2016年11月25日金曜日

「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅰ-Ⅴ」読了。面白かった。

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)<原作:松岡圭祐/漫画:神江ちず/角川書店>読了。面白かった。友人から薦められて読んでみたのだが、なかなか5巻まで中古が揃えられず苦戦していたがようやく5巻まで入手できた。実際は12巻まで出ていて完結しているそうだ。まあぼちぼちといきますか。「万能鑑定士Qの事件簿」の公式サイトもあるらしい。


万能鑑定士Qの事件簿 文庫 全12巻完結セット(角川文庫)


宣伝を見ていたら似たようなシリーズが出てきた。特等添乗員αの難事件 I<「特等添乗員α」シリーズ> (角川文庫)だ。


特等添乗員αの難事件 Ⅰ


なにやら森博嗣の推理小説シリーズっぽい表題なのが気になるが売れたものは真似るのが常道だ。森博嗣のブログもあるが趣味満載のようだ。すべてがFになる (講談社文庫)など面白かったなあ。やはり天才犯人は絵になる。


すべてがFになる

どんなものにも旬はあるものでどんな作家もしばらくすると全く読まなくなってしまう。あんなにたくさん読んだ菊地秀行夢枕獏はいったい何をやっているやら。っていうかまだ続々出しているじゃないか。吸血鬼ハンターもちゃんと書いているんだ。うーん、お見それしました。昔、この本で盛り上がった女性と飲んだスターバックスのラテを思い出す。彼女は国際結婚(←古いね、言い回しが。)をしたらしいがどうしているのだろうか。

「私ってコーヒー実は苦手なんですが、スターバックスのラテは甘いから飲めるんです。」
「へえ」
ってな会話があった。

2016年11月14日月曜日

「め~てるの気持ち」読了。メルヘンだったのかな。

め~てるの気持ち コミック 全3巻完結セット (ヤングジャンプコミックス)(作者:奥浩哉)読了。メルヘンだったのかな。


全3巻セット

題名から判断すると、主題の"め~てる"は"はるか"ということになる。そうだとすると、"はるか"が息子を更正させるためのプロセスを演出したということになる。

けれども、このようなキャラクター設定はまずありえないので結果的にはメルヘンだったということになる。しかし、ヤングジャンプ連載だったということなので多少のエロさを加えて読者が若い男性ということも考慮して"慎太郎"に感情移入できるようなストーリー構成になっている。

GANTZ コミック 全37巻完結セット (ヤングジャンプコミックス)の作者、奥浩哉と同一なのでキャラクター設定が似ているのは仕方がない。安二郎とおッちゃんが似ているのには笑った。GANTZ:G 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)と比べると"はるか"の肉体描写が曖昧なのは残念だった。GANTZでは胸や陰部辺りをもう少し細かく描いている。肉体描写は、東京大学物語(1) (ビッグコミックス)の"江川達也"の作風と似ているのが気になった。なぜって?だって、名前が一緒だから。はるか=水野遥(みずのはるか)なので、最初読んでいるうちに妙な既視感があったからだ。特に、慎太郎とはるかが部屋でコトを始まる前のシーンは、村上直樹と水野遥のシーンとダブるものがあった。はるかの異様に大きい胸といい、対する慎太郎の不安な立ち位置といい、似ている。また、江川達也のキャラクター村上春樹は異様に汗や涙を流す大変誇張した描写であり奥浩哉も似ている。。"GANTZ"もそうだった。Twitterで"江川達也"をディスった作者なら否定するだろうけれど...



東京大学物語

周辺に引きこもりがいる私としては、なかなかうまく描けていたと思う。引きこもり=病気なので、家族は共依存にならないよう離れる必要がある。このストーリーも最善の方法だったと思う。ただ、ありふれたキャラクターにするとマンガにならないので、元美少年と美少女、冴えない親父が出てくる。

最後のシーンが少しわからない。お父さんが死んで六年。その間に"はるか"が懸命に努力して慎太郎を自活できるところまで導く。それが一年、慎太郎がラーメンの修行を最低一年して二年。そこで、小さな女の子、コブ持ちのそれほどイケていない年上の女性と結婚してラーメン屋を始めて一年。僅か三年の間にコトを成し遂げて不動産まで処理した。ここまではなんとかリアルっぽい設定だ。

けれども、"はるか"の見た目は当時と全く変わらず、犬の"さくら"も同様。いや。遠目にはそれほど変わってなくても少し老けたのかもしれないし、"さくら"は二代目または死んで買い替えたのかもしれない。ただ、"父ちゃん"と叫ぶ少女と慎太郎との距離と向きが妙にズレていて気になる。初婚で子供が生まれたとしても、今度は女の子の成長が早すぎる。

"はるか"が入社したのが20代前半。知り合って一年で結婚したのが23歳。離婚した母親と電話しているので23歳あたりの話と考えられる。離婚した母とは連絡するぐらいなので険悪というわけではなさそうだ。それから六年たったとしたら29歳。若い!若すぎる!メルヘンとしか言いようがない。慎太郎は引きこもりを脱出して36歳。"はるか"が凄いのはもう一人友達のひきこもりを高校時代に脱出させている点だ。凄いカウンセラー能力を持っている。

それにしても、登場人物たちはよく泣く。リアルな引きこもり家族もこのように一人ぼっちにする設定をして欲しいものだが、家から出られないなどの諸事情があるのでなかなか実行できないようだ。

夢オチではなかったが全体的にはメルヘン物語なんだろうと思った。本当にリアルなひきこもりがいるご家庭のことを考えるとなかなか悲痛なことだと思う。敢えて身を引いた"はるか"の潔さは見事なカウンセリングだったと思う。実際問題、こんな可愛い女性だったら部屋出るよなあ、とか考えていたら、日本最古の引きこもりは"天照大御神(あまてらすおおみかみ)"なわけで。彼女を外に連れ出すために使った手段は、天宇受賣命(あめのうずめ)によるストリップなわけで引きこもりから脱出させるのに有効な方法は外界に対する興味を引かせることに尽きるのだろう。それが、予想外のことであればあるほどインセンティブは強くなる。そういうことなのだろう。





2016年11月11日金曜日

先月はインド・パキスタン料理"スルターン"に行ってきたのだ

スルターン飯田橋本店
    
先月は飯田橋にあるインド・パキスタン料理"スルターン"に行ってきた。いつもの飯田橋の知人と秘書さんという面子だ。

インド料理というよりパキスタン料理なのだそうだ。店主がパキスタンご出身で近くの飯田橋のマンションに住んでいるらしい。食住接近は基本だね。

結論から言えばとても美味しかった。しかも、食べた後、香辛料の中に精力剤が入っているのでは、と思わせるほど身体がホテって、翌朝ギンギンで持て余し気味になるほど。

結構リピーターが多いらしい。それを聞いて私はニヤリ。きっと中高年のファンが多いに違いない。事実、他の客はオヤジばかりだった。

新しくできたらしいのでMeat Meats 5 バル 飯田橋店に行ってきた


Meat Meats 5 バル 飯田橋店にいつもの飯田橋の知人と秘書さんと行ってきたのだが、まあ当分肉は食いたくない感じ。


  meat meats 5 バル飯田橋店/食べログ公式写真より

元々、BBQが苦手なので素材モロの料理はあまり得意じゃない。サラダは小さなお皿に生の野菜を入れろ、というシステムだが、ちょっと生ムリって感じ。お皿も小さいし...野菜は乾燥したまんま。乾燥したままなのは外国では普通のことなので、これはいいとしよう。だが、盛りが小さすぎだよ。

肉はそれぞれ別のものを頼んだのだが盛り合わせ状態で運ばれてきた。一人前100gだとほんの少ししかないので、お酒のつまみ代わりだ。つまみにしては歯ごたえありすぎだ。

カレーも飯田橋にあるインド・パキスタン料理スルターンと比べると数段落ちる。とにかく、お皿がすべて小さいのだ。

店の雰囲気は明るくてそんなに悪くないのだが、ウエイトレスもアルバイトなのだろう、マニュアルどおりだし。まあ、一度行けばいいかな、というお店だった。





Pitch FMっていうFM局が愛知県刈谷市にあるのだが...

Pitch FMっていうFM局が愛知県刈谷市にあって碧海五市に放送しているCFM(コミュニティFM)なのだが...

先週、この近くの地域を車で移動中にこの局から放送が流れてきた。周波数83.8である。最初に流れてきた時に、いきなり”Bitch FM”と聞こえたので、ビクッとした。しかも、放送中に公告のつもりか何度もBitch,Bitchと連呼するのでその度にビクッ、ビクッと反応。よく聞いてみると、Pitchと言っているのだが、どうしてこんな紛らわしい局名にするのか疑問だ。

PitchはPitcherの動詞なので、投げるという意味で現在ではプレゼンを意味するものとして使用されているそうだ。そうなると、プレゼンFM?という意味になるのかな。変な名前。しかも、紛らわしいし、ってかそう感じるのは私だけかもしれないが...

親会社が株式会社キャッチネットワークなので、キャッチの反対、ピッチでどうだ、とかいう冗談みたいな話が会議で持ち上がって決まったに違いないなどと想像するではないか。

"Bitch"とは私は"牝犬"とかいう意味の汚い言葉だと思っていたのだが、それは昔の話で今は"ヤな女"などを示すのだそうだ。それならば、トランプ大統領がヒラリーとの討論会で"Such a nasty woman"と発言したのと同じ意味ということになる。


YouTubeより/1min10secからナイス合いの手



2016年11月10日木曜日

「ローマ人の物語 1 ローマは一日にして成らず 上」読み始めました。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)塩野七生さんの大作をようやく読み始めた。やはり面白い。いつ読み終わるだろうか。安倍首相が退陣するまでには読み終えたいな。


ローマ人の物語 1

リンクAdはモバイルリンクにしてみたがどう見えるのだろうか。試してみないと。

先週、ポエニ戦争のところを読み終わった。意外と戦術を詳述してあってオタクっぽい丁寧な説明で大変面白かった。正直、女性の書く歴史ものだから主観的なのかなあ、とナメていたのだがなかなかどうして主観的な部分の記述も客観的で感心した。塩野さん、スゴイ。これは確かに賞を獲るだけのことはある(2017/2/12)。

本日、六巻目を読了。いやあ、面白い、大変面白い。女性の書いた歴史本がこんなに面白いとは。女性目線というのか、男性史観でないところが凄く良い。軽く書けば萌え目線になるところだが取材力も抜群だし、読み応えある(2017/3/25)。

本日、11巻目を読了。相変わらず面白い。本当に面白い。<uploaded 24/Jul/2017>

現在、25巻目を読んでいる最中。
面白いが、まだ終わらない。<uploaded 27/Jul/2019>

やっと、26巻目終了。他の本を読んでいるせいもあるが、ペースダウンしている。
<uploaded 8/Oct/2019>

ラスト43冊目遂に読了。長かった。6年かかった。読み続けてよかった。今、ロシアとウクライナが戦争状態で創価新聞などは"第三次世界大戦"などと煽っているが、この本を読んでなければ、欧州の地政学的歴史を全く知らないまま解釈するところだった。そして、今も欧州の人々が中東に関わる理由なども全く理解できなかっただろう。ラテン語を猛烈に学びたくなった。
<uploaded 13/June/2022>