2017年7月9日日曜日

「永和温泉 みそぎの湯」探訪記

実は、愛知県愛西市永和地区には秘湯というか珍湯がある。この近くに温泉付きを売りにして永和台団地を新規に大規模造成する時に祈祷師として呼ばれた現在の経営者の父親が、ついでにパイプを引いてここまで温泉を分けてくれ、と依願して作られたものなのだそうだ。

私の記憶によると、1970年代から永和台団地は造成が始まり、第一次、第二次と募集枠を次第に増やしていった。その時の売りが、温泉付きだったのだが、このあたりは長島温泉が近いこともあって掘ればどこでも温泉が出るような地域だった。三重県桑名市長島町大倉にある住宅街も温泉を売りにしていて友人の父親がここを購入して彼が転校する前後に、温泉に入りに行ったことがあるが当時はとても羨ましかったのを覚えている。

津島市に温泉ランドが二つある。「くつろぎ温泉 湯楽」と「準天然温泉 旭湯津島」だ。蟹江町には、「尾張温泉東海センター、別名蟹江温泉」がある。この蟹江温泉は1970年代は長島温泉とともに爆発的に人気があったのだが、その語、徐々に寂れていき今では客が数えるほどだ。ナガシマリゾートとしてアウトレットモールも備え発展したナガシマスパーランドとはえりゃー違いだ。数年前に入ったが、風呂はかけ流しということではあったが、藻が浮いておりとてもゆっくり入っている気分にならなかった。今では、隣接している「尾張温泉 かにえ病院」のほうがリハビリセンターとして人気だ。他に、富吉駅前に昔、富吉温泉があって人気を博したのだが、人口の減少によって寂れていき潰れ、跡地にまもなくドラッグストアができる予定だ。

去年の夏にクリエイトエス・ディーというドラッグストアができたらしい。「結構、なんでも安い!」と母親が言っていた。私はまだ行ったことがないので今夏訪れた後にでもご報告したい。神奈川県を地盤としてお店をじわじわ広げているらしい、という話は聞いていたがスギ薬局の地元の愛知県まで侵食してくるとは...けれども、スギも関東に進出しているしお互い様か。北陸が地盤のゲンキーも愛知県でたくさん店舗展開しているし、500店舗達成のクスリのアオキも北陸から始まって、愛知県にたくさん出店しているし、バローグループのVドラッグは岐阜県から始まり今では250店舗以上だし、で中部地方は草刈場なのか?それとも、愛知県人はケチだから安さで勝負のドラッグストアが向いているのか?
<追記2019/3/20>

この富吉温泉は1980年に女子大生殺人事件の舞台となったことで一躍有名になったのだが、それからなんとなくパッとしなくなったような気がする。人口動向からいってもピークだったように思う。身代金の引渡し指定場所となった"COFFEE師崎"が蟹江町にまだあり、車で蟹江町にあるホームセンターのエンチョーやスーパーマーケットのヨシズヤに行く時など左側に見えるのだが、営業はしているのかいないのかわからないぐらいパッとしない。立地条件は申し分ないのだが...気の毒だ。

エンチョーは2020年に閉店。コーナンが居抜きで買い取った。関西系のエンチョーの品揃えはちょっと違っていて楽しかったのだが残念だ。結構安いコーナンが後に入ってくれたのは良かった。<2/Oct/2023>

この富吉温泉があった場所は実は駅は富吉なのだが、蟹江町なのだ。この蟹江町、別の殺人事件でも最近有名になった。2009年母子三人殺傷事件だ。犯人は中国人だったのだが、愛知県は中国人に限らずブラジル人など外国人が非常に多い。

ただ、温泉付き分譲というのは風呂好きな人ならパッと飛びついてしまいそうな物件だが用心しなくてはいけない。なぜなら、温泉代は有料なのだ。ガスと同じぐらいの料金がかかる。7,000円/1ヶ月ぐらいか。その上、お風呂の水を使って洗濯する時も洗物によっては気をつけなくてはいけない。また、水道代は別にかかるのだ。さらに、温泉はパイプが硫黄分もあり傷みやすいのでメンテナンスが必須だ。その料金もかかる。彼の家のお風呂は岩風呂風にしてあったので掃除が大変だとぼやいていたのを思い出す。

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さて、この永和台温泉だが永和台の造成が始まった頃、団地の前に渡し舟が置いてあり、そこにプロモーションのためであろう湯を入れて入れるようにしていた。ただ、丸見えだったような気がするが中学生だった私と弟は裸で入ったような気がする。あの頃はなんでもおおらかだった...今ではもちろん撤去されている。

そして、こちらの永和温泉だ。最初は、地元の農家の人ばかりしか入ってなくて、知る人ぞ知る温泉で両親も借りている畑の農家の人から教えてもらったそうだ。よくある温泉ランドはお湯をろ過して再度沸かす循環式なのだが、ここはかけ流しなので母親が好んでよく来た。最初は確かお賽銭箱があってそこに寸志を依頼していただけでお金は取っていなかったと思う。便所の裏にあって少々ベンジョ臭い温泉と私たちは呼んでいた。

で、いつのまにか隣りのスーパーマーケット?吉野家と合体しており、しかもなにやら宗教法人っぽくなっており、お賽銭箱の横に人形が立っていたりヘンな場所に変身していた。

駐車場は吉野家の駐車場を数台利用できる他、温泉前に軽なら3台ほど入るスペースがある。道路に放置してもどうってことはないのだが...

お客はいつもの常連から始まり、津島市や蟹江町からもやって来る。健康に不安がある人やアレルギーの人などが足を延ばすようだ。

温泉の税金は月に2.5万円ほどかかるらしく、しかもそれが湯船一つにつきということらしい。ここは男湯と女湯があるので×2で5万円取られるとのコト。料金は信者以外200円、信者は100円ということらしいがどうやって信者になるかは恐ろしくて聞けなかった。信者になんかなりたくなかったし...収支はトントンということらしいが、信仰のためにやり抜く覚悟だ、と店主?事業主?宗教法人責任者?が言っていた。私などは、宗教法人に成るために信者を募っているのではないか、20名以上いれば良いのだからすでに十分いるのでは?あと、礼拝している実績作りが必要なので毎日礼拝励行しているのでは?そうしたら、税金は各種無税になるのでは?すでに宗教法人になっていて活動を見せないといけないからやっているのか、それとも、宗教法人の認可をもらうのに石原元都知事が運輸大臣時代に圧力でオウムを宗教法人として認可させたようなコネと金がないので、未だにアピールし続けているのか?などと猜疑心いっぱいで見ていたので、ここに入湯する資格さえないのだが...

中はすべて手作りで、いろいろなものが廃棄物で形成されてハンドメイド感いっぱいである。壁は塩ビの波板、風呂はコンクリ、壁の土台はブロックと見ていて、これなら自分でも作れると思ったほどだ。

しかも、6月に行ったので気温は蒸し暑く、男風呂のドアは開けっ放し、女風呂も同様。じいさん、ばあさんがほとんどなのでナニを気にする必要もないのだが...

風呂は三つに分かれていてほど良い熱さ、掃除は毎日していると言っていた通り、藻が浮いている様子はない。これがかけ流しのいい所かもしれない、流されるしね。ただ、のんびり浸かっていると視界に黒いモノが素早く通ることがある。そう、ゴキブリだ。温かいので彼らには居心地がいいのであろう。まあ、気にするほどではない。なにせ、通るだけなのだから...温泉に飛び込むわけではない。ここはそんな小さなことを気にしていては入れない。椅子と桶はあるので、石鹸やシャンプー、髭剃りなどを使用する人は持参しよう。

写真は撮ったのだが、どうしても見つからなかった。いや、絶対撮った。確かに撮った。けれども、どう探してもないのだ。俗な私だからここの神様に拒否されたのかもしれない。仕方がない。再度探すかもう一度撮ってこようと思う、

場所は、永和駅から来ると左側にあるJAあいち海部 永和支店を通り過ぎ、右側に「カフェレスト シエン」を見かけたら、そこで右側に折れる。すぐに小さな旧道の小路があるので右に折れる。するとすぐだ。近くにやぐらがあるので日が高いうちは目印になる。(uploaded 17/Jul/2017)

この近くに同級生の実家だった小林商店があるがいつも閉まっているのでもう営業していないのかな?
(uploaded 19/Jun/2022)

各種口座、農業資金なら→JAあいち海部 永和支店

このカフェにいつか寄ろうと思うのだが時間がなくてなかなか行けない。

先月、時間があったので永和温泉に寄った。中には入らなかったが変わらず営業していて嬉しかった。



正面が本堂、右小屋が受付、左側奥が温泉


経営母体の”吉野家”ミニスーパー

。(uploaded 12/Jun/2023)




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