2019年9月11日水曜日

”川井郁子”のシネマ・ファンタジーコンサートに行ってきた。楽しかった。


”川井郁子”のシネマ・ファンタジーコンサートに行ってきた。楽しかった。

2019/9/8紀尾井ホールにて13:30会場14:00開演。2時間ぐらいだったろうか。内容は映画音楽のさわりをバイオリン他で聞かせてくれるものだった。

川井さんはとても上手だった。クラックの名曲ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」、「ボル・ウナ・カベーサ」、情熱豊かな十八番「リベルタンゴ」など。だが、映画音楽はやはり交響楽団で聴きたい、音の厚み、多彩さなどもっと打楽器の音が欲しいところだ。

男もまあまあいた。完全なクラシックファンというよりライトクラシックファンといったほうがいいだろうか。集客もこういうジャンルのほうが集めやすいのだろう。隣りに座っていた初老の男性がオペラグラスでじっと覗き込んでいたのが羨ましかった。今度は必ず忘れないように持っていこう、って彼は何をじっと凝視していたのだろうか。川井さんの絞り上げたグリーンのドレスのウエスト?それともお色直し後に着ていたゆったりとした白いラメ入りのドレス?はたまた、後ろで協奏していた彼女の後輩たち?

協奏していた女性陣だが、顔で採用しているんじゃなかろうか、というほど可愛い女性たちだった。

第一バイオリンの”大倉礼加”<アーツスプレッド所属>小柄で可愛かったなあ。


ドイツ証券/コンサート/百万人のクラシックライブより

第二バイオリンの”マヤ・フレーザー”背が高くてスタイル良かったなあ。


kanadeaより


第三バイオリンの”伊藤綾子”さんは川井さんのちょうど後ろでよく見えなかった、すいません。

そしてハープの”津野田圭”。とっても可愛かった。ハープ奏者の手つきにはいつも見とれる。持ち運び大変だよなあ。飛行機代とか倍以上かかるだろう。


KING RECORDS ×フミナーズより

男性はあまりよく見なかった。ただ、ピアノの”林正樹”さんは全ジャンルでとても上手だった。ジャズは特に良かった。

さてさて、自分なりのクラシック可愛い/美女/スタイリッシュシリーズということで、去年からコンサートに繰り出し始めて2年目、来年も楽しみだ。次は1月だ。

「the four GAFA」読了。面白かった。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」<スコット・ギャロウェイ7東洋経済新報社>読了。面白かった。



著者のGAFAの人間世界における例えなどとてもうまい表現だった。ただ、アジアの巨人たち、アリババなどの記述は特に際立った記述になっていないのでこちらについては、紙面に入りきらなかったのか、編集者に削られたのか、あるいは研究不足だったのかもしれない。

2019年5月29日水曜日

日光から沼田までロマンチック街道観光地巡りを満喫

日光から沼田まで友人たちと久しぶりにドライブ旅行。

最初に行ったのは、群馬県みどり市にある"小平鍾乳洞&植物園"。観光洞のためにコンクリートを使用して改造してあり通りやすい。植物園は水がほぼ枯れており湿地の多彩さは期待できない。私たちが寄ったときだけなのかもしれないが...

二番目に寄ったのは、”草木ダム”。渡良瀬川の洪水対策として建設された。まあ、ダム好きの友人は楽しそうだったが...

三番目に寄ったのは"足尾銅山"。ここはトロッコに乗って銅山に入るのだが、トロッコは期待した割には数十秒ほどの短い時間の乗車で終わった。ただ、急坂を登るアプト式機関車であったことは機関車好きのもう一人の友人の心に突き刺さっていたようだが...


   station of ashiodouzan trolley train
 (この時点では長い移動を楽しみにしていたのだが...)  


   trolley train cab of ashiodouzan
 (実際に行きはこの場所で運転はしなかった)


  exit of ashiodouzan
 (洒落がベタだね)

そこから降りて銅山のとば口に入るのだ。銅山の中は濡れていて、ところどころに人形が置かれており暗がりの中で出会うとぎょっとする時もあり、ちょっとしたホラーハウスの趣がある。構内は今もなかなかの迫力で、当時の鉱夫たちの苦労が偲ばれる。女性も採掘した後の仕事に従事しており、鉱夫ならぬ鉱婦も存在したことに驚いた。女性が山に入るのは落盤タブーだったのかもしれない。博物館もあり見所満載だ。ただ、教科書で必須の暗記アイテムである有名な公害については説明で数秒触れただけで、あまり関わりたくないようだ。2006年に平成の大合併で日光市の一部となった。銅山観光としてちょっとだけ宣伝している。町自体はサビれる一方だ。今度の新一万円の顔は渋沢栄一だが、かれはこの足尾銅山の設立にも関わっているらしい。日本は黒歴史をスルーさせる傾向があるが、きちんと総括して欲しいものだ。欧米ではよくある中立の第三者委員会から何万ページに及ぶ調査報告書というものをこの日本でも見たいものだ。これからも期待薄だろうが...そんなことだから、韓国と朝鮮に何回も蒸し返されるのだと思う。

四番目は、"日光東照宮"。改修工事もほぼ終了してかなり見所ありだった。ほとんどの観光客が外人だったのには驚いた。堂内の解説が英語で坊主がユーモアを交えてしていたのにもびっくりだった。


 lion in nikkotoshogu


  shrine maidens who take out the coins from the offertory-box
  (賽銭を取り出しにくいらしく四苦八苦している姿が面白かった)

そして、この日の夕方着いて宿泊したのだが、それが、大江戸温泉物語グループの”日光霧降”だ。ウイークデイに行ったので、部屋も大きめにしてくれて快適だった。大浴場ほどじゃないが、ほどほどの大きさで露天風呂もあった。高齢の男性ばかりで自分のことはさておき驚いた。食事はバイキングで洋食、中華、和食とボリュームは満点。味は、”東急ハーヴェストグループ”ほどじゃないがまあまあだと思う。中国人の個人観光客もいた。独身の娘と両親、若い娘同士、おばさん同士、という組み合わせも散見した。起床が早い私は、露天風呂付きの朝風呂を楽しんだ後、食事をした。朝食も夕食同様、洋食、中華、和食とバラエティに富んでいる。食事のときの服装も浴衣、外出着どちらでも構わないのでリラックスできる。女性は浴衣だと襟や裾の乱れが気になるものだが、お客に若い男性などほぼ皆無なので何を気にする必要があろうか、という感じで食事中ものんびり楽しんでいたように思う。出掛けには、コーヒーサービスがあり携帯カップにコーヒーを詰めてくれていた。中国人ファミリーが家族分のコーヒーを要求していた。さすがだ。人口が多いため生き残りにいつでも命がけのガツガツした精神は見習いたい。


 entrance of oedoonsenmonogatari-nikko kirifuri
 (大江戸温泉物語グループ日光霧降ホテル出入り口)


 appearance of oedoonsenmonogatari-nikko kirifuri hotel
 (大江戸温泉物語グループ日光霧降高原ホテル外観)

さて、旅行二日目になった。

五番目は、”戦場ヶ原”。ここも、中学校の時に来たのだが、ぼんやりとした印象しかない。ただの大きな原っぱにしか思えないからだろう。中学時代大好き友人は修学旅行の時に見た立て札と幾分違うなどと検証していたが...



senjyougahara moor
(戦場ヶ原、友人は昔の写真と比べてこの看板の位置が、向きが、大きさが違うなどと検証していた)

六番目は、”湯守釜屋旅館”。ここは、単純に中学生のときに泊まった旅館がここだからだ。あれから、どれだけ経ったのか感慨深い場所だったので訪れたのだが、懐かしがっていたのは、今回のプランを立てた友人だけだったかもしれない。私はと言えば、当時の硫黄臭さに参った思い出ぐらいか。当時、建設されたばかりの新館に宿泊したと思うが、それがどうなっていたか、もはや外観もぼんやりとしか記憶に残っていない...

このあたりまでが日光周辺の観光地、これから群馬県沼田市へ抜ける”ロマンチック街道”へとわれわれの車は向かってゆきながら途中の観光地を順次楽しむ旅程だ。

七番目は、”華厳ノ滝”。これは、中学校の時の滝と違って迫力が今ひとつになっていた。どうやら、地震で上部の岩が崩れ落ち、途中が塞き止めされてしまったせいらしい。再度、地震があれば途中の岩が崩れ落ちて下までスッキリした絵になるのかもしれない。


 kegonnotaki
 (昔見た華厳の滝に比べるとなんだか迫力がいまいち)

八番目は、”湯滝”。湯ノ湖が水源だ。ここは、すぐ近くで滝を見られてなかなかの迫力。”華厳ノ滝”よりも間近で見られるのでこちらのほうが迫力があるかもしれない。しかも、結構眺めも綺麗だ。


 yutaki
 (湯滝)

九番目は、”中禅寺(立木観音)”。ここは、なかなかお勧めだった。自然に生えている巨木を直に彫った観音様を拝める。別院とエレベーターで通路化しており、坊主のセールスをここでもとくと聞かせられる。有難いお守りなど東照宮に負けず劣らず満載だ。

十番目は”半月山展望台”、を目指したのだが、途中で霧が出始めて断念。美しい絶景は見られなかった。天気がいいと素晴らしい所らしい。

さて、これから金精峠に向かっていくのだが、この峠は冬季は閉鎖されるらしい。近くに”かたしな高原スキー場”があるぐらいだから雪深い所のようだ。群馬県側の山肌にはまだ雪が残っていたのも感慨深かった。この峠には、男根を御神体とする金精神社が祀られているそうだ。なぜ、ここに行くことを強引に主張しなかったのか我ながら悔やまれる。下調べもせずぼんやりしていたからなのだが、そんなことに興味ない友人たちからスルーされた...

十一番目は、沼田市にある”吹割の滝”。この時は、水量があったせいか、素晴らしい迫力だった。正直言って、大分県にある”原尻の滝”のほうが大きいとは思った。とはいうものの、ここはここで川っぽい滝だがすぐ間近で見られるだけに迫力は格別だ。


 fukiwarinotaki
 (吹割の滝)


 fukiwarinotaki2
 (吹割の滝2枚目/結構な迫力だった)


さて、帰りは沼田市を少しブラついた後、関越自動車道に入って途中の三好PAにて清算を済ませて、スマートICから出た。


 numata station
 (沼田駅)

十二番目は、このIC近くにある、”栄喜堂工場直売店”に直行したが時間オーバー。閉店時間を過ぎていたようだ。ここは、コンビニ、外食店などに冷凍ケーキや半焼成冷凍パンなどをお得な詰め合わせセットで販売しているとのこと。残念、次の機会にぜひ行ってみたい。

写真は後日貼る予定。とりあえず忘れないようにメモ。

貼った。とりあえず終了。
<13/June/2019 picture uploaded>



フィアットやるなあ

それにしても、フィアットの動き素早い。自動車産業の未来に悲観的な会長、慧眼だ。どうやって、延命させるか、そのためには何をすべきかよくわかっている。ルノー、日産の硬直状態を軟化させるベストな案件を提案してくれた。最初から小さい三菱はブランドを希少価値に高められるが、中途半端に大きい日産はゴーンに利用されるだけ利用されて搾り取られているから、余力とヤル気がまだ残っているかどうかだ。両社ともアジアのローカルブランドとして生き残るしかないだろう。

野党も自民党を真似ればいいのに...

自由民主党は、本来野党がやるべき案を次々と自民党風に骨無しで実現させているのだから、逆に野党は自民党風になればいいのに、とか思う。まったく同じでもいいんじゃないかと。姿勢を左右のどちらかに寄せるだけだろう。政治は政権をとってなんぼだろう。政党主張をするのはいいけれど、ポリティカルマーケティングの巧拙の問題なのに、論争に時間をかけすぎたり、それで行動が遅れたり、内部争いまでなったりするから国民に厭きられるのだと思う。みんな安定した経済と日々の生活が大事なのだから、経済対策の骨子をまずブチ上げることが肝腎で、外交政策についても自民党がやるやる詐欺に陥っているのだから、同じことを主張してもいいじゃないか。どうせ、安倍首相は外交で転ぶだろう。経済はデータを誤魔化して偽装化することはできても、外交は相手があることだし結果が惨めに出るから。

最近、国民民主党がやっと目覚めてくれたようだ。現・岸田首相が継いだ宏池会と近いだけに当然と言えば当然の成り行きだが。<uploaded 12/Jun/2022 >

「サイバー攻撃」読了。初心者向け

「サイバー攻撃」<中島明日香/講談社>やっと読了。だいぶ前に購入済みだったのだが、真面目に書かれており、まるで講習その一という感じでとっつきが悪かった。2018年+4月が第1刷だから1年以上かかったわけだ。どんだけツンドクだ。だが、わずか半年の間に5刷までいっているわけだからよく売れたのだろう。もちろん、ビジネスパースンにとっても読みやすい本になっている。

ただ、著者が生真面目なのかブルーバックスだからなのかわからないが、オーソドックスな導入本であることは確かだ。ハッキングについて、ということで豊富な逸話があるのを期待しないほうがいい。参考文献はためになった。

次は、他社から豊富な事例を挙げて面白く書いたものを期待したい。

最近、読み返す機会があったので再読してみたけれど、実に基本的なことが丁寧に書かれてあって、これは「情報セキュリティマネジメント試験」を受験する人にとって必読の書じゃないのだろうか、と思った。ちなみに、IPAのWebサイトは内部の人が書いたであろう酷く醜いサイトだったのだが、最近ようやく改善されたようだ。

そして、著者にはこのような続編を期待したいと思った。もう少し、具体例があると記憶に残りやすいのだが、たぶん著者の勤務上あまり具体例は書きにくいのだろう。
(updated 28 Nov 2020)

2019年3月26日火曜日

最近のお気に入り”TULTEX”と”FIRST DOWN”

最近、お気に入りのアウトドアブランドは”TULTEX”と”FIRST DOWN”。

TULTEX



ウエストコーストカルチャーとロープライスラブな私が問題提起します。

近くのスーパーマーケット”マルエツ”の衣料半額コーナーで見つけたアウトドアウエアが大変気に入った。どうして、こんなに好きになってしまうのか、妙に気になったのでこの二つのブランドを調べてみた。すると!なんと!両者とも1980年代にはやったU.S.Aブランドだったのだ。あの頃はやったアメリカンスポーツはほとんど堪能したのではなかろうかというほど、大いに遊んだ年代に生まれたブランドだからこそ、ビビッと心に突き刺さったのかもしれない。

ちなみに、マルエツで衣料コーナーが広いのは大田区にある新糀谷店、横浜市港区にある井土ヶ谷店、調布市にある国領店だそうだ。アイトスの担当者が親切に教えてくれた。ありがとうございます。遠くて行けないけれど....<2020/5/25追記>

この”TULTEX”だがもっと売れていいブランドだと思う。営業力が弱いのかマーケティング費用が足りないのか、ライセンス条項から逸脱できないのかよく知らないが、置いてある場所が問題だと思う。

私が初めて知ったのは、シティバイクに乗るようになってある程度アウトドアの寒気を凌げるウエアが欲しくて見て回るようになった”ワークマン”や”情熱職人”などのガテン系職人ショップでだ。だから、ずっと寅壱系のブランドだと思っていた。はっきり言えば埋もれたブランドだった。ところが、マルエツで再び出会い、よく見るとマルエツの他のジジババ衣料と比較してデザインもセンスも悪くない。アメリカンウエッサイカルチャーを感じたのだ。もちろん、マルエツの衣料のほとんどはジジブランドなので相対的に若く明るく見えたのかもしれない、がしかしオレンジやレッドなどとても明るい色で、日本人の目立たない色使いとは明らかな違いを感じる。また、ロゴも最近は太腿のあたりにタトゥっぽく”ADVENTURE SURVIVE”と入っておりグッドセンスだ。

Image result for ADVENTURE SURVIVAL logo TULTEX
<MARUKAWA ONLINE StOREのWebsiteより>

ただ、マルエツの衣料コーナーに来る人はジジしかいないので、こんなものがあることさえ知らないだろう。でまた、マルエツの衣料コーナーがまるでダメダメなのだ。食品は最近、少量多品種を心がけて輸入ものも扱うようになり少しマシになったのだが、それでも成城石井ドンキに比べると紙に書いた「当店デザート人気No.1、不動の美味しさ」などの店員のパッションがまるで感じられない。聞いたところによると、ドンキは成城石井のロープライス版で商品構成や展示方法はかなり真似ているらしい。まあ、店舗面積の違いもあるだろうが、せめて意気込みぐらい感じさせてほしいものだ。そうでないと、ショッピングの楽しみを得られない。衣料コーナーはさらに酷い、良いことは大胆にディスカウントセールをすぐにしてくれることだけだ。ただ、最近なぜかスポーツ系衣料コーナーが充実してきたのだが、担当者がブランドに弱いのか興味がないのかブランドはすべてごちゃごちゃだ。ミズノもデサントもスポルディングも”TULTEX”もいっしょくたになっている。わかってないよな。マルエツのPBはPBとして、ブランドはせめてコーナー化、その他はひとままとめでいいから。けれどこちらとしてはお宝探しみたいな楽しさも密かにあるのだが...かつてのしまむらのようなものと言えようか、その肝心の”しまむら”は最早なんらエンジョイショッピングできない場所になってしまった。

最近、”情熱職人”で”TULTEX”の作業用靴を大量に見かけた。靴もあるんだ!と思わず心の中で叫んだ。しかも、なかなか安い。アイトスは大阪の会社なので靴の町=神戸市長田区に近いこともあって靴を手がけるのはたやすいことだろう。好きな色が出てくるかどうか見極めたい。<2020/5/25追記>

さて、話を元に戻そう。ガテン系職人ショップでは”TULTEX”は他の商品の中で埋もれている。なぜなら、本当の職人はもっとハード衣料を求めるからだ。”TULTEX”はずばりライトアウトドアウエアという商品群なのだ。そうなると”ワークマンプラス”あたりがショップとして妥当なのだが、彼らはPBを売るほうが純利益が上がるのでそれに一生懸命で、他のブランドなど二の次だ。

かといって、スポーツ系メガショップでは”アディダス””プーマ””ナイキ””アンダーアーマー””ニューバランス”などが目白押しで入っていくことさえ難しいだろう。結局、U.S.A本社がライセンスして日本支社を作っていないぐらいだから最初から無理と諦めているのだろう。確かに、ロープライスでもない、ハイプライスでもない。微妙なブランドの立ち位置ではある。だが、この中間価格帯には他に今のところ特にいないではないか。オリジナルブランドのオリジナルプライスでいいではないか。アメリカ衣料なのだから、時期を過ぎればディスカウントというのもいい方針じゃないか。欧州スポーツブランドも時期が過ぎれば大幅に値下げしている。店としても利益率とブランドインプレッションを考えると微妙なブランドではあると思う。

最近、ウインドブレーカーを購入した。まだ少し寒い時期に、”FIRST DOWN”の色が気に入り購入したのだが、最近、暑くなってきたので、どうしようかと考えていたら、”TULTEX”のウインドブレーカーが出ているではないか。よく見ると、暑さ対策用に透けた紋様があるではないか、試しに購入したらなかなか涼しい。色もいい。そうこうしていると、アンダーウエアまで出てきた。オールコットンのポケット付きだ。質もいい。アメリカ人は下着にもちょっとしたポケットがあるのが好きなのか?Tシャツでアウトドアを楽しむからか?そして、大きな身体の人には嬉しいラージサイズだ。ふと見ると、水陸両用のハーフパンツまでセールスしているではないか。欲しいは欲しいが、近年、水の中に入る機会が激減している上に、ハーフパンツはかなり暑くならないと履けない。歳をとると、8分丈ぐらいがいいのだが、やりすぎるとステテコに見えてしまうので難しいところだ。若者だといいんだけれど....<2020/5/25追記>

結局、撤退か縮小しつつあるショップの中で頑張るしかないという結論になるのだろう。だが、オンラインショップでさえ今ひとつの現状だけは打破してもらいたいものだ。

”TULTEX”

Pannill Knitting Co.が元々の創業。
William Gordon Pannill(ウィリアム・パニール)この人の父親がバージニア州マーティンズヴィルで立ち上げた会社のブランドのようです。この人は1927年生誕で水仙のハイブリダイザーで特に有名。父親はこの人が誕生した年の1927年ノースカロライナ州ロッキンガム郡メイヨーダンにて創業しています。会社を本格的に立ち上げるために他の会社で働いて学んだ後、バージニア州マーティンズビルにて縫製工場を立ち上げました。その後、株の売却や合併などを繰り返して1970年代後半にTultex Corporationという当時のブランドロゴであるTultexが初めて生まれました。1981年には売上高2億ドル($181.7 million)を突破していました。当時のAppleの1980年の売上が1億1800万ドルだったことを考えると繊維産業の会社としては絶好調時だったと言えると思います。もちろん、その時でさえすでにパソコンひとつで半分近くの売上を稼いでいたのだから、コンピュータ産業の凄まじい勢いが逆に感じられるのではないかとも思えます。

1980年代から海外の繊維製品の流入によって繊維業界はコストダウンに悩まされますが、フリースに集中することで危機を乗り越えました。1990年代はフリースから脱却してロゴブランドを利用して様々なスポーツライセンスビジネスを手がけていきました。そして、現在もなんとかライセンスビジネスで生き延びているようです。普通のファッションドレスではなくニット→フリース→スポーツとその業態を変えていったのが延命の原因のようです。株の売買、買収、合併を繰り返すことで創業者の意思は次の世代の経営者へと伝わっていったのかもしれません。

参考・引用サイト
https://www.bloomberg.com/research/stocks/private/snapshot.asp?privcapId=40386796 https://en.wikipedia.org/wiki/William_Pannill https://en.wikipedia.org/wiki/Martinsville,_Virginia https://en.wikipedia.org/wiki/Mayodan,_North_Carolina https://www.fastcompany.com/4001956/apples-sales-grew-150x-between-1977-1980-2 http://www.fundinguniverse.com/company-histories/tultex-corporation-history/

で、日本ではアイトスという会社が日本国内のライセンスを所有しています。作業服など地味だけれど確実に需要が見込めるジャンルの製品を手がけています。大正六年創業ということでそうとう歴史のある会社です。他にトロイブロスというブランドも手がけているので中年以上の人はご存知ではないでしょうか。

TULTEX

最近、TVでベイシアグループの”ワークマン”の特集をしていたので偶然見たのだが、関西に進出した”デカトロン”をライバルとして猛烈に意識するワークマンの独自性を取り上げていた。だが、本当に意識しなければいけないのは、国内のメガスポーツショップである”スポーツデポ”や”ゼビオ”じゃないかと思うのだ。”スポーツオーソリティ”はアメリカで会社更生中、日本では債務超過で脱落、イオン傘下になったので除外。アルペングループの”スポーツデポ”、ゼビオホールディングスの”ゼビオ”それぞれ2,000億円強の売上だが、IRを見ても近年は両者とも伸び悩んでいる。日本国内だけで展開しても人口減少のため上向かないのだろう。アルペングループはその他売上、たぶん、スキー場やゴルフ場の売上寄与、ゼビオホールディングスは2005年に買収したVictoriaの伸びにともに助けられている。デカトロンの世界総売上は1.28兆円、ユニクロは上期だけで1.26兆円なので、両者と比較すると海外展開はまったく遅れているようだ。

話は変わるが、このベイシアグループ、昔、群馬で見た”いせや”が前身だったとは...懐かしさがこみあげる。沼田市内に、”いせや”と”スズラン”という地方百貨店があってそこで本社が伊勢崎にあると聞いた記憶がある。確か、”沼田ボウル”というボウリング場でも遊んだと思う。市役所や沼田高校に近くて市内の道路沿いで便利なところにあった。それから、カインズやワークマン、セーブオンを次々と分社化していったのが功を奏したのか、それとも上場しなかったことが良かったのか、いずれにしろまもなく1兆円になろうとしているのだからたいしたものだ。

カインズもPBのアンダーウエアを販売しているのを去年見かけたがまったく売れていなかった。どうやら、この失敗がマイナスとして業績の足を引っ張ったようだが、売れないのは当然だと思う。カインズの衣料関係はみんなデザインが悪すぎる。地味で単一で色にバラエティさがなく、色で合わせる楽しみさえない。婦人用のレインコートなど、その際たるものでどうやって可愛くコーディネイトできるんだよ、と頭をひねらざるをえないマーケティングだ。また、そのときに見た男性用のアンダーウエアというか2枚目上着っぽいものの売りが吸汗性だったのだが、アディダスの製品をそっくりでパクリかと思ったぐらいよく似ていた。しかも、値段もあまり変わらない上にアディダスのはフードまで付いておりどう考えてもカインズの負けだ。<2020/5/25追記>

参考・引用サイト
https://gyokai-search.com/3-sport-kouri.html
https://www.alpen-group.jp/ir/finance/segment/
http://www.xebio.co.jp/wp-content/uploads/731b2dba942000b053366a93aa8aaa14.pdf
https://www.decathlon.com/
https://cdn.shopify.com/s/files/1/1330/6287/files/PressKit_Decathlon_2019.pdf?3758
https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/20190411_results.pdf


”FIRST DOWN”

これも近くのスーパーマーケット”マルエツ”の衣料半額コーナーで見つけたアウトドアウエアが大変気に入った。真冬以外のバイクに乗るときに特に重宝する。

80年代に日本でも白いダウンジャケットとして人気を博したので中高年では覚えている人も多いのではないだろうか。

日本では”水甚”という会社が扱っている。

元々はサンフランシスコから始まったそうですが、現在は、ニュージャージー州Sayrevilleにあるturbo holdingsという会社がライセンスビジネスを手がけているようです。

参考・引用サイト
https://www.bloomberg.com/research/stocks/private/snapshot.asp?privcapId=4540988
http://www.turboholdings.com/

2019年3月17日日曜日

ユニクロ、GUもう少しパンツを増やして

ユニクロに見に行くと、日頃から防寒服に興味があるのでそういうコーナーを見て回るだが、いつもガッカリする。ユニクロのブロックテックパーカしかりGUのウインドプルーフシェルパーカもだが、上ものだけで下がないのだ。

バイクに乗っているととにかく寒い。それに輪をかけて老人だから寒さは大敵だ。自分で温度をだんだんコントロールできなくなってきた。だから、そこそこお洒落でそこそこ質が良くてそこそこ安いものを求めてあらゆるお店をさ迷う。時間の無駄とは思っていない。風邪を引くことこそライフパフォーマンスを下げる大きな時間の無駄だからだ。

ワークマンのアウトドアウエアが熱い!というので店に行ってみた。PBはそこそこ悪くないとは感じたが、他はガテン系の虎壱風ばかりで値段といいそれほど魅力を感じなかった。ドン・キホーテの情熱職人でもいいやと思った。

サンドラッグの衣服コーナーにあるタカハシというブランドも漁るのだが、激安なのはイイ。ただし、クオリティが今ひとつ。縫製が甘いのだ。けれども、安さだけならどこよりも安いと思う。しかも、最初から激安なのにシーズンが過ぎるとさらに値下げしてくれるのだ。着心地はモノによるとだけ言っておこう。それから、LLなのにM]並みとか謎なサイズ展開だ。最初から、丈が短いので注意するよう明記してあるので親切といえば親切なんだが、最初からそう作れよ!中国にでも作らせてるのか??これは足が短い老人がターゲットだからか!?失礼だぞ、タカハシ!!

でもって、スポーツデポに行ってみる。スポーツブランドとPBが溢れており、アウトレットや値下げ品も常に混じっている。全体的にブランドロゴ分だけ高いがセンス良いものが多くプライスが納得できれば悪くない、だが完全な防寒着と言えないので本格的なモノを探すとなると、ウオーキングや登山ブランドのコーナーに行かざるをえないのだが、これがまたプライスがびっくりするほど高い。mont-bellColumbiaなどなど。コロンビアの商品は元々アメリカンテイストというかU.S.Aが本社なので割と好みの色使いでたまに購入する。値段も大衆的だと思う。マーケティングにお金をかけていないのか人材がいないのか本社主導で日本に力がないのか、よくわからないがZOZOTOWNにも店を出しているしで割とブランドに対する節操がない。

カインズにも行ってみたが、いかんせん近くのお店は小さすぎて服の取り扱いが極端に少ない。全体的にプライスは納得なのだが試せないのが残念だ。もっと田舎だったらデカイお店でゆっくり見て回れるのだが...

そうして、辿り着くのがマルエツの2Fの衣服コーナーのアウトレット品だったりするから面白いものだ。アウトレットは半額なので季節が少しズレるだけでお得なものが素早く購入できたりする。しかも、一流ブランドではないがロゴ付きのブランド品を安くしてくれるので、クオリティに関しても安心だ。

老人になると半径100m内のお店で全てを済ます、というが本当だなあとしみじみ思う。

2019年3月3日日曜日

「老いる家 崩れる街」読了。納得!

老いる家 崩れる街」読了。納得!



最終章に著者の結論がちゃんと掲載されているのだが、その通りだと思う。

方策
1.自分たちのまちへの、無関心と無意識をやめる

U.S.Aなどでは売ることを考えて家を綺麗にしたり、自宅の価値を落とさないために周りの住環境にも口を出すらしいが、日本では自治会などがあるので個人的にこういったことをする人はあまりいないと思う。ただ、公聴会に出席したりマンションの自治会にきちんと出て意見を言うことはできるだろうからもう少し自宅の資産価値と維持について向き合い、購入したら終わりと考えるのは辞めるべきだろう。

2.住宅総量と居住地面積をこれ以上増やさない

これは官邸と党。不動産、建設業界との関係からいって難しい問題だ。不況と票の低下を最も恐れる人たちだから。

3.「それなりの」暮らしが成り立つ「まちのまとまり」をつくる

これは新たな都市計画が斬新さを含んでいるので可能性はある。あとは実行力だけなんだが...

4.住宅の立地誘導のための実効性ある仕組みをつくる

これも県、市町村の実行力しだいなのだが...

5.今ある住宅、居住地の再生と更新を重視する

中古住宅業界が儲かる仕組みになればいいのだが、不動産業界がもたもたしている間にインドのOYO Roomsが日本で展開する敷金礼金なしの不動産マッチングアプリ”OYO LIFE”などが中古住宅も展開するだろうから今後活性化するだろう。

6.住宅の終末期への対応策を早急に構築する

これには、住宅の敷地情報やメンテナンス情報など、普通不動産屋が独自に整備している情報などを履歴書のようにしてnote状態でデータ化されていることが望ましい。これを、不動産の所有者が義務化することと法制化すればいいだけではないのか。もちろん、譲渡に伴うデータの移動も許可されるべきだ。車には整備手帳があるというのに、なんという露骨な不整備状態であるのだろう。

7.もう一歩先の将来リスクを見極める

都市計画のデータと都市そのもののデータ、たとえばインフラの情報。老朽化、耐性、メンテナンス履歴。他には、ファンダメンタルズの情報。その地域の人口の流動性、水道代の高低、地方公共団体の財政状態など、また土地履歴だと、たとえば活断層、市街化対象区域、ハザードマップなど、要は高い買い物なのにこういった情報が一元化されていないことが皆大問題だと思わされていないことだ。知っては困るからだろう。大衆は衆愚なほうが統治しやすいからだ。日本の土地は災害が多くて基本的に購入する価値がないのだ、ということを国民に知って欲しくないのだ。ある地域に偏ってしまったら困るからだろう。

<自説を挟みこみながら最終章より引用>

この本を借りた人は今、これも読んでいます。

老いた家 衰えぬ街 住まいを終活する




2019年2月19日火曜日

「進歩 人類の未来が明るい10の理由」読了。統計の考え方がよくわかった。

進歩 人類の未来が明るい10の理由」読了。統計の考え方が良くわかった。



統計の対象の幅を広げるとほとんどの事件が些少なものになることがよくわかった。著者は保守的な人物らしいが、ポジティブに捉えると何もかもが小さな空騒ぎに見えてくる。ただ、小さな事件は大きな兆候の始まりである可能性もあり見過ごすことは許されないだろう。公平性、客観性は担保されるべきだろう。百年単位で物事を見ること、これがこの本の結論だ。解決方法も章の最後に書かれてありインスパイヤーされるいい本だと思う。

紀平梨花ちゃんが可愛い。Alan Walkerを選曲なんてセンスある。

紀平梨花ちゃんが可愛い。浅田真央ちゃんより可愛いと思う、というより好みの問題か。梨花ちゃんは第一に若い!目が可愛い!肉付きが良い!パンツが短い!プロポーションも良い!選曲も良い!身体が柔らかい!表現力が抜群だ!愛らしさと僅かな色気が入り混じっており可愛い!
                         
とても良い。選曲も良い。Alan Walkerだ。いわゆるEDMだが、UltraなどのDJタイプとは違う。北欧テイストが入っていて、いずれにしろ、自薦だろうがなかなかやるなあ、梨花ちゃん。

彼の上手なところは、自分のトレードマークを商標のように何度も何度も繰り返し見せることでブランド化させているところだ。
Alan Walker =


AVICIIも下記のようにうまく商標化していたが、死んだのでレジェンド化で終わってしまった。残念だ。

Avicii =

上手だった。カントリー風のEDM”Wake Me Up”などどこかで聞いた人も多いのではないだろうか。
            Avicii - Wake Me Up (Official Video)

おっとっと、紀平梨花ちゃんの話だった。とにかく、優美な彼女をこれからも応援だ。素晴らしい!

怪我のために北京オリンピックに出られなかったのは返す返すも残念だった。
<uploaded 12/Jun/2022>











韓国の今後はまもなく朝鮮統一だ。

最近の、海上での自衛隊との諍い等の韓国軍事報道を聞いていると、もう韓国と北朝鮮は精神的に併合されたように思う。もちろん、政治的には併合派と非併合派との鬩ぎ合いが続いているのだろうが、世代的にみても反日、反米派が押していくのではないだろうか。
 そして、北朝鮮の金正恩が日本の天皇のように象徴となり延命を図れた上で抗日の象徴である祖父、金日成から続く正当な地位を保証され、血縁の命脈も断たれることなく国を代表する栄誉も戴けることになる。これを狙っているのではないだろうか。日本の天皇制と統治における二重構造の模倣だ。権力は持たないが、威厳は維持できる。実務は韓国が担えば北朝鮮の広大な土地、資源、安い労働力を利用することができ、停滞する経済の再発展が可能だ。
 しかも、原爆は維持したまま終戦宣言をアメリカにしてもらう計画だろうから、もう、貧弱な軍事組織とは言えなくなる。軍事的にも東アジア最強の一角になり得ると感じるだろう。もう、日本にぐだぐだ言われる筋合いはないのだ。日本などアメリカの属国として生きる小物であって、自立国家朝鮮のプライドの足元にも及ばないのだ、と思えることだろう。
 あとは、米国、中国など大国の保障をとりつけた上で、戦後終了の発言をしてくれれば仕上げが終了だ。日本と縁を切ることもできる。そして、東アジアの重要な国であることを示すことができれば大陸国家としての自信は大いに回復するに違いない。

 近いうちに、日本は地政学的に囲まれる状況に陥るので、その対策が必要なのは必至だ。だが、そういったことを隠しつつ様々な隠蔽や詐欺話法で乗り切ろうとする政権は国民の信頼の分断を促進させるだけだろう。もちろん、世論誘導で巧みに抑圧しているが経済の乱調が来たとき政変は確実に起こるだろう。それまでに、マスコミを制圧できるかどうかが鍵となる。野党はまとまらない限り永久に政権は転がり込まない。私が思うに、野党をまとめようとするより、保守党か労働党というUKのようなフェイク自民党を作って”徹底的に国民を守る”旗印を立てておきながら態度は与党に比するという政党が自民党の中から出てくるほうが国民には受け入れやすいのではないだろうか。
 だが、自衛隊も老齢化が著しい上に兵士が圧倒的に充足していない。将来的には強制予備自衛官から始まって、最終的には強制徴兵制へ移っていくであろう。ただ、そうは言っていないが実質的な移民制が始まっているので、モザイク化した国民をどう実質的な軍隊の中で同調させていくのか、移民教育をシステム化しておかないと軍隊の規律に影響してくるので早期対策が肝要だ。

私が住んでいる街でも急速に人種のモザイク化が進展しており、公立学校ではもはや1割がハーフまたは日本人以外という印象だ。外を出ても、一番多いヒンズー語、英語、中国語、朝鮮語、スペイン語、ロシア語等が多く日本語を聞くことが日毎に少なくなっていっているという印象だ。最近は、自転車で通り過ぎる若い男性らが話すベトナム語も聞いた。なぜなら、日本人は老齢化が進んでおり、彼らは老人のためあまり喋らない代わりに、その他の国の人たちは総じて平均年齢が若いので大きな声で同胞とよく話す。中国人の子供はまた声も態度もデカイ。私が、エレベーターの中では”静かに!”と祖父の代わりに注意してやらないといけないくらいだ。本来は、こういった注意喚起も当該住居管理会社や地域全体が多言語対応するべきで、地域コミュニティでも問題になっているはずなのだが、問題が起きてからしか対応しないというのが、金と時間をかけたくない公務員だから仕方がない。

2019年1月27日日曜日

JASRACシンポジウム <音楽コンテンツの海外展開と著作権>に行ったが

JASRACシンポジウム <音楽コンテンツの海外展開と著作権 アジア・太平洋地域を中心に>に行ったがガッカリだった。だが、お題としてはまちがっているわけではない。私が行くシンポジウムを間違えただけだ。

ブロックチェーン、データ活用で世界に広げる音楽ビジネス”こういうシンポジウムに出席すべきだったのだろう。

この人たちは、売れる市場を求めているだけで生産性を上げることを考えているのだろうか、と思った。JASRACは管理団体なので抜本的なシステム改良をするのはまず無理だろう。だが、コメンテーターの齊藤耕太郎さんが必要なことの最後に”マネタイズ”を挙げておられたが、それこそがミュージシャンの最大の悩み事であり、それをマッチングさせるのがイノベーションだろう、と思うのだが。

だから、ブロックチェーンと個々の音楽のデータ構築とマッチングとマネタイズを同時に実現させていくことがこれからの肝だろう。もう一人のコメンテーターである松葉亮子さんの所属する会社BMATの方向性はいいのだが、フィンガープリントだけが優れた技術だとは思えない。これから、まだまだフォーマット争いはあるだろう。

まだまだウオッチングが必要だ。

MEMO
Kobalt

読了[進歩 人類の未来が明るい10の理由]良かった

[進歩 人類の未来が明るい10の理由]読了。良かった。



訳者が後書きで書いているとおり、本書は”世の中、百年単位で見ればあらゆる面でよくなっている”という要旨だ。

そして、著者の後書きで書いてあるように”つまりヨーロッパを豊かにしたのは、優れた思想家や発明家や企業ではなく、ヨーロッパのエリート層がそれを邪魔するのにあまり成功しなかったという事実なのだった。アイデア、技術、資本は国から国へと移動できたので、国はお互いに競争して学び合うしかなく、お互いを近代化へと押しやった、
中略
どこかで進歩が邪魔されても、他の多くの場所が人類の進歩を引き継ぐことになる。
豊かさや人名は破壊できても、知識が消え去ることは滅多にない、知識は成長を続ける、だから、どんな逆風も人類の進歩を完全に破壊することはなさそうだ、でも進歩はひとりでに起こるものでもない、本書に記録したあらゆる進歩は、一生懸命頑張った人々の成果だ、奇妙な新しいアイデアを持った科学者やイノベーターや企業家たち、新しいことを新しいやり方でやる自由を求めて戦った、勇敢な個人たちのおかげなのだ。進歩が今後も続くためには、あなたや私がそのたいまつを受け継がなくてはならない”

というのが本書の結論だ。

データの範囲の設定が大切なことを教わった。また、不幸に着目してしまう人間の心理的なバイアスについても注意が必要だ、ということも改めて教わった。扇動されやすいニュースには常に冷静さが必要だ。

全体的に読みやすい良い本だった。統計資料も各章ひとつ二つしかないのであっという間に読んでしまう。私はゆっくり読んでしまったが...