2021年4月8日木曜日

「アフターコロナの生存戦略」読了。面白かった。

「アフターコロナの生存戦略」(成毛眞/KADOKAWA)読了。面白かった。


 KADOKAWAサイトより

まあ、サロンで面白い話を聞いた、という感じの本。成毛さんの考え方や普段のものの捉え方がわかって面白くはあった。ただ、年齢相応の賢い考え方で懸命な方からのご託宣を頂いた、感あり。

 





「AI2.0時代の生き残りをかけたゲリラ戦が始まった」

 「AI2.0時代の生き残りをかけたゲリラ戦が始まった」(大澤昇平/宝島社)まあその通りなんだけれど、東京大学に雇われていながら”中国人は雇用しない”と発言しちゃったのはマズかったね。たぶん、自分の会社だからいいと思ったのかもしれないけれど、出資は推測だが東京大学もしていたんじゃないかな。あまりに憤慨することがあったのかもしれないが残念な結果だ。

宝島社サイトより

本自体は至極真っ当なもので、教育に対する提言などもっともだと思う。全体的に若さ漲る濃い主張でアグレッシブだが、これから素晴らしい実績を挙げていって欲しいものだ。

「天才になる方法 本当に「頭がいい」とはどういうことだろう?」読了。まあまあ

「天才になる方法 本当に「頭がいい」とはどういうことだろう?」(角田陽一郎/大和出版)
了。まあまあ。

「マンガでわかる チーズはどこへ消えた?」読了。もっともだ。

 「マンガでわかる チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン/扶桑社)


マンガでわかる チーズはどこへ消えた?/扶桑社より


とても薄い。内容は至極当然の話だが、易しい本が好きな人や普段あまり読む機会がない人などにはこのマンガがちょうどいい。テキスト本もあるのだがマンガで十分だと思う。今のままでいいのだろうか、と悩む会社員に響く本かもしれない。ただ背中を押しているだけなんだけれど、悩んでいる時には効くかも。変わるものだけが生き残れる、ただし条件付きであることも忘れてはいけない、それと本には書いていないけれど生き残りを保障するものでもないので自己責任であることはいうまでもない。読了本をまとめて書き留め中。

2021年4月6日火曜日

「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」読了。面白かった。

 「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」(高橋昌一郎/講談社現代新書)読了。面白かった。


 講談社BOOK倶楽部より


実に興味深い天才たちの物語だ。前から、ウィーナーやノイマンの伝記はないのかな、と思っていたのでうまく出版されてとても嬉しい。理系の人にはファインマンとか人気らしいが、私はなんで科学者が原爆製造に邁進したのかその理由が知りたかった。読んでみれば、なるほど科学者ならそう考えるよな、と納得した。

いつも、映画などに科学者がなんで悪の帝王のもとで働けるんだろう、と理解できなかったのだが、この本を読んで腑に落ちた。合理的な思考方法の持ち主であればあるほど科学の発展=最大幸福のためには最小の犠牲は仕方がないことなのだ。また、ファインマンも納得したノイマンの理由’’我々が今生きている世界に責任を持つ必要はない’’というのも納得だ。

他にも、チューリングの話も紹介しており世界奇人変人科学者列伝にもなっており読み物としても、また原子爆弾の製造経緯、日本に落とされる場所についての経緯、なども書いてあり大変興味深い。