2017年7月9日日曜日

"結膜下出血"発生。白眼から出血しており見た目が気持ち悪い

三日前に突然、右目が出血しているのに気づき、急ぎ目医者へ。前に、"光視症"を発症し経過観察ということで何かあったらまた来てくださいと言われていたので不安な気持ちのまま女医さんのご託宣を清聴する。

それで、網膜はく離を起こしているわけではなく、原因不明の"結膜下出血"ということらしい。老化によるものが可能性大なのだろう、と自分で判断した。普通に生活していれば1週間ほどで治るとのことなのでまずは胸を撫で下ろす。

薬局で小冊子をもらったので引用する。

「放っておいても大丈夫」と言われたけれど
気になる結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)

監修:慶應義塾大学医学部 眼科学名誉教授 小口芳久

大切な「目」をまもるために、眼科の先生によく相談して指導してもらいましょう

結膜下出血とは


結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が出血したもので、白目部分がべったり赤く染まります。多少、目がごろごろしますが、痛みなどはありません。原因はさまざまで、思い当たる誘因がなくても出血します。結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。

出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いのですが、強いものでは2~3ヶ月ぐらいかかります。しかし、いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。

気をつけたい結膜下出血

* 眼外傷をうけた場合
* 痛みやかゆみ、目やにを伴う場合
* ひんぱんに繰り返す場合
* 熱を伴う場合


多くの場合、結膜下出血は放置しておいても構いません。しかし、上記の場合は、自分の症状をしっかりと眼科医に伝えアドバイスをうけましょう。

結膜ってどの部分?

正面から見える目の表面は、黒目の部分は角膜(かくまく)、白目の部分は強膜(きょうまく)という1枚の膜でおおわれています。このうち、白目の部分はさらに膜でおおわれており、それが眼球結膜です。眼球結膜は目の奥で反転し、上下のまぶたの裏側までおおっています。まぶたの裏側の膜は眼瞼結膜(がんけんけつまく)といいます。角膜は欠陥を持っていませんが、結膜には、代償の血管が多数存在しています。

結膜下出血の症状

* 出血の程度

結膜に存在する大小の血管が破れて、結膜の下に出血が広がります。小さな点状のものから、斑状(はんじょう)、時には眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。また、血腫をつくることもあります。

* 自覚症状

通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状はともないません。また、目が見えにくくなったり、視野が狭くなったりすることもありません。万一、これらの症状をともなう場合は、必ず眼科医の診察を受けて下さい。

* 症状の経過

ふつう1~2週間で自然に吸収されてきれいな白目にもどりますが、なかには2~3ヶ月かかるものもあります。時間はかかりますが、出血は吸収されますので心配はいりません。ただし、眼外傷などの後、長引くようでしたらすぐに眼科医に連絡して下さい。

出血と充血のちがい

出血は血管が破れて血液が出たもので、血管の走行がみえません。一方、充血は細い血管が拡張した状態をいいます。血管収縮剤を使うと充血の場合は赤みが少なくなります。

結膜下出血の原因と治療

結膜下出血の原因はいろいろとあります。

1. 眼局所の要因
2. 全身性疾患
3. 原因不明のもの


の三つに分けられます。いずれも、出血自体は、経度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどるため、治療の必要はありません。ただし、眼局所の要因や全身性疾患の場合は、原因疾患の知慮が必要です。まず、眼科医に診察してもらい指導をうけましょう。また、出血が止まっても赤目が広範で長引いている場合は、吸収促進のために血栓溶解剤などを結膜下注射することもあります。

眼局所の要因

* 目外傷、手術によりおこります。

穿孔性眼外傷は感染の予防などのため直ちに穿孔部を閉じる必要があります。なかなか消えない結膜下出血は穿孔性眼外傷が隠れている場合もありますから、眼科医に相談して下さい。

* 急性結膜炎にともなっておこります。

急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎などにおこります。この場合は、痛みや目やに、涙が増えるなどのほかの自覚症状があります。眼科の診察を受け、ほかの人にうつさないよう十分注意して下さい。

* 全身性疾患

動脈硬化、高血圧、糖尿病、出血性素因(貧血、白血病、紫斑病=しはんびょうなど)、腎炎にともなっておこります。

繰り返し結膜下出血がおこる人は上記の疾患の疑いがあります。内科で以上がないかどうか調べてもらって下さい。ほとんどの場合、結膜下出血がおこった後に眼底出血がおこることはありません。しかし、上記のような疾患が原因の場合は眼底出血がおこり、失明することもありますので注意してください。

* 急性熱性疾患にともなっておこります。

マラリア、猩紅熱(しょうこうねつ)、ジフテリア、コレラ、発疹(はっしん)チフス、インフルエンザ、麻疹(ましん)などでも結膜下出血がみられます。原因疾患の治療を最優先して下さい。

原因不明のもの

誘因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの誘因を挙げておきますと、くしゃみ、せき、過飲酒、月経、水中メガネのしめすぎなどです。

結膜下出血の患者さんへ
ワンポイントアドバイス

* 蒸しタオルで温めると、吸収が促進できます。

* 繰り返しおこる人は、内科を受診して下さい。

糖尿病、高血圧、血管や血液の異常がないかをしらべてもらいましょう。

* 出血以外に痛みなどの症状があるときは、必ず眼科医に申し出て下さい。

* 眼外傷がおこったときの状況は詳しく伝えて下さい。

鋭利なものや金属片などで眼外傷をうけたり、ボールや転倒などで眼球の最も弱い部分が外傷をうけたときなど(穿孔性が眼外傷)はすぐに治療が必要です。外傷の後、結膜下出血が長引く場合は、必ず精密検査をうけて下さい。

* 出血の症状が止まらないときは、止血のために結膜下注射をおこなうこともあります。これは、点眼で麻酔した後に結膜に薬液を注射します。ほとんど痛みがありませんので怖がらなくても大丈夫です。


参天製薬株式会社・提供

ここには書いていなかったけれど、主治医によると"老化"も誘因の一つらしい。

思い当たる節として、読書中眠くなったので少し横になっていたら、突然電話がかかってきて、何事か、と眼を凝らして急いで出たらなんのことはない、ただのセールスだったのだが、これぐらいでブチッときたのかもしれない、と考えると情けないほど弱々しくなった眼球である。歳をとるにつれ、ドライアイのような気がしていたので、やはり度々目薬をつけていたほうがいいのかもしれない。つい、忘れてしまいがちなので次回から気をつけよう。

薬なら→NOVARTIS

で、結局、プリビナ点眼液を処方された。これは、ナフォゾリン硝酸塩点眼液とも言われていて、目の血管収縮剤だとのこと。大体、一週間ぐらいで治るらしい。確かにかなり改善された。この薬は、血管平滑筋のαアドレナリン受容体に直接作用する。アドレナリン受容体は大きく分けるとα1、α2、βの三種類があるらしい。となると、プリビナは血管収縮、瞳孔散大、立毛、前立腺収縮などに関与することを考えると、α1(α1A、α1B、α1D)のようだ。最近、それほど頻尿にならないのは、この前立腺収縮も効いているのだろうか?しかし、ナフォゾリンはα2ではないから、前立腺とは関係ないか?ついでに言うと、最近、下半身が元気なのは関係ないのか?排尿障害が少し改善されて元気になったとか!?気のせいか...(uploaded 14/Jul/2017)





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