問題にも明快に答えてくれるので、日頃から疑問を持っている人はぜひ読んで欲しい。

この中で最も基本的に疑問を持たなければならないのは、

原因→→→結果(因果関係) なのか
原因→(×)→結果(相関関係) なのか

ということだ。これは勉強になった。

実験には、いくつかあって、
1.ランダム化比較試験
2.自然実験
3.擬似実験
   A.差の差分析
   B.操作変数法
4..回帰不連続デザイン
5.マッチング法
6.回帰分析
  A.単回帰分析
  B.重回帰分析

などなど、いろいろ教えてくれる。

警句も掲載されている。

軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
        -ラルフ・ウォルド・エマーソン-







マスコミ、政府発表、科学者たちによる発表、いろいろなデータを織り交ぜているが、どれも注意深く検証する必要があることがよくわかる。往々にして、前後比較デザインが多用されるが、これが最も安易で間違える可能性の高い方法論であることは覚えておいたほうがいいだろう。事象は常に移り変わっているのだから...

「ペコロスの母の玉手箱」マンガ読了。親子の絆深し。

ペコロスの母の玉手箱<岡野雄一/朝日新聞出版>偉いなあ。1週間に数回もホームに会いに行くのは...けれど、何をするわけでもなくただ会うだけでいい、とホームの人が言うとおりそれでいいのだと思う。



死んでしまうと二度と会えなくなるのだから...

2017年9月10日日曜日

「機械脳の時代 データサイエンスは戦略・組織。仕事をどう変えるのか?」読了。入門書。タイトルに難ありだが悪くない。

機械脳の時代―――データサイエンスは戦略・組織・仕事をどう変えるのか?<加藤エルテス聡志/ダイヤモンド社>。データサイエンスの入門書でありビジネスの進め方の概略プラットフォームを説明し、注意点も解説。著者の今までの経験を基にした内心忸怩した気持ちや切歯扼腕した日々もあったろうが、それらは噛んで含めるように窘める指南書。さすが、元マッキンゼー。良い子が書いたデキるビジネスパースンを目指す人のためのノウハウ書。



タイトルは、変に著者がこだわった「機械脳」とかにせずに、素直に「データサイエンス実践入門書」とか、「データサイエンスプロセッシングノウハウ」などでよかったと思う。

この時代を、筆者は産業革命期になぞらえ「機械脳の時代」と呼んでいます。
P4引用
ならば、"ロボット革命期"とか"人間革命期"でもいいではないか。あ、人間革命〈第1巻〉 (聖教ワイド文庫)じゃ創価学会になっちゃうか。どうしても、「AI革命期」とかしたくなかったんだろうなあ。


タイトルのことはさておき、中身は本当に懇切丁寧に解説してあり良き指導書となっている。ただ、具体的には、コンサルタントである著者に直接ご相談ください、という宣伝書でもあり、概略にとどまっている。とはいえ、アメリカを始めとした世界中のトレンドも紹介してあり、役に立つ書籍やサイトまで紹介してあるいい本だ。

それにしても、NECソリューションイノベータっていう名詞が続くヘンな名称をつけたのは誰だよ。つけるなら、NECイノベーティブソリューションだろ。あるいは、イノベータオブソリューションだろう。長いんだから、NECクラウドでいいじゃないか。いや、NECセキュリティでもいいよ。

「マル暴捜査」読了。つまらん、

マル暴捜査 (新潮新書)著作:今井良。つまらん。警視庁組織の解説書。事例も週刊誌の情報程度。面白い話など一切なし。警視庁組織紹介パンフレットを読んでいるようだった。



これなら、週刊実話 2017年 9/21 号 [雑誌]<日本ジャーナル出版>のほうがよっぽど面白いわ。




月刊 実話ドキュメント 2014年 05月号 [雑誌]がなくなったのが残念だ。